宇宙開発ってなんだろう?
こんにちは。星空案内人のまいの(mai-no)です。
私達sola旅クラブでは、星空を見て楽しむだけでなく、ロケットの打上げ応援ツアーや宇宙開発や先端技術を取り入れた学生向けの探求体験プログラムを実施しています。近年よく耳にする「宇宙開発」とはどういったことを指すのでしょうか。少しずつご紹介させていただきます。
地球の外を見てみたい
宇宙開発をとても簡単に説明すると「今は日本に住んでいるけれど、海外に行ってちがう世界も見て、経験してみたい、海外で活躍してみたい!」これが宇宙規模になることです。地球を飛び出して宇宙空間へ活動範囲を広げ、知識を増やしていったり、社会に役立てていくのです。
空や地球の外の世界に憧れを抱き、1961年に初めて人は宇宙に行くことができました。後に目標は月に。年月が経ち、人工衛星を打上げられるようになると、地球の状態を把握したり、他の惑星の調査をしたり…一見地球に全く関係なさそうな内容ばかりですが、宇宙開発は私達の生活にもしっかり溶け込んでいるのです。
誰だって、宇宙を楽しみたい
宇宙開発は世界各国で進んでいますが、宇宙開発を行っている国の機関がそれぞれあります。日本でいうJAXA(Japan Aerospace Exploration Agency:宇宙航空研究開発機構)が当てはまります。また、国の機関だけでなく「うちの会社でもロケットをつくって打上げたい!」と民間企業が立ち上げたものもあります。
これらは対立しているわけではなく、協力しなが開発を進めています。しかも上記の民間企業はほんの一部に過ぎません。ロケットつくりに特化した企業、人工衛星つくりに特化した企業等それぞれ得意分野があり、宇宙空間を活用してできることを考え動き出しているのです。
どこからが空?どこからが宇宙?
地球を飛び出すと宇宙が広がっていますが、一体どこからが「宇宙」と決められているのでしょうか。
地球と宇宙の境界線は国境のように線が引かれているわけではないので、「飛行機や気球が飛べるところまで」「人工衛星の最低軌道まで」「地球の大気圏まで」等、様々な意見がありますが、国際的には地上から100kmは「その国の空」、101kmからは宇宙空間と定められています。
北海道の南北の距離が約400㎞、そう考えると宇宙がとても近くに感じますが、宇宙飛行士でさえも宇宙へ行くのに年単位かかってしまう長いながい、道のりなのです。
文:まいの(mai-no)星空案内人千葉県出身。本職を星空案内にしたい、明るさと元気が取り柄の看護師。宇宙や星も大好きだけれど、食べ物・音楽鑑賞・書道も大好きです。