腹よじれる。
茶人 古田織部が現代にいたなら。
織部さんよぅ、
見てますかい。
一見のみで腹よじれる器が欲しいとおっしゃってましたが、今もお探しで?
あなたなら今、何が見たいと思われる。
何を描きたいと思われる。
そんなことを想像しながらつくる陶芸家が信楽に。
400年の歴史を繋いでおります。
車。
カタツムリ。
ペンギン。
仕掛けの多い絵本のように、詰めが辛い!とっても甘くない。
隅々までぎっちり描かれた景色たちは、今だからこその織部焼。
・・・
少し未来の話。
車はなくなりドローンで体を運び、
温暖化でかわいいペンギンたちは絶滅していて、
雨ばかりの天候でカタツムリは住みやすくなり電伝虫なみに巨大化。
そんな400年ほど未来の地球人類がこの器たちを見た時に、
どんな思いで手に取るだろう。
歴史を感じるアイテムに腹がよじれるだろうか。
そんなことで、陶芸家 澤克典さんの工房へ行ってまいりましたよ。
澤さんは、焼締と釉薬ものどちらも焼かれます。
今回ご紹介する作品は釉薬を掛け分けて作られる織部焼のみです。
見守る狛犬が大きな口であくびをしてる間に前を通り過ぎます。
工房の外は大きな壺がこれでもかとゴロン。
寒い信楽の風にも、暑い高原の太陽にも負けず佇む。
暖かな薪ストーブの中、時間をかけて見せていただきました。
酒器・茶盌・珈琲碗。
それに向付たち。
オンラインストアでは順番にご紹介してまいります。
まずは酒器・茶盌・珈琲碗。
YouTubeにて「現代にもし、茶人 古田織部がいたらなら」公開中。
作品のストーリー。どうぞ、ご覧くださいませ!
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