監視社会
今日、久しぶりに学食に行くと、多くのスタッフさんが、話している人に注意して回っていた。もちろん席は一つ開けた状態になっていて、話すとしても背中越しになる。そこまでするのかとびっくりした。
食事中はマスクをしていないので飛沫が飛ぶリスクがあるのはわかる。しかし、食事を監視しなければならないほどのリスクがあるのか疑問である。
注意するために雇われているスタッフさんはどこまでその食事中にリスクがあると思っているのだろうか?恐らく大学からそういう指示が出ているからやっているだけだろう。ではなぜ大学はそういう指示を出したのか?国や自治体から食事中は話をしている人に注意してくださいという指示は出ていないと思うから、自主的な判断だろう。
忖度により勝手に厳しいルールを作り、それを守らせるために監視員を雇う。理由はわからないけど監視するように言われたから監視する人。世間の空気的になんとなく厳しいルールを作ってみた大学。私にはそういう風に見えた。
何度目かわからない緊急事態宣言が出て、今回は一日中お酒の提供を禁止する「現代の禁酒法」が発令されるらしい。100年前の歴史の教科書を見ているみたいだ。ナチスの秘密警察が自粛警察に変わり、見せしめのように飲食店に迫害する。
本当に緊急事態なのか?世界で最もベッドの数が多くて、世界に比べて感染者数がないはずなのに、なぜ医療現場がひっ迫しているのか?飲食店を規制することでどれほどの効果があり、これからの規制にどういった効果を期待するのか?
一人一人が正しい情報を得て、正しくコロナを恐れ、コロナ対策か自分たちの保身かわからない政策を打ち出す政府を私たちも監視しなければならない。