この感情の先を探している
こんにちは。
最近の夜は涼しくて過ごしやすいですね。少し肌寒くも感じますが。
先日、バイトで数学を教えていた時に生徒と少し話をしました。
「私は基本的に何もかもどうでもいい。実際人生なんてものいつだって投げ出せるし、そうなれば勉強なんてどうでもいい。」
現代の若者の象徴というような考えを聞きました。
世代で言えば生徒と私は同世代となるでしょう。私が驚愕したのは生徒の考えが私の持っている考えと全く一致していたことでした。
親友との間ではよく話題にあがることとして
「就活」
というものがあります。
大学3年となればこれから就活が本格的に始まるという時期であり、私は大学院進学を志望しているのであまり本腰を入れてはいませんが、親友は就活しなければいけません。
しかし、私たちはいつも決まってこのように言うのでした。
「いや別によくないか。就活とか考えたってどうしようもないし、やる気はないし。」
「人生は敵作ってなんぼ。あがいてもがいて生きるしかない。」
私たちには若者の象徴という感覚はありませんでした。
生徒から言われた時に少し俯瞰して見ることができたのでしょうか。
しかし、結局はその考えを肯定することしかできませんでした。
私自身がその考えだからです。
そう思うと余計に面白く感じました。
このように考えている人は多いのでしょう。でもそれを面と向かって私に言ってくるという事が面白かったのでした。
生徒はさらに言いました。
「私は他人とは違っているように感じる。でも私が違っているんじゃなくて、他人が違っているだけじゃないのかなって。」
私はまた笑い出してしまいました。
「あぁ、それなら俺も似たようなこと考えてたよ。」