結構ありなトンデモ日本描写「G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ」
字幕版で鑑賞しました。
G.I.ジョーといえば、こち亀の両さんがフィギュアのファンだったことくらいしか知らず、近年公開された劇場版2作も未見なので、それからの情報が全くアップデートされていません。まあそれでも、「スネークアイズ」というのがメンバーの人気キャラらしいことは理解したので、本作はそのオリジンとして頭空っぽにして楽しむことが出来ました。
スネークアイズはNINJAだけどどうやらアメリカ人。冒頭平岳大演じるタカムラに雇われて、なにやら色々画策している様子で、この部分が一番分かりにくかったですが、飛行機に乗って日本にやってきた辺りから、展開も分かりやすくなって、作品にも乗れてきました。
NINJAの本拠地が東京から車ですぐの姫路城でも気にしない。江戸城も姫路城だしね!ただ東京の空港がだだっ広くて富士山が見えたのには笑いました。どこだよ。あと新宿にある銭湯はすごい。浮世絵かよ。
舞台がほとんど日本ですが、主人公や彼との辛味が多いキャストは、トミー役のアンドリュー・小路やアキコ役の安部春香さんがネイティブだったり英国を中心に活躍しているため、スムーズな英語だったのが印象的でした。安部春香さんは、これから日本や世界でブレイクしてくれると嬉しいなあ。
アクションはやはりクライマックスのお城での決戦が見どころありました。嵐影頭領の石田えりさんもアクションしていて、NINJA大戦見てる満足感。
2019年に大々的に日本ロケをしていることがニュースになっていましたが、コロナ禍で制作が遅れたのでしょうか。ようやく見ることが出来てよかったです。吹替も豪華ですが、字幕版も、ジャパニーズイングリッシュ、片言日本語が混在する本作の魅力が堪能できますよ。