ゴルチエの最高峰技術を継承する
ゴーギャン,バカンス,ソフトチュール。
こんにちは,大阪なんばにある高級セレクトショップ「Gallery」社長のSNSスタッフです。
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2000年の春夏、
ゴルチエは「ほろ酔い気分のゴーギャン」,70年代のテレビシリーズ“The Love Boat”,そしてデイヴィッド・ハミルトンのロマンティックな写真からインスパイアされたコレクションを発表しました。
(ゴーギャンとハミルトンの共通点は,ここには書けませんが後述のゴーギャンの「妻」の年齢を検索していただくとお察しです)
ほろ酔い気分のゴーギャンが見た妻の姿
ゴーギャンはタヒチにいた頃,現地でテウラ(愛称・ノアノア)という女性を妻としています。
2000年春夏のショーは「ほろ酔い気分のゴーギャン」,つまりゴルチエは酩酊したゴーギャンが見たであろう妻の姿を想像しました。
酔っ払うと、まるで乱視のように物が二重・三重に見えますよね?
このイメージと,アンディウォーホルのシルクスクリーン作品で用いられている版ズレのテクニックを用いて,
ゴルチエはテウラが何重にも重なったようなグラフィックを作りました。
これをさらに南国的な配色にしたシリーズが,このショーで発表された作品たちです。
弊社では,国産ゴルチエのチームで,ソフトチュールでオマージュした作品を発表しています。
技術が凄すぎて他ブランドでは仕入れることのできない……から作っちゃった
弊社はパリコレ,ミラノコレクションで発表されるインポートブランドも多く取り扱っていますが,「技術が凄すぎて他ブランドでは仕入れることのできない服」がありました。それが,ソフトチュール関連。
「ないなら作っちゃお♡」と考えるのがウチの社長なので,国産ゴルチエ終了後,ゴルチエのチームを集めてソフトチュールのアイテムを約10型作りました。
国産ゴルチエのチーム,解散危機
実は,国産ゴルチエ終了と共にこのチームは解散の危機に陥っていました。
日本で唯一の技術チームが解散してしまうということは,ファッション資産を失うことになります。
社長が,このチームで再度ソフトチュールの作品を作ることにしたのにはそんな理由もあったそうです。
ただ,オリジナルブランドとして制作するからには,国産ゴルチエのソフトチュールでは製作したことのない形にしたい。
だけどこのチームでやるからには,いかにもゴルチエ風にしたい。
でもでも,他者がコピーできないレベルの「制作の難しさ」も必須。だけど高額すぎないものに仕上げる。
等,社長の目一杯のこだわりを詰めて,出来たこの服たちは,ゴルチエのプレタポルテの最高峰クラスの傑作です。
↑店舗スタッフさんが動画を撮ってくれました。
こちらは「ソフトチュールの小口にロックミシンをかけて,ランダム感とボリュームを出す」というゴルチエ独特のスキルに加えて,
ソフトチュールフリルの間を既存の紐やリボンで繋ぐのではなく,同じソフトチュールでわざわざ紐を縫って作って,繋げていくという最高峰のスキルを使っています。
国産ゴルチエと全く同じ素材,チーム,技術
実を言いますと,国産ゴルチエが終了することが決まった際,この国産ゴルチエの会社がソフトチュールを黒く染める,その釜で,こっそり200mほど多めに黒いソフトチュールを作ってもらいました。
……え?そうですよ,そのソフトチュールが,弊社Galleryのソフトチュールです。
ということは,
「国産ゴルチエのソフトチュールと同じ製法で,同じ染めで,同じチームで,そして国産ゴルチエのソフトチュール作品の1/3くらいに関わっているウチの社長がデザインして出来たソフトチュールの服」は,タグが違うだけで国産ゴルチエそのものです。
いやむしろ,他社を通していない分,14歳からゴルチエに関わってきた社長の意思が反映されているこれらの作品は,大きな声では言えませんが妙な国産ゴルチエよりはよほど「ゴルチエの魂」の入った作品なのです。
そんなわけで,ゴルチエを愛する皆様。ぜひ,大阪にお立ち寄りの際には「なんばCITY 1階」にあるド派手でラグジュアリーな高級ブティック,Gallery(ギャラリー)にお越しください。
ゴルチエのアーカイブ作品はもちろん,弊社社長デザインによるゴルチエの魂の入った各種洋服をご用意して,お待ちしております。
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SNS担当 横井