量子ホログラムの世界と意識
前回の投稿で思考を超えるとは魂により近い方の本当の自分の心にフォーカスする事だと書き、それによって自分の本性を生かし、あらゆるものを受容する事が可能になるといった事を書きました。
思考を超えるとは
この事が5次元的な世界観に繋がり、
そこで精神世界的にはカルマの問題が現れたり、パラレルワールドの問題が現れてきたりするのですが、
ここで科学的な見地というか量子論的な見地に一度スイッチを切り替えて眺めてみます。
(今回もざっくりですが、なんだかんだ長くなってしまったので興味があったら読んでみて下さい…)
宇宙物理学などの5次元(高次元)の理論によく現れてくるのがパラレルワールド(平行宇宙)の考え方で、そこには量子論の考え方が関係しています。
量子の世界の性質をざっくり簡単に言うと、
密閉されて外から見る事のできない箱の中に量子状態のコインが1枚入っているとして、
そのコインが表か裏かが分からない時、
古典的な世界観では必ず表か裏かのどちらかの状態が既に決定しているものだとなるのですが、
量子論ではコインの表裏は「まだ決まっていない」そして「表と裏の状態を両方重ね合わせた状態にある」または「どちらでもない状態にある」という事になります。
さらにはそのコインの表裏をいざ観測する時に、観測するという行為の持つエネルギーがコインの状態に影響を与え、コインが表か裏かの結果に影響を与えるというものです。
コインの裏表が変わるわけないと思うでしょうか?
ではその箱の中にあるコインが高速でクルクル回転しているとしたらどうでしょう?
コインは静止しているとは限らず、表か裏かは観る方向によっても違えば常に変わっている事になります。
これは量子が波であり粒子でもあるという性質の乱暴な例えです。(笑)
波というのは振動する状態(波動)の事で物質ではありませんが、粒子であればそこに物質としての振る舞いが現れます。
元々は粒子も波の状態なのですが、物質のように振る舞うことで物質になります。
物質は本来は存在していません。
量子とは固有の物質の名称ではなく、簡単に言えば波でもあり粒子でもある不思議な性質のものの事です。
代表格に原子を構成する陽子、中性子、電子があります。
光(光子)やニュートリノ、クォーク、ミューオンなどの素粒子も量子です。
原子の構造も、はっきりとした輪郭をもった球体がある訳ではなく、激しく動き回る量子達で出来た原子核の周りを電子が激しく動き回ってる量子の集まりです。実際はかなりスカスカらしいですが激しく動き回ってるエネルギーのまとまりなので他とぶつかる事が出来て確かな物質のように存在できます。
(※写真の量子原子モデルの図を参照。)
ここで分かりやすくする為にさらにざっくり言いますが、
私達の物質世界を構成する最小単位である量子の状態は本来決まっておらず、それを決め、実在たらしめるのはその他との「関係」です。
このような事は2500年前くらいに仏陀は分かっていたので、
「一切は空であり、縁起(関係)によって成り立っている」
とか言えて、後の仏教では諸行無常とか涅槃寂静とか諸法無我とか言って、全てに単体としての実体(主体)は無く常に変化しているという事を説いています。
高次元の領域に気付くのがあまりにも早すぎます…。
ゴータマ・シッダールタさん半端ないです。
量子は粒子としても現れている状態ですが、それは量子論によると現在の物理次元の認識にはまだ現れていない無(真空)から出てきています。
何も現れていないので何も無いようなのですが、実はそこに膨大なポテンシャルエネルギー(真空のエネルギー)があって、物質の生成と消滅を常に繰り返していると言います。
現れる物質には対になる反物質があり、これが対消滅を起こすので通常は何も現れないようなのですが、何らかの原因で場の揺らぎ、歪みが起きて対消滅する対称性が破れ、「実在」に至るのだといったような理論が現在も展開されています。
何が言いたいかというと、
この宇宙は元々は実在に至る前のポテンシャルエネルギーだったという事で、実在する物質として認識されている最小単位の量子の状態は未決定ながらもあらゆる現実のポテンシャルを秘めているという事です。
何故ならそれがこの宇宙はもちろん私達の体の細胞や高層ビルやスマホやぬか漬けやwi-fiや伊勢海老やドーパミンや原子力発電や有機野菜やブラックホールや3DプリンターやAKB48やナイアガラの滝や山菜の天ぷらやインフルエンザワクチンやアンドロメダ銀河を作っているからです。
元々同じもので構成されているのに、量子は無限の多様性があり、何にでもなります。
そしてこの宇宙は基本的にマクロに見てもミクロに見ても同じ構造をしています。
その構造はフラクタル(自己相似)的であり、ホログラム的です。
ホログラムは簡単に言うとレーザーが当たった時の干渉縞が場に記録されてそれが像を作り、そこに光が当たると像が再生されるという仕組みですが、
一枚のフィルムに焼き付いたホログラム像があるとして、例えばそのフィルムを2枚に切ろうが4枚に切ろうが、それぞれの分割されたフィルムに同じ像が浮かび上がる性質があります。
解像度は落ちますが、人の形のホログラム像が記録されているとすれば4つに分割したら4つそれぞれのシートに人の形が浮かびあがります。
3Dの立体画像なら、観る角度を変えれば違った角度の同じ像を見ることができるはずです。
部分にも全体がある状態で、フラクタルの構造と共通するものがあります。
この宇宙の構造もまたホログラム的であり、あらゆる干渉縞が記録された状態だというホログラフィック理論があります。
過去未来問わずこの宇宙に存在するあらゆるエネルギーの干渉パターンが場に既に記録されているというもので、
これはいわゆる「運命」のことかもしれません。
例えば手相なんかはこうしたホログラムの干渉縞なのかもしれません。
しかしもしそうしたホログラムの場に生きているとして、同じ現実像を見ていたとしても、角度を変えれば同じ像でも違った見え方がするように、私達の認識は一人一人違ったものになります。
ここで、この宇宙が量子の集まりが実在たらしめるものの関係で出来ているという話に戻ります。
量子としての性質を持つのは極々ミクロな最小スケールのレベルですが、そこには未決定な状態があります。
ここからは自論なのですが、既に存在している運命を変える作用というのは量子的なレベルにおいてより確実に起こせるのではないかと思います。
そしてその量子的なレベルに干渉する方法としては、5次元的な高次元の意識レベルから、自分のこの4次元宇宙に対してレーザーを照射するように新たな干渉波をもたらして、干渉パターンを変えてしまうという方法があるのではないかと思います。
そのレーザーとなるのは、先の投稿で述べた「思考を超えた意識」の持つエネルギー(波)ではないかと思います。
深い無意識の領域、魂の領域、想念の領域、拡大した意識の領域から発生する波が量子の波に干渉し、新しい干渉縞を生み、それによって運命のホログラム像が変わるという事が可能ではないかと思います。
(最もコヒーレンス(干渉しやすさ)の高い光であるレーザーを例に5次元からのレーザーと例えて表現しているのであって、実際にレーザーを空間に当てるイメージではありません。コヒーレンスの高い量子的な干渉波=強い念力的なもので、これが量子の状態を変える力として、同じくコヒーレンスの高い波の振る舞いを発現させ、干渉縞を作る事で現実のホログラムを変えられる可能性があるのではないか)
これが可能であれば、私達の現実は量子的なホログラム状態にあり、高次元の意識からの投影だという事が言えるのではないかと思います。
そして量子ホログラムの書き換えはその人にとってのパラレルワールドへの移行を意味するのではないