西洋占星術とヴェーダ占星術(インド占星術) 〜24°の差異”アヤナムシャ”が生まれた理由〜
西洋占星術とヴェーダ占星術を比べた時に
一番大きな違いとして挙げられるのが、約24°の差異がある点。
もちろん、チャートの作成方法が違うということもあるのだけれども
じゃあ、なぜチャート作成方法がそもそも違うのか。
そこについて、一般的な解釈と、さらに深堀した解釈(有料)で
お伝えしていけたらなと思います。
1度でも私の占星術セミナーに参加された方は
きっとこのことについてが驚愕されたことだと思います。
西洋占星術は、トロピカル方式にてチャートを作成するのが一般的。
上にあるのが西洋占星術のトロピカル方式で作成したもの。
タイトルにある、24度の差異を知るために
同じ場所、同じ日、同じ時刻でチャートを作成。
注目すべきは、真東の位置を示す”アセンダント”
画像のACという文字の下にある、度数がアセンダントの位置を示します。
上の西洋占星術のチャートでは、ACは山羊座23°を位置しています。
ちょっと小さくて見づらいかもしれませんが、上の画像が
ヴェーダ占星術における、サイデアリアル方式で作成したチャート。
ちなみに、上のチャートの様式は”北インド式”
↑が南インド式のチャートとなります。
こちらも、サイデアリアル方式で作成されたもの。
ヴェーダ占星術で作成したアセンダントは、上の画像にある
Ascというピンクの文字の上にある、射手座29°31”。
ホロスコープと呼ばれるチャートは
アセンダントを基点として作成されるもの。
西洋では、山羊座23°にあったものが
ヴェーダでは、射手座29°になる。
約24°の差異があることが、チャート上で確認することができました。
この2つのチャート間で24°の差異が生じることを
”アヤナムシャ”といいます。
要は、サイデリアル方式は
実際に地球から宇宙を眺めた状態で
チャートを作成したもので
トロピカル方式は、春分点を起点として、
そこからの計算でチャートが作成されている。
古代の時代から、天文学というものは
どの文明でも存在したわけですが
その場合に採用されるのは
サイデリアル方式となります。
では、なぜ西洋占星術は
トロピカル方式を採用するようになったのか?
それを紐解く鍵は
西洋占星術の歴史を振り返ることにあります。
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