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【2/3】ヴァサント・パンチャミ 〜144年に一度の幸運日〜 Vedic Astrology

本日は旧暦(太陰太陽暦)では立春。
冬至と春分の間となる日でもあり、ここから春に向けて
自然界のリズムも切り替わりのタイミングを迎えます。

そしてヴェーダ占星術の基なるヒンドゥー暦では
本日は144年に一度の幸運日と呼ばれる”ヴァサント・パンチャミ”

なぜ144年に一度の幸運日かと言われているのかについて。
現在、インド各地で執り行われているお祭り”クンブメーラ”

通常のクンブメーラは12年に一度行われる祭典。
今年2025年のクンブメーラは、特別な聖地となる場所で行われ
144年ぶりとなる”マハ・クンブメーラ”に当たるのだとか。

その理由は占星術における星の配置に根拠があるのだそうです。

現在、ヴェーダ占星術における木星が牡牛座に位置し
以前にマカラ・サンクランティの記事でもお伝えしたように
現在太陽は山羊座に位置する。

この木星と太陽の位置関係が”素晴らしい吉兆”を告げる配置でもあり

また2月はマガーにあたる月でもあり
シュークラ・パクシャと呼ばれる新月から満月に向かう半月の期間の
5日目に当たるのが”ヴァサント・パンチャミ”なのです。

その144年ぶりのマハ・クンブメーラの期間中に起こる
今回の”ヴァサント・パンチャミ”

ヴァサント・パンチャミは、サワスワティに祈りを捧げるお祭り。
今回の特別な聖地となるのが、神話におけるサラスワティ川があるとされる
”マラハバート”で行われるとあって、インド中からはもちろんのこと
世界中からも多くの人が集まる大祭典となっているのです。

さて、日本時間ではもう過ぎているのですが
本日が”ヴァサント・パンチャミ”に当たる日。

サラスワティは学問と芸術の女神として知られており
この日を何か新しいこと、創造的な何かを始めるのには最適な日であり
サラスワティの恩寵を受け取ることができるとされています。

インドではこの日に子供たちが
日本でいうところの”あいうえお”を学び始めるのだとか。

もし今年発展させていきたい学問やまたは創造的な活動、芸術的な活動を
発展させていきたいというのであれば
その一歩をはじめることでより良い結果が望めるのではないかと思います。

特にこの日は黄色がラッキーカラーとされていて
黄色の物を食べたり、服を着たり、サフランライスを捧げたりもします。

もちろん、マントラを唱えるのであれば
「Aum Aim Saraswatye Namah」を108回唱えること。

でもこういった儀式的なことを行なって、恩恵を受けられるのは
やはりヒンドゥー教徒だからこそだと思えます。

何よりも、ご自身のこれからの人生において
望む人生を創造していきたい、そのために必要な学びをはじめたいという
純粋な気持ちがあって、その一歩を踏み出すことができれば

きっと宇宙からの加護が得られるのではないかと感じます。



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