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YOASOBIの大ヒットに隠された、計算され尽くしたロジックを解説!

どうも、ガリレオです!

実は、僕自身なんですが、
最近YOASOBIに、めちゃくちゃハマっています。
#永久リピート再生してます

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で、
今回はそんなYOASOBIさんの考察記事です!
正直ヒットすることが、事前に決まっていたレベルで、
YOASOBIは、音楽業界に革命を起こしたと思っています。

もしYOASOBIには興味がない方でも、
このマーケティングのロジックは、めちゃくちゃビジネスでも生きるので、
是非、最後まで読んでいただけると嬉しいです!!

まずは、YOASOBIがどれだけすごいかを復習しましょう!!

YOASOBIの何がすごいのか?

そもそも、YOASOBIとは、
ボーカロイドプロデューサーのAyaseと、

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シンガーソングライターのikuraによる2人組の音楽ユニットです

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デビューは2019年11月で、
1stシングルは今回取り上げる、名曲「夜に駆ける」です。

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そして、
この「夜に駆ける」の勢いが、今現在も、止まらないんです。。!!!

まずそれを一番わかりやすく表しているデータが、Billboard JAPANのストリーミング数ランキングなんですが、2020年8月17日付の週間ランキングでは、通算11度目となる首位を獲得しています。

しかも、この8月17日付けのランキングでは、週間再生回数が、なんと1,000万回を超えています。ちなみに、YouTubeの再生数は、6000万回を超えています!

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それでは本題です!

今回僕は、YOASOBI大ヒットの理由は、3つあると考えいます。そして、この3つどれが欠けてもダメなんですが、特に最後が一番重要な気がします。

それでは見ていきましょう!

理由①:J-POPとボーカロイドの融合

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YOASOBIヒットの理由、1つ目は、J-POPとボーカロイドを融合させた点です。

ボーカロイドって言うと、初音ミクさんが有名だと思うんですが、

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このボーカロイドのいい意味で機械が歌を歌うっていう部分には、ミレニアム世代を中心とする若者の支持を集めつつも、
2次元に対して、オタク的なイメージもあることで、結構好き嫌いが分かれていると思います。

なので、ボーカロイド系の楽曲は、人気が閉鎖的な傾向があり、一部の濃いファンに浸透していたってイメージだと思います。

そして、今の中学生や高校生に聞いた話ではあるんですが、今の学生って、時代の流れは早いらしく、ボーカロイドを少し前の文化と捉えている子たちが多いようです。

この2つの理由から、ボーカロイドは、現在も一定の人気を集めつつも、圧倒的なシェアを獲得するには至っていなく、尚且つ中高生を巻き込むことができていないようです。

で、
そこで出てきたのが、YOASOBIなのかなって、僕は考えています。

実は、YOASOBIのプロデューサーのayaseさんは、
2018年12月からボーカロイドの初音ミクを用いた楽曲をニコニコ動画とYouTubeに投稿し、活動を始めたボーカロイドプロデューサーという顔も持っているんですよ!

ちなみに、ayaseさんの初音ミクを用いた楽曲はYouTubeではミリオン突破されている楽曲が沢山あり、その実力が見て取れます。

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なので、
ボーカルは、ikuraさんという、リアルな声でありつつも、ayaseさんのボーカロイドプロデューサーというボカロ文化が、この『夜に駆ける』にも引き継がれています。

この点が、J-POPとボカロの融合という点です!

で、J-POPにボカロを加えたことで、特に特徴的だと思うのは、間奏やメロディーの裏で流れる細かく早い動きのピアノや電子音ですね。

これは、ボカロ文化の特徴的な音作りで、近未来的な、感情を排除した雰囲気を作り出しつつ、ayaseさんの作り出すキャッチーなメロディも相まって、オシャレでノリの良い楽曲になっています。

で、J-POPとボカロを融合させているアーティストですが、
その他にも、
・ヨルシカ

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・ずっと真夜中でいいのに

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など、有名な方は多数いらっしゃいます。

ですが、
結果的にYOASOBIが、この2組のアーティストよりも、頭ひとつ飛び抜ける結果が出ていると思います。その理由は、次に説明する、理由2と3の要素が大きく影響していそうです!

理由②:物語を起源にした

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ご存知の方が多いかもしれないですが、YOASOBIの楽曲は全て、小説を元に制作されています。

実際に、「夜に駆ける」は、『タナトスの誘惑』という小説が元になっています

この小説を楽曲化するという斬新な制作スタイルがあることで、簡単に言うと、楽曲の楽しみ方が増えたんですよ。

例えば、一般的な楽曲であれば、「この曲いい!」で多くの人は終わってしまうと思います。

場合によっては、楽器が演奏できる方は、曲を聞いて楽しむだけでなく、自分自身で奏でることがあるかもしれません。

そして、YOASOBIの楽曲は、この聴くと演奏する以外に、「想像」という価値を、小説を楽曲にしたことで提供したのです!

