こぞう匣スタイル主宰 戸田勝久 8 ギャラリー TetoTeto 2023年2月14日 14:57 駿府の工房匠宿 木と漆の工房長でもある戸田勝久氏。木材を細工し、継ぎ合わせる伝統技法、指物(さしもの)。丁寧な仕事で生まれる美しい線。仕口(しぐち)と呼ばれる細工が組み合わさり、堅牢にできた家具は使うたびに心地いい。ミラーはギャラリーTetoTetoでご覧頂けます。木口(こぐち)という面を、いかに見せないか。木口は年輪が見える面。立木を垂直に切った面。根っこが水を枝葉に吸い上げていく道管(血管のようなもの)が見える面だから、そこを隠せば隠すだけ木は水を吸わない。だから狂いが少ないのだ。角度をつけて接合するのは見た目だけでなく道具として美しいのだ。きっとそんなことを考えている戸田の頭の中は角度や数字のことでいっぱいだから私からはそんな話はしないでおく。 文・花澤啓太ティッシュケース七角箸・黒檀第43回静岡伝統工芸展 静岡県知事賞 受賞 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #駿府の工房匠宿 #ギャラリーTetoTeto #こぞう匣スタイル #戸田勝久 8