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ズバっとCL6節 レヴァークーゼンvsクラブ・ブルージュ 2022.11.1

どうも。みなさん覚えてますか、この試合。
これはもう、意地なんです。因縁。因縁だな。因縁です。
という事で22-23チャンピオンズリーグのグループBを終わらせに来ました。日曜日よりの使者。いきます

12/1
バイ・アレーナ
レヴァークーゼン 0-0 クラブ・ブルージュ

●スタメン
・レヴァークーゼン
フラデツキー
コスヌ / ター / タプソバ
アンドリッヒ / パラシオス / フリンポン / バッカー
ディアビ / ハドソン=オドイ / シック

3位に上がるためには勝ち点がほしいレヴァークーゼンはインカピエが出場停止。アランギスは怪我。後方3枚ぽい

・クラブ・ブルージュ
ミニョレ
ボヤタ / メシェレ / メイヤー
ニールセン / ファナケン / ブキャナン / ソボル
ソワー / ラング / ジュグラ

ブルージュはシラ、オドイ、オニェディカと大量に出場停止。突破決まってて良かったね。ソワーが退場の出場停止から復帰。ボヤタとソボルがスタメンに。首位抜けのためにはこちらもポイントがほしい試合。


●前半
お互い後ろ3枚でスタート。しかしどちらのチームも3枚4枚兼用のDFが多い。トレンドかね

ブルージュは3-4-3風だが、ビルドアップではニールセンが真ん中に陣取って左右のIHにファナケンとソワーみたいな配置に。その場合も左WGのノアラングは大外張りっぱなし。
レヴァークーゼンは明確に3-4-3。右はフリンポンとディアビ、左はバッカーとハドソン=オドイのチェーンを軸にトップのシックは2CHとの距離感を意識して保持する。なんだか大外を使うための手段がシックのポストワークしかないっていうのは健康的なんだろうか。どうなんだろう

お互い、割と相手の前プレを外す事を意識した配置にしてみた結果、相手も保持優先でしたね、という雰囲気かと。まあブルージュは出場停止も多いし。スペースがあるとレヴァークーゼンの前線が生きるが、スペースがある中盤を制するのはブルージュである。

ボールを持たせてもらえるレヴァークーゼンだが、システムがハマってWBに時間とスペースがなく、3CBはボールの出し所を探しながらになる。結局このチームは前線のコンビネーションプレーが少なく、ダイレクトのプレーがあまり絡んでこない。特にシックとディアビがチームの生命線のように見えるが、この2人が仲良く連携しているところをほぼ見ない6試合である。さてどこから飛び込むか。
ブルージュはビルドアップを試みる機会は少ないが前進は可能。ただ配置の都合上この日はジュグラが孤立するタイプの構築が多く、ターやタプソバと正対してドリブル突破する選手でもなく、さてどのように。という睨み合いになる。

レヴァークーゼンにやっとコンビネーションが見えたのは33分。ハドソン=オドイが右サイドまで流れてきて前向き、ディアビの裏抜けを使って決定機。
ブルージュは39分、ソワーが単独でプレスに行って奪取。シュートまで行ったがフラデツキーの好セーブが出た。レヴァークーゼンはこういう緩さを毎試合必ず数回出す。縦パス差し込みチームなのでね。
レヴァークーゼンはその逆襲でディアビからシックへの決定機パスがあった。ロスタイムにもハドソン=オドイが上手くライン間でボールを引き出したがやっぱり連携が微妙。最後はフリンポンのシュートだった。

●前半終了
どちらも改善途上、そして敗戦は避けたい状況という事でビルドアップの確認をしながら試合に入った。ブルージュは急所を突くような構築はなく、またジュグラを有効に生かせる形も作れていないものの、試行回数は用意し決定機もあった。レヴァークーゼンは後方3枚の保持は安定しているものの配球のポイントが定まらず、前線の連携とこれまで通りいまいち。選手交代の選択肢と溝の探し方がキーになるかも。

●後半
後半。レヴァークーゼンはデミルバイin。ベンチスタートだったのはプレータイム起因なのか、非保持起因なのかはわからんが。おれはデミルバイが好きなのでね。

早速両サイドを深く抉るアタックを見せたのはブルージュ。最終節だけど頑張って走ろうね、という入りを見せる。このチームっぽい。そしてこの試合でも神懸かっていたミニョレはCKから至近距離のヘディングを掻き出す。シックはずっとついてない。

デミルバイから斜めのボールが出るようになり始めたので背後を取り始めるレヴァークーゼン。最近よく言っているが"ボールが出てくる実感"はチームを動かす
かくして、だんだんとブルージュは自陣から抜け出せなくなる。ロングボールでひっくり返す要員としてノアラングがいるように見えて、そうでもない様子。

67分ブルージュはそのノアラングを下げてオルセンが入る。
レヴァークーゼンは最後までどっちがどっちかわからなかったアミリとアドリ投入。シャドーを2枚とも替えた。

ブルージュは引分も負けも一緒なんだが、どうにもリスクを冒せない。終盤にヤレムチュクを入れるなどした。レヴァークーゼンもアトレティコが負けてる情報を見てか、引分でOKの雰囲気が漂い試合は穏やかになっていった。


●試合結果
0-0で終了。裏の結果を踏まえてクラブ・ブルージュは2位、レヴァークーゼンは3位となった。

結局6試合の内5試合をクリーンシートで終えたブルージュ。楽々首位抜けかと思われたが後半の3試合は全て無得点に終わる事に。とはいえミニョレの好セーブを筆頭に守備組織に大きな自信を持ち、その通りに戦えた。決勝トーナメントは欲しい時に点を取れるかが課題となる。
レヴァークーゼンは国内での調子の悪さそのままに、まったく勝ち点を積めなかった。途中で監督交代もあり、怪我人も多かった様子。アトレティコがそれよりさらに悪かったのでどうにか3位でELに回るが、結局アトレティコとの2試合以外は1点も取れていない。大丈夫か

ブルージュはコンディションを維持して継続する事が大事、レヴァークーゼンはリフレッシュして気持ちを入れ替える事が大事になる。個人的には結局どっちのチームもかなり好きになってしまったので行く末は見守っていきたい。コスヌはアトレティコに来てほしい。ファナケンも頼む。
では、グループBおしまい。アトレティコがまさか最下位とは思わなかったが、これもサッカー。

●ピックアップ選手
ディアビ
相変わらずズバっと抜ける質は凄い。でも6試合見た結果、ライン間タスクはハドソン=オドイに任せたり大外タスクも別にやらない。一番生きる使い方を、シャビ・アロンソは見つけられるか。

コスヌ
ビルドアップタスクもやれるんだが、背走がいい。前を止めるよりも後ろをとめられる。サイズもある。いいです。

デミルバイ
どうしても彼のパスに魅了されてしまう。上質なファンタジーをこの日も見せてくれた。

ミニョレ
この日もパラドン連発。6試合中の5試合をクリーンシート。言葉がない。

メシェレ
シックとバチバチやり合いながら斜めから真ん中を目指してアタックしてくる相手を止め続けた。間違いなくCLクラスのCBだ

ソワー
ちょうど配置の溝にポジションする機会が多く、手数の少なかったチームで可能性を残した。もう一歩分、武器が欲しい。

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