『アルゴリズムが世界を支配する』読んだんでメモ。

『アルゴリズムが世界を支配する』読んだんでメモ。

http://www.amazon.co.jp/dp/4040800044

すっごいおもしろかった。

まあ、この分だとアルゴリズムが世界を支配するのは時間の問題だなー。という感想。

様々な業界での具体的なエピソードをネタに、あらゆる選択は最小単位まで噛み砕くと二択になるから、世の中のほぼ全ての問題はアルゴリズムで解決する話。

『マネーボール』『フラッシュボーイズ』『IBM奇跡のワトソンプロジェクト』などのエピソードや、アルゴリズムで作曲するEmmyや脚本だけで映画がヒットするかをアルゴリズム分析するEpagogixも紹介されてた。

人間の気持ちや脳みそや感性がアルゴリズムによりハックされゆく時代がしばらく続くんだろうなあ。

読み終わったあと『UNIXという考え方』と『CODE』はもう一回読み返したい気持ちに。

以下メモ書き

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「古典的な定義によると、アルゴリズムとは手に入る情報をもとに、利用者を特定の回答やアウトプットへ導く一連の指図書」

「アルゴリズムの侵略は、多くの変数を抱えた複雑な問題を全て二者択一にまで分解する。」

「コンピューターのおかげで巨大なクモの巣のようになってしまったアルゴリズムを制御することはできない。」

「アルゴリズムを実用可能にしたのは数学だ。数学は世の中の様々な事象を観測したり考察したりするために利用するものだった。今では、自分たちが住む地球や生活や文化の根幹をなす潜在的なツールになっている。」

「今ではクオンツやプログラマーたちは、他業界の弱点を見つけ出してそこに営業をかけ、アルゴリズム使って古い体制や手法を消滅させ、巨額の報酬を得るというビジネスをはじめている。」

「本当のところは、アルゴリズムがいかにして全てを乗っ取ったか、というのが正確な事実なんだけどね。」

「次はどの分野がアルゴリズムによって侵略されるか予測するには、次の2つの条件を足してみて判断すればいい。崩壊の可能性と、その見返りの大きだ。」

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