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WBC関連の行動ログにみる、ワークスタイルとメディア利用

こんにちは、笠原です。本日ご紹介する記事は「WBC関連の行動ログにみる、ワークスタイルとメディア利用」についてです。

今年3月に行われたWBC、14年ぶりに日本が優勝という歴史に残る結果となりました。
皆さんの中でも、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
普段野球を見ない私も、決勝を見て日本優勝の瞬間は感動しました・・・!

去年の11月のサッカーワールドカップでは、ABEMAでの配信が話題になりましたが、
今回のWBCの侍ジャパンの全試合は、地上波とAmazonプライムビデオで配信が行われましたね。

WBCをきっかけに、有料サービスであるAmazonプライムビデオの利用はどこまで伸びたのでしょうか。

さらに、インテージの持つメディアログ、i-SSPから、地上波or Amazonプライムビデオの利用実態を性年代、職業別、ワークスタイルなど様々な切り口で見ることができます!
それではその実態を見てみましょう。

以下、記事からの引用です。
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この図はWBC前後のAmazonプライムビデオスマホアプリ利用率を表している。やはり目立つのは準決勝(3/21)と決勝(3/22)が行われた2日間の利用率が突出して高い点だ。この2日間は朝8時からの放送ということもあり、テレビの前に行って視聴するのではなく、身支度を整えながら、あるいは布団の中で眠い目をこすりながらスマートフォンで視聴していたといった人も多かったのかもしれない。また決勝があった22日の利用率が特に高かったのは、前日の準決勝が祝日であったのに対し、22日は平日だったため、学校や仕事などでテレビ視聴ができない層が多く利用していた可能性が考えられる。
 

地上波生放送は男女50-60代と男性10代の接触率が高くなっている。比較的自宅でゆっくりと視聴ができる層であるがゆえの接触率の高さなのかもしれない。
「Amazonプライムビデオ」アプリは特に男性10-30代で利用率が高く、次いで男性40代や女性20代と、若年世代におけるスマホでの動画アプリ視聴が進んでいることがうかがえる。

職業から見たWBC視聴行動の違い

次に職業によって視聴の仕方に違いがあるのかをみていく。以下の図はテレビの接触率を職業別に見たものだが、「専業主婦・専業主夫」や「無職」、「派遣社員・契約社員」の接触率は全試合で高めとなった。とくに「専業主婦・専業主夫」や「無職」は行動の自由度が高いこともあり、21日や22日に朝8時から自宅でリアルタイム視聴することも容易だったのかもしれない。

また「正社員・公務員」のみ、22日のリアルタイムの接触率が低い分、再放送の接触率が高くなっている。通勤・勤務中のためリアルタイムで試合を視聴できなかった層が帰宅後に試合を見直していたと思われ、ここからも決勝戦への関心の高さがうかがえる。
そして「学生」は接触率が顕著に少なく、テレビ離れの傾向が垣間見える。

同じく職業別に「Amazonプライムビデオ」アプリの利用傾向をみていくと、地上波の傾向と真逆に、圧倒的に「学生」の利用率が高いことがわかる。テレビ接触率のほうが依然として高い状況ではあるものの、この結果からも若年におけるコンテンツ視聴においてアプリの利用が浸透していることがうかがえる。

「学生」に次いで高い利用率となっているのは「正社員・公務員」や「自営業・個人事業主」であった。これらの層は、通勤や出社によりテレビ視聴ができない分、アプリを利用して試合をリアルタイムで視聴していたと考えられる。
最も利用率が高かった22日の決勝については、試合が朝からお昼にかけての時間ということで、ひとりでの視聴だけでなく、「学生」は春休み期間中に友人と一緒に楽しんだり、「正社員・公務員」も会社で同僚と視聴したり、といったシーンも多かったのではないだろうか。

「学生」に次いで高い利用率となっているのは「正社員・公務員」や「自営業・個人事業主」であった。これらの層は、通勤や出社によりテレビ視聴ができない分、アプリを利用して試合をリアルタイムで視聴していたと考えられる。
最も利用率が高かった22日の決勝については、試合が朝からお昼にかけての時間ということで、ひとりでの視聴だけでなく、「学生」は春休み期間中に友人と一緒に楽しんだり、「正社員・公務員」も会社で同僚と視聴したり、といったシーンも多かったのではないだろうか。

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いかがでしたでしょうか。
私は改めてデータってすごいなあ!と感銘を受けた記事でした。
 
その昔は(私が小さいころ・・・笑)野球観戦すると言っても、現地で観戦する以外は【テレビ】というメディアしかなく、全員が地上波を見て応援して、その反響は視聴率でしかわからなかった時代がありましたよね。
 
それが今や同一コンテンツで、様々なメディアやデバイスで視聴可能となり、性別、年代、職業、職場環境などの様々な属性がわかることって本当にすごいことではないですか?(笑)
 
その属性が把握できることで、「生活者」がきっとこういったシーンで視聴していたのだろう、例えばそれはベッドの中で、朝の身支度中、職場での空き時間に、学生さんは休憩時間に・・・という情景まで目に浮かんできます。
 
当たり前のことですが、生活者には仕事や学校などそれぞれの【生活】があり、今回のWBCは平日の開催もあった中で、試合をリアルタイムで楽しむことは難しい環境であったはずです。しかしそれぞれの生活者が、それぞれの環境に合わせて利用するメディアを選択し、WBCを楽しんでいたことが、とてもよくわかる記事だと思いました。
 
同一コンテンツであっても、楽しみ方は多様化されていること、より個人に最適化されているということが伺えました。

この動きを見て、様々なメディアに広告出稿しているマーケターの皆さんには、メディアプランニングを練り直す必要性を感じている方も多いのではないでしょうか。

知るギャラリーの記事本編では、WBCの視聴実態についてさらに詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にご覧ください!