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駿河竹千筋細工

静岡市内で”駿河竹千筋細工”を扱う職人12人で組織される協同組合。
駿河竹千筋細工は細く割った竹を丸く加工した竹ひごを用い、
伝統的な技法で一本一本編んだり、組んだりして
繊細な花器、虫かご、菓子器などに仕上げている。
昭和51年には通産大臣(現:経済産業大臣)から「伝統的工芸品」の
指定を受け、江戸時代から受け継がれる独特な技法は
時代のニーズに対応し、竹の持つそのしなやかで滑らかな曲線は
国内外多くの方々に喜ばれている。

ギャラリーTetoTetoでお取り扱いございます。


照明作家 谷俊幸氏との作品 HOKORE
極細でより繊細でしなやかな花器 湧雲

孝行なら竹細工
竹ひごを、組んだり編んだり。
出来上がりこそしなやかで軽やかなものだが
個性ある竹ひごを一本一本曲げて
ひとつひとつ穴を空けて組んでいく
その作業と歴史は想像するだけで重たい。
そういうものかもしれない。
東海道を行く参勤交代の諸大名に人気を博し
「孝行をするが第一、竹細工」と
雑俳が作られるほどだったその作品を
今、丸子のこの店に置かせてもらっている縁。
そういうものかもしれない。

文・花澤啓太

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