物語を歌ったことで、作品の奥が深くなり、曲中の考察を行う人がSNSで議論をして、単純な音楽としてだけでなく、音楽の楽しみ方の幅を広げたと僕は考えています。

つまり、物語という「想像」を提供したことで、コアなファンが、もっとコアなファン化をして、更にクチコミによって流行を加速させたってことです。

ちなみに、一説では、

「心を病んだ彼女を助けようとするが、彼女が望んでいたのは死で、結局2人は死に希望を見出して共に死んでいく」

という非常に重い内容がこの楽曲には込められているようです。
そしてこのメンヘラ的な要素を組み込んだことも、『夜に駆ける』の大ヒットの一つの要因になっていると僕は考えています。

それが理由3になります。

理由3:メンヘラ感が若者の共感を産んだ

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YOASOBIヒットの理由3つ目は、
メンヘラ感を上手く表現し、若者の共感を産んだためです。

前提として、僕はメンヘラ=ダメだとも思っていないですし、YOASOBIを聞いている方は、全員メンヘラですって言いたいわけではないです。

これは、どういうことかと言うと、、今の若い世代の価値観を考えるとわかりやすくて、

今の僕ら世代を含む若者層って、軽度なメンヘラが、若者の文化になりつつあると、僕は思っています。

それを一番表したのがこのグラフです。

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これは、googleでの「メンヘラ」というキーワードの検索回数を年単位でグラフ化したものです。

見ての通り、「メンヘラ」というワードの検索ボリュームが右肩上がりで、拡大傾向にあると思います。

このグラフから、「メンヘラ」と言うものが、かなり世の中の価値観として、浸透していることがわかると思います。

で、実際に、メンヘラ感を組み込んだと言ったら、失礼かもしれないのですが、これに近しい感覚を組み込んで、今年もうひとつ大ヒットしたものがあります。

それが、鬼滅の刃です!

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(※注意※鬼滅の刃を読んだ人がメンヘラって意味ではないです)

一度読んでいただいた方は、わかると思うんですが、鬼滅の刃って、今までの大ヒット漫画とは大きく異なっていて、登場人物の感情に焦点を当てるシーンが多く、これによって、若者の心を掴んだと僕は思っています。

そして、鬼滅の刃に見られる感情的な要素が、YOASOBIが、小説を原作にしたことで生まれた、感情的な要素とかなり一致していると僕は考えています。

こんな感じで、メンヘラ感を組み込んだ曲は他にもいくつかあるのですが、それが、ヨルシカさんの楽曲も、このメンヘラ感を上手く表現していると思います。

ですが、メンヘラ感を演出する楽曲の中でも、YOASOBIは偶然か?必然か?この点でも一歩リードしているのです。

それは、楽曲を聴く人が感情移入しやすいようにできているのです。

と言うのも、メンヘラ要素を組み込んだ楽曲のミュージックビデオは、ほとんどがアニメなんです。僕は敢えて、自分が歌っている姿を出していないんだと思います。

これは、聴く人が、感情移入をしてもらいやすく、できるだけ人感を排除した結果だと考えています。

そして、YOASOBIの場合は、この感情移入のさせ方が、他アーティストに比べて究極だと僕は考えています。

それは、先ほどお話したように、YOASOBIは全て、他人が書いた小説を元に楽曲を作っていて、メンヘラ的な要素がYOASOBIには結びつかないように、上手く作られています。

これによって、YOASOBI2人のキャラが確定せず

尚且つそこに、ボカロ文化の感情を排除したニュートラルな曲づくりと声が合わさり、2人のキャラは無味無臭で、聞いた人が感情移入しやすい楽曲を作ることに成功したんです


特に今は、コロナの状況で、ずっと家にいて、自分の感情を表に出せず、心理的に沈んでいる人が多く、そこの市場にも偶発的にマッチし、ユーザーの心境や寂しさのを満たしてくれたのかもしれないです。

ここまでが、YOASOBIヒットの理由3選だったのですが、最後にもう一個だけ、彼らのマーケティング戦略がまた、戦略的すぎたので、これだけ話させてください!

一般的に曲を流行らせるための広告手法は、音楽番組やテレビCMなのですが、この点において、YOASOBIの戦略は、現代のマーケティングの仕組みをしっかり掴んでいたと思います

理由4:SNSマーケティングを最大限に活用したから

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ボカロPとして活躍し人気のあったAyaseさんは、元々中高生のファンが多かったようで、その影響で「夜に駆ける」は若年層に利用者が多い「TikTok」を基点に人気が広がったらしいです。

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近年では、TIkTokでバズった楽曲は、ストリーミングも抑える傾向がありますが、YOASOBIも、このマーケティング手法を上手く活用したと思っています。

その後、ストリーミング型の音楽配信サービスで10代リスナーをどんどん取り込み、2020年1月には音楽配信「Spotify」の日本バイラルチャートで1位を獲得しました。

そして、これをきっかけにして、テレビ番組の『CDTV』『めざましテレビ』で特集が組まれファン数が一気に拡大しました。

さらに、これだけではなくて、ある一つの取り組みが、更に大きな反響を呼びました。

それは、アーティストが一発録りでパフォーマンスするYouTubeチャンネル
「THE FIRST TAKE」のコンテンツにて、2020年5月に動画をアップしたことです。

公開からわずか1カ月足らずで、再生回数1300万回超えを達成するほどで、これを機に更に人気を拡大していったのです

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こうした感じで、TikTokからストリーミングの首位を獲得し、これによってテレビからのオファーや、YouTubeという巨大なプラットフォームを取り込んだことで、人気が拡大したのです。

と言うことで、
今回は、YOASOBI大ヒットの理由に関して解説させていただきました!

ちなみに今回の内容に関しては、全く同一の内容がYouTubeでも上がっています!もしよかったら、チャンネル登録もよろしくお願いします!

https://youtu.be/k7QcW2qDYZo


年末には、様々な賞レースがありますので、ここにYOASOBIが組み込んでくると、YOASOBIファンとしては嬉しいですね。

ただし、残念ながらレコード大賞は受賞出来るかはわからないです。
理由は、近々記事にしようと思っていますが、、あの章には裏金問題が絡んでいるので。。。

と言うことで、
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どういった記事が需要があるかがわかれば、僕はその方向にセグメントを切って、今後考察記事を書いていきます。
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