【エチオピア冒険記】エチオピアと貿易がしたい!
エチオピアの少数民族を求めてバックパック一つでやってきた。
少数民族にメチャクチャ惚れ込んでエチオピアを行き来したいと思い始めた。
ただ一か月いるとエチオピアの現状も見えてくる。
これは少数民族の村で感じたことではなく、
少数民族の村以上は発展しているが首都ほど発展していない町で感じた。
暇なのだ。
働き盛りの若者たちが町で暇そうにしているのをよく見かける。
そういった土地ほど物価が安く、自給自足で暮らしている人もいたりで生活にそんなお金がかからない。
ただやることもない。
みんながみんなではないが中には生き甲斐を求めている人が沢山いる。
決して貧しそうには見えないが何かしたいのに何をしたら分からない、もやもやとした若者たちが沢山いることを感じた。
時間に余裕があるというのはいいことだ。
それを好む人もいるだろう。
ただ僕は何かに燃えない人生などつまらない。
そう思う人だ。
だから僕がエチオピアと何かして彼らに燃えるような人生を送らせてあげれないかと。
誠に勝手ながら思い始めたのだった。
ただ別にやる気のない人のやる気を駆り立てるような事をするほど僕はお節介ではない。
やる気のある人と共に成長したい!
そんなスタンスだ。
そしてそこにコーヒーがあった。
エチオピアは世界で7番目にコーヒーを生産する国で
そのうちのなんと半分を自国で消費する。
朝ごはんと昼ごはんの後には何か特別なことが無い限り必ずコーヒーを飲む。
そしてみんなでお喋りするのだ。
ちなみにエチオピアで嫁にいこうとするのであれば
美味しいコーヒーが作れるというのはとてもポイントが高い。
それくらい、エチオピアではコーヒーは大切な存在だ。
客人が家に来たらコーヒーでもてなす。
"コーヒーセレモニー"と言って焙煎から抽出まで
しっかりやればおよそ1~2時間にわたって見ず知らずの僕をもてなしてくれるのだ。
そしてやはりコーヒーを飲むときの空間こそエチオピアの醍醐味と言っても過言でない。
あのゆったりとした雰囲気。
コーヒーが煎られて香る空気。
人と人がコーヒーで繋がっている。
エチオピアの雇用を促進したい!
エチオピアのコーヒー文化を世界へ発信したい!
エチオピアのコーヒーを輸入したい!
でもどうやって?
コーヒー業界にいたわけでもない21歳。
その時の僕からすればコーヒーは"黒くて眠気が覚める飲み物"だった。
ただ絶対にやってやる。
なんの根拠もないがその想いを胸に僕はとりあえず日本に帰ったのだった。
to be continued...
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