「ウガンダの石切り場の少女」
現在個展中(2021年1/24迄)のパステル画家の稲津直之先生が、ウガンダに取材旅行に行った時の話しです。
ウガンダの実状報告を、兵隊にさせるための誘拐や村の焼き打ちなどはあたりまえ、明日も知れぬ生活をしているという事を現地の方々から伺い、ショックをぬぐえなかったそうです。ウガンダと日本の方々がそれぞれ意見をかわし、その最後に何か他に質問はございますか?という問いに、
地元の若者が手をあげて「日本の(3,11)の津波は大丈夫ですか」と・・思いもよらぬ事に、熱く込み上げるものがあったとおっしゃっていました。兵隊にさせるために小さな子供たちまで誘拐され、村の焼き打ちなど、明日も知れぬ生活をしていながらも、遠い異国のことを思ってくれる。。。その心にうたれ、心を学び、自身の驕りに気づき、同じ生きていく人間として大きなものを頂いてこられたそうです。
絵のなかの少女の、ささやかでも良い幸を願わずにはいられません、
遠い異国の地から・・・。