【Jリーグ】アウェイの人帰られへんアウォーズその3 最も帰れるチームは?
Jリーグのスタジアムに遠征するアウェイチームのサポーターが公共交通機関(電車、バス、飛行機、フェリー等)を利用してその日のうちにホームタウンの代表駅まで帰って来られるかを調べる企画を1年間やってきました。
1年間のまとめとして、先日「最も帰られへんかったチームのサポーター」「アウェイサポーターをその日中に家に帰させないチーム」を下記noteにて勝手に表彰させていただきましたが、
今回は「最も泊まらず会社休まずアウェイ遠征出来たチーム」を表彰したいと思います。宿泊費もコロナ前に比べて結構高いですからね。
今回ランクインしたチームの近隣にお住まいの方、このクラブにどっぷり浸かっても比較的リーズナブルにサポーター生活が送れます。是非とも地元チームを応援して頂くだけで無くアウェイ遠征にもぜひお出かけ頂き、ホームゲームとは違う雰囲気の中でサッカー観戦を楽しんで頂きたいものです。
ルール
帰れるか否か判定の細かいルール、具体的な判定例などは各節毎のページをご覧頂く事として
ここでは今回使用するポイント集計方法についてご説明いたします。
(前回の帰られへんの時と同じです)
・その日のうちに帰れない場合…2点
(終電・終バス等で日付を跨いだ、と言う場合はその日のうちに帰れているとみなし、0点です)
上記に加え、帰り着くのが平日になる場合は以下の要領で加点
・ホームタウン着が平日の朝になる場合… +1点
(会社には朝から出社できる位の時間)
・ホームタウン着が平日の午前~お昼になる場合… +2点
(会社には昼から出社できる位の時間)
・ホームタウン着が平日のお昼を大きく過ぎる場合… +3点
(会社には昼でも出社できない位の時間)
帰り着くのが休日な場合は、到着が何時になろうが大勢に影響無いので時間による加点は無しとします。
集計対象
以下の試合とし、Jリーグ以外のチームも参加する大会は含みません。
・J1、J2、J3 各リーグ戦
・ルヴァンカップ
・J1、J2各昇格プレーオフ
調査結果発表
ポイントが同点の場合は、単純に「その日のうちに帰れない」回数が少ないチームを上位とします。
第10位~第7位
第10位 12点 松本山雅FC
その日のうちに帰れない=6試合
第 9位 12点 カマタマーレ讃岐
その日のうちに帰れない=5試合
第 8位 11点 福島ユナイテッド
その日のうちに帰さない=4試合
第 7位 10点 アスルクラロ沼津
その日のうちに帰さない=5試合
J3リーグのチームが並びました。J3は大都市のチームが少ないものの比較的帰ってこれやすい要因は2つあります。
1つは夏のナイトゲーム期間。J1、J2よりも少し短くて梅雨明け時期や9月あたりは昼間開催がJ1、J2よりも少し多いかな。
もう一つはルヴァン杯の3回戦まではJ3同士で対戦しない限り基本ホーム開催になる点がJ1、J2との差になっています。
ランク外なものの、その日のうちに帰られへん試合が5試合以下なのは、
5試合:磐田、東京V、横浜FM、甲府
4試合:柏
第5位
10点 湘南ベルマーレ
その日のうちに帰さない = 4試合
ホームタウン着が平日の朝= 0試合
ホームタウン着が平日午前= 1試合
ホームタウン着が平日午後= 0試合
ホームタウン着が平日の9時を過ぎたのはルヴァン杯秋田戦(4/20)の1試合のみ。リーグ戦に至っては全てその日あるいはその週の休日の中で遠征が完結するという理想的な日程の組まれ方でランクイン。
10点 ザスパクサツ群馬
その日のうちに帰さない = 4試合
ホームタウン着が平日の朝= 0試合
ホームタウン着が平日午前= 1試合
ホームタウン着が平日午後= 0試合
空港から遠く遠征には比較的不向きなホームタウンだが、アウェイ昼間開催が全て14時までにキックオフとなる試合で組まれた事が順位を押し上げJ2で最も帰れるクラブとなる要因となった。
第4位
9点 大宮アルディージャ
その日のうちに帰れない = 4試合
ホームタウン着が平日の朝= 1試合
ホームタウン着が平日午前= 0試合
ホームタウン着が平日午後= 0試合
地理的には5位の群馬よりも帰りやすい位置にあるが順位的には1点差。東北北陸は新幹線で1本、西からは羽田着23時ちょい前なら大宮まで帰れるのでJ2昇格後も上位を維持できるのでは。
第3位
7点 川崎フロンターレ
その日のうちに帰れない = 2試合
ホームタウン着が平日の朝= 1試合
ホームタウン着が平日午前= 1試合
ホームタウン着が平日午後= 0試合
帰れなかったのは5/15鳥栖、10/9新潟といずれも平日夜の試合で夏のナイトゲーム期間をノーお泊りで乗り切った事がJ1最上位となった勝因。ACLは集計対象外としているが、余った有給休暇はACLに存分に使う事が出来る。
第2位
6点 FC岐阜
その日のうちに帰さない = 3試合
ホームタウン着が平日の朝= 0試合
ホームタウン着が平日午前= 0試合
ホームタウン着が平日午後= 0試合
上述の川崎とは逆に夏のナイトゲーム期間を鳥取宮崎八戸という遠隔で固めその他の期間を堅実に帰って来れる戦略で、近隣に同カテゴリークラブが無い中で堂々の第2位ランクインとなったFC岐阜。やはり日本の中心は名古屋と納得させられる結果に。
ちなみに名古屋が上位に来ないのはルヴァン杯で平日アウェイが多くお泊り遠征(8回)が嵩んだため。
第1位
5点 YSCC横浜
その日のうちに帰れない = 2試合
ホームタウン着が平日の朝= 1試合
ホームタウン着が平日午前= 0試合
ホームタウン着が平日午後= 0試合
帰れますランキングを制したのはYSCC横浜。帰って来れない2試合は7/20鳥取と8/25長良川。長良川19時KOの試合で関東は一律帰られへん判定にしているのですがYSCC並みのサポーター数であればひょっとしたら帰って来られるのかも。そんな末脚を残しつつ八戸、宮崎、そして琉球からでもその日の内に帰って来れる地理的な強みを存分に発揮されたことをここに彰したいと思います。
YSCCはJFL高知との入れ替え戦に敗れ、2025年のJリーグではその姿を見る事は出来ませんが、私達は忘れないでしょう。YSCC横浜と言う非常に帰れるチームがあった事を。
そしてYSCCは帰られへんチームでは無いのです。JFLにお泊りする事無くJリーグに年を跨がずに帰って来てくれると思っております。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございます。
後1記事「最も帰させますクラブ」も後日改めて、ですが出来るだけ早く書きたいと思います。