田中晋太郎 立体作品展
▶▶この展示では猿が出てきます。名前はモンキーです。この猿はおそらく私を表しており、自分の愚かさ、滑稽さなどを表現しています。朝三暮四、猿の尻笑いなど猿を題材とした逸話などいくつかありますが、猿が愚かであると思えば思うほど、その行いは自分そのものであるように思います。
▶▶だらだらと自分を続けてきたことについて考えるに、変わったと思っているのは自分だけで、実際にはただ老いて行くだけの自分が連続しているようです。
▶▶他者の内面を見ることは自分の内面を見ることにつながる、がテーマです。自分の意識世界があるからこそ、世界を認識することができますし、外界からの刺激は結局は自分の意識が感知しています。自分の内面世界は他者に認識されることがあり得るのかどうか・・・。【田中晋太郎作品コメントより抜粋】個展は、2021年6月6日(日)16時までです。