ゲームクリア感想「ヒーロー戦記 プロジェクト オリンポス」
最近大作ゲームを最後までプレイすることができず、期待して購入した「ガンダムブレイカー4」も終盤で放置中です。だってメインコンテンツのはずの戦闘が楽しくないんだよ……。
そんな感じで気軽にプレイできるゲームと、最近新作が出ないスパロボへの禁断症状から、ふとクローゼットにしまってあった3DSソフト、「ロストヒーローズ2プレミアムエディション」に目が止まってしまいました。
そういえばプレミアムエディションには、SFCのヒーロー戦記が同梱されていたけど、当時は序盤しかプレイしなかったことを思い出して。
本当はロストヒーローズ2本編をクリア後に再開するつもりでしたが、その本編にハマれず放置してたんだよなあ……。
そんなわけで、久しぶりにSDキャラが活躍するゲームをプレイしたくてヒーロー戦記、最初からプレイしてクリアしましたので感想を残したいと思います。クリア時間は20時間強。
ストーリーは、ウルトラマン、仮面ライダー、ガンダム各シリーズのキャラクターが共存する惑星エルピスにおいて、アムロ・レイ、南光太郎、モロボシ・ダンで構成されるゼウス(Zet Extraordinary United Space:連邦特別大使)が、各シリーズの敵キャラクターで構成されるテロリスト集団と戦うというもの(Wikipediaより)。
発売日は1992年11月。前年にFCの「第2次スーパーロボット大戦」が、翌年にSFCの「第3次スーパーロボット大戦」が発売される年になっています。まだまだスパロボ黎明期で、第3次、EX以降に盛り上がりを見せる直前のリリースだったんですね。
開発はこの頃スパロボの開発を行っていたウィンキーソフト。第3次、EX、第4次に続くキャラクターのよく言えば自由な掛け合いが本作でも沢山見られました。
システムはコマンド式RPG。メインキャラであるアムロ、ダン、光太郎とスポット参戦のキャラの4名で戦う方式になっています。
マップは各拠点とダンジョンのみが描かれ、移動は各拠点を道路のようなものでルート移動するシンプルな構成。移動シーンではSFCらしくマップ上を立体的に移動するアニメーションが追加されるため、世界の広さは感じられて良かったです。後半はファストトラベルほしい時も沢山ありましたが。
主人公たちはそれぞれウルトラマンやライダーに変身したり、MSに登場したりしますが、演出や会話から、ウルトラマンやガンダムは3mほど、ライダーは等身大として描かれているように感じました。街に3階建ての怪獣博物館があって各フロアに怪獣が展示されていることからも、40mは無いだろうし、オリジナルロボのゲシュペンストがパワードスーツ扱いで、MSも同様に召喚して登場していたところから、同じくらいのサイズ感と解釈していました。こういう設定変更が自由なところも当時のウィンキーソフトらしいな、と思ったり。
戦闘ではガンダムやライダーBLACK、ウルトラセブンがテクニカルポイントを消費してそれぞれの技を繰り出すのですが、その絶妙なこと。今のゲームのような派手さはないものの、しっかりとアニメーションする光線技やライダーキック、ハイパーバズーカなどの演出は大満足。更に中盤以降はガンダムがνガンダムに、BLACKはRXに乗り換え、進化して、ド派手な戦闘アニメーションを堪能できました。
第4枠であるゲストユニットも多彩で、ゲシュペンストやウルトラマンタロウ、Zガンダムにキュベレイ、果てはサイバスターにグランゾンなど、今のスパロボにも参戦するユニット、キャラクターも多数活躍しており、短い出番ながら迫力の戦闘アニメーションを見せてくれていました。
そして何より面白かったのがストーリー。各作品の個性的な悪役が共闘する台詞回し、本編とキャラ違うくない?な南光太郎、東光太郎。そしてゲストキャラなのにメインキャラより存在感濃いめな風見志郎だか早川健だかわからないV3など、俳優ネタも多めで笑えるシーンが多数あって飽きません。ミネバにたこ焼きを買ってあげるハマーンなんて、後に絶対福井さんガンダムUCに流用したでしょと思えるほど。
そんな感じで最後までダレずプレイできました。個人的にもキャラゲーの名作の一つだと思いました。
とはいえ序盤の攻略がきつかったり、再プレイする予定は無かったので、攻略サイトを参考にしつつ、隠しユニットも出現させて楽にクリアさせていただきました。
さて、次はなんのゲームをクリアするかな……?