書初め
小・中学生のお子様がいらっしゃるご家庭では、お子様が「書初め」をされる姿をご覧にならっれたのではないでしょうか。
ちなみに、孫の中学生の彼が選んだ言葉は、「立春大吉」。
言葉の意味を説明したら、「それいいね!」と言って書きました。
「立春大吉」は、春が来たことを祝う言葉であり、同時に一年の始まりを祝い、良いことがたくさん訪れるようにとの願いが込められた縁起の良い言葉です。
立春大吉の意味
立春: 24節気の一つで、太陽の黄経が315度になる日。暦の上での春の始まりを告げます。
大吉: 大きな吉事、つまり良いことがたくさん起こるという意味です。
縁起が良い言葉
新しい始まり: 立春は、自然が生まれ変わる季節の始まりです。人々もまた、心機一新して新しい年を迎えようとする気持ちを表しています。
万物の再生: 春は、冬眠していた動物たちが目覚め、植物が芽を出すなど、生命が再び動き出す季節です。この自然の再生を祝い、自分もまた新しいことを始めようという気持ちと結びついています。
文字の配置: 「立春大吉」の文字は、左右対称で表裏どちらから読んでも同じになります。このことから、何事もうまくいくという意味で縁起が良いとされています。
立春大吉の使われ方
お札: 禅宗のお寺を中心に、「立春大吉」と書かれたお札を玄関に貼る風習があります。魔除けの意味もあるとされています。
書初め: 書初めの一つとして「立春大吉」を書く人もいます。
挨拶: 立春の日にお互いを祝う言葉として使われます。
「立春大吉」は、単なる言葉ではなく、人々の願いや希望が込められた、日本ならではの文化と言えるでしょう。新しい年が素晴らしい一年になるようにとの願いを込めて、この言葉を使ってみてはいかがでしょうか。
書初めの起源と役割
書初めは、新年を迎えるにあたり、清らかな気持ちで新しい年をスタートさせ、一年の目標や抱負を筆で書き記す日本の伝統的な風習です。文字を美しく書くだけでなく、心の持ちようを正し、一年を健やかに過ごせるようにとの願いが込められています。今年、書初めをしたくなったのは、わたしが巳年生まれだからなのかもしれません。
書初めの起源
書初めの起源は、平安時代の宮中行事である「吉書奏」にさかのぼります。元旦に初めて汲んだ水(若水)で墨をすり、恵方を向いて詩歌を書き、一年の吉兆を祈るというものでした。
その後、江戸時代になると寺子屋が普及し、庶民の間にも書初めが広まりました。寺子屋では、子どもたちが新年の目標を書き、師匠に見せることが習わしとなり、現在の書初めの形へと発展していきました。今では、学校教育の中に組み込まれていますが、わたしたちの世代にとっては、子供時代の懐かしい思い出です。
書初めの役割
書初めには、様々な役割があります。
目標設定: 新年の抱負や目標を具体的に書き出すことで、一年間の行動指針を定めることができます。四文字熟語を使うことが多々ありますね。
心の清澄: 清らかな気持ちで筆を執り、心を落ち着かせて自分と向き合うことで、心の整理をすることができます。
文字の習得: 書道を学ぶ良い機会となり、文字の美しさや書き方の基礎を学ぶことができます。
日本の伝統文化継承: 日本の伝統文化を体験し、次世代へ伝えていくことができます。
集中力: 文字を書くことに集中することで、集中力を養うことができます。
忍耐力: 美しい文字を書くためには、何度も練習する忍耐力が必要です。
美的感覚: 文字のバランスや構成を考えることで、美的感覚を養うことができます。
ライトランゲージ
上記が書初めした作品です。
日本語で何か書くのではなく、感覚的な表現としてこの書き方を好んで描くのですが、宇宙語やライトランゲージ、梵字?と言われる方もいらっしゃいます。本人的には、素直な表現ができれば満足なので、他の方々からのいろいろな見え方や感じ方を参考にさせていただいています。
この感じで直観表現を続け、すでに25年を越えようとしてますが、このような表現の意味を解説してくれる方が過去に何人もいらっしゃいました。
その読み解き方は、それぞれの方で独特なのですが、共通して感覚的なもので、言葉と表してくれた内容にはとてもしっくりとくるものがありました。作品から感じられる様々を言葉に翻訳しているような感じ。皆さんそんな感じがしました。なので、わたしもその方々を参考にして、わたしなりの感覚で言葉表現するようになりました。
今回の書初め作品には、今年の意識の方向性と注意点などが、表現されているように思いました。
事の顕れは、宇宙の流れ
エネルギーの流れの帰結
心囚われず
天命を貫き
更なる自分であれ!
みなさまにとって、素晴らしい年になりますように!