1人の人間と1人の人間
多くの大人は子ども対等であろうとしない。
乳幼児だとまた違うけど、幼稚園児や小学生に対しては自分の方が優位だと思うだろう。
単純に筋力で言えばそりゃ大人の方が強い。けどそれくらいしか子どもより強い部分はないと思う
ただ僕らの方が少し早く産まれただけ。
小学校の学童で働いていた時にも感じたけど、子どもを「子ども扱い」している大人がしばしばいる。
子ども扱いというより「幼児扱い」といった方が適切かもしれない。
大人の方が偉い、賢いって思っているように見えた。
僕は子どもたちを「友達」だと思っている。同僚にこんなことを言ったら怒られただろうけど。
でも大人も子どもも誰しも「1人の人間」なんだ。
そこに年齢や知識なんて関係ない。子どもだって知ってること、考えていること、憤っていること、声に出して言えないこと、いっぱい抱えている。
大人と変わらないじゃない。
よく「子どもみたいなこと言うんじゃない!」なんて言葉を見聞きするけどとんでもない。
そんなこと言うなんて子どもたちに失礼だ。大人たちが躍起になって話していることなんて超絶どうでもいい話題ばっかりじゃないか。
そんなことより毎日遊んで楽しいことを探し、感情をさらけ出し、傷付き傷付けられ、成長していく。
よっぽど命を輝かせている。
僕ら大人だって経験してきたはずだ。いつしか余計な荷物をいっぱい背負っちゃって忘れてしまったのかも知れないけど、この力はみんな持っているはず。
子どもと出会った時、「子どもだから」なんて考えは捨てて、人間同士として向き合ってみたらいい。
気付くことがいっぱいあるよ。
少なくとも自然に笑うはできるんじゃないかな。