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【後編】SexPistolsとバレェリュスの共通点:マルコムはディアギレフをロールモデルにしていた?!


社長「マルコムってディアギレフの真似してると思う」
ぼく「なんすかそれ?!もっと詳しく」
ということで
セックスピストルズがバレェリュスの影響を受けていると思う話,
後編です。

前編はこちら


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Pistolsとバレエリュス

前編では,マルコムがPistolsをプロデュースするに際して,バレェリュスを参考にしたのではないか?という仮説を書きました。

「アナーキー・イン・ザ・UK」のプロモーション中,テレビで放送禁止用語を連発し,英国国歌と同じタイトルの「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」を演奏し逮捕され,炎上商法を狙っていく様は,「牧神の午後」で貴族に下品な振り付けを見せて下ネタ炎上したバレエリュスとそっくりです。

また,これは必然かもしれませんが,大勢の天才アーティストがピストルズ,バレエリュスそれぞれを支えた環境もそっくりです。

ピストルズの衣装といえば!ヴィヴィアンウエストウッド姐さん!

辿った軌跡

さて,そんなバレエリュスは,のちに世界ツアーを開催。
大成功(&炎上)を収めます。

レオン・バクストが描いた「牧神の午後」

意識してか,たどった軌跡が同じなのか,マルコム率いるセックスピストルズもまた,イギリスを飛び出して全米ツアーへ!

しかし,このツアーがきっかけで,ジョニーロットンらが脱退します。

メインキャラクターの脱退は必然か?

1978年のアメリカツアーでは,わざと保守的なエリアを周り,炎上商法を狙っていたマルコム。
一方,そのやり方に嫌気がさしていたジョニーロットンは,このツアーをきっかけにピストルズを脱退します。

そしてピストルズは解散。
その後,ご存じのようにジョニーロットンは「ジョン・ライドン」とまともな名前に改名して本名に戻して,「パブリック・イメージ・リミテッド」というバンドを結成しました。
*ジョニー・ロットン=腐ったジョニー の意味。

PILになってから日本にも来ましたよ

実は,バレエリュスもまた,メインダンサー アンナ・パブロワが脱退して,別団体を作るなど,分裂していきました。

アンナ・パブロワ

ピストルズはドイツのの音楽をオマージュ


ちなみに。
ピストルズをプロデュースする前,マルコムはNYdollsのマネージャーをしていたことから,ピストルズの音楽はNYdollsへのオマージュだとする声があります。
しかし,音楽を精査するとピストルズの音楽は,ドイツの1970年代プログレッシブロックを元にしていると考えられます。

タンジェリンドリームのファースト・アルバム『エレクトロニック・メディテイション』

このことは,後年,ピストルズ解散後のジョン・ライドンがPILにてドイツのプログレ風音楽を続けたことからも明らかです。


弊社取扱中。SEXオリジナル。

ちなみにこれは,ヴィヴィアンウエストウッド1988/89年秋冬のコレクションで用いられたハリスツイードと同じ生地と思われます。

なぜなら,弊社にあるものは,ヴィヴィアンとマルコムの息子ジョセフコールによる復刻版だからです。→通販サイトこちら


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