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色が溢れている世界でなぜモノクロ写真?[モノクローム道]
なんでモノクロで撮るんでしょう?
こんばんは、yukiです。
世の中色が溢れていて、
美味しそう、だとか、美しい。だとか
色から得られる感動を切り取りたいから
写真を撮るのも大きな理由ではないでしょうか?
少なくとも私は色に惹かれるし、
なんなら自分好みの色に調整できる現代において、
モノクロで撮るっていう概念が頭になかったんです
モノクロって、
どういう思考でとればいいか皆目検討もつかず、
森山大道という聖域のような、
ここの領域を簡単に侵してはならないと
そんな気がして敬遠していました。
でも、モノクロにも挑戦してみたいな
と思っているところです
それは、
うわ~このモノクロ写真いい~~~
っていう写真を目の当たりにしてしまったから!
とてもぐっときた。
こんなモノクロ撮ってみたい!
Lumixの「LモノクロームD」という設定で
少しシャドウを持ち上げたものらしい
Lumixのモノクロはいい!と写真家のコムロミホさんも
Youtubeで何度もおっしゃっているので、
特別にいいものかもしれない?
special thanks;cessna_still
とにかく写真がきっかけとなり、
モノクロってなんだ?を
ざっくばらんに考えてみました。
色の世界は、
色が織り成す濃淡、明暗、コントラスト、階調などの
色(光の反射や透過なんだけど)の情報から
雰囲気、時間、湿度や温度、音さえ、
その背景を様々に読み取ることができ、
また、撮影者が読みとった色を表現することで、
伝えたいイメージがより伝わりやすいというのも
利点にあると思うんです。
極端なボケの表現や、
明瞭度をさげて輪郭をぼかした表現でも、
色のグラデーションでなんとなく形はわかるもの
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色の強弱や濃淡があって、それらが形作る。
まるで、印象派絵画のモネの絵であるように
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色の滲みがすきーー!
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一方で
色が削ぎ落とされたモノクロは、
そこにはシンプルに光の階調、あるいはコントラストしか映し出されていない。
その写真は、
『形が織り成した光』を捉えている
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(カラー写真をモノクロにしてみました)
以前、こんなことをかきました。
写真は曖昧な事実だと↓
主観のままに、感じた色を特に主張したり、
ブラしたり、ボカしたりということは、
誰がみてもそう見える"客観的な現実"を、
『主観的な事実』に捻じ曲げ、
その現実を曖昧にする
ただ、私たち観る側は
経験や価値観、想像力と折り合いをつけ、
情景を想像し、再構築することで
こういうものだろうな、と
思うがままに勝手に解釈する
モノクロ写真なのに、その色が脳裏に浮かぶように。
ボケているのに、その輪郭が分かるように。
そうして、再構築された写真は
その人の物語になる
↓以前公開したその記事
↑かっこいいね…
モノクロは、とても、曖昧でシンプル
そう、とても。
情報を削ぎ落とされた写真を観て、
なんだろう?!と没頭して画を辿るうちに、
脳が勝手に早々と自分の記憶なんかと結びつけて
物語を構築しやすいのかもしれません。
観る側としては何か行間や空気感みたいなものを
どうにか感じ取ろうとしている気がする。
しかし、撮影者側からの視点で考えてみると、
色がもつイメージのエモさとか、
彩り美しい風景を伝えたいとか、
そんなことよりも、
造形美を現すため、
に尽きるのではないだろうか。
色や物語なんかはご想像にお任せしますよ、
写真なんて個人の主観ですからね、と、
媚びていない。
シンプルって、かっこいいなぁ
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その椅子の形を浮かびあがらせていた。
初めてモノクロで撮った記念すべき1枚になった
Fujifilm ACROSべースに現像
黒が潰れているけど(たぶんトーンカーブのせい?)
それがいいのかわるいのかさえ判断つかず、
おもむろにシャドウをあげたくなかった
形を魅せたいとき、媚びない独自路線をいきたいとき、
モノクロが映えるのか?
そんなわけで、
モノクロ写真、奥が深いぞ
そして面白そうだぞとドキドキしています
踏み込んでは行けない領域に、
踏み入れてしまったような感じ!
頭でっかちにまず考えてみたけれど、
今は、ほぼモノクロのような、
かなりアンダーで撮り、
現像もまずはモノクロをあてる
というやり方を試しています。
私的にはすっごい変革が起きたんです!!
そんな使い方が私のモノクローム道になりそうな予感…
モノクローム大革命についてはまた次回に!
午後9時にね~!
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