【エチオピア冒険記】生産者と共にクオリティを上げる
エチオピアで初めての契約が成立した。
僕にとっても生産者のデンカラムにとっても初めての貿易。
その時のことは以前の記事を見て欲しい。
コーヒー業界にいたわけでもない僕がどうやってクオリティを上げて現地の雇用を創出しようとしたのか。
答えは単純明快で
今までやってきたことを今まで以上に真剣にやってもらう。
クオリティを上げるといったら
新しい機械を導入したり、土壌から育てたりすることをイメージする人もいると思う。
ただ、その時の僕にはそんな発想は一切浮かばず
今出来ることに精を出してもらうということしか考えが浮かばなかった。
だってね
アラビカ種の原木がある地で最新の機械を導入して
味が格段に美味しくなったとしても
それはもはやその地の味ではないと僕は思う。
勿論、コーヒーの種を外から持ってきて
土壌から育てて最新の機械や方法を導入している国や地域もあり、
それはそれでいいことだと思う。
ただエチオピア、カファに関しては
ずっと昔からその地にコーヒーがあり
伝統的な方法でその地の人たちに親しまれている
コーヒーが既にある。
そのコーヒーの個性を全面に出したいと考えたのだ。
具体的な内容についてはHPを見て欲しい。
https://www.galitebe.com/
そんな我儘を沢山デンカラムに言って今までに無かったクオリティが完成した。
値段に関しては面と向き合ってお互いが納得しあえる価格を決めた。
あとは日本に帰ってコーヒーがエチオピアから来るのを待つのみ。
一応、最初の約束では支払いから2週間で日本に到着する予定だった。
ただ待っても待っても来ない。。
デンカラムと連絡はとれるけどコーヒーが全然来ないのだ。
結局来たのは2か月後。
正直、来ないかと思った。
何かしらの検査とかに引っかかってどこかで止まってるのかなぁと。。
ただ最終的にコーヒー豆は日本に到着したので万々歳!!
やはり何でも最初は手こずる。
今ではお互いに慣れてきて当初よりも相当スムーズに輸出入できるようになっている。
僕らはお互いに成長しあえる関係なのだ。
to be continued...
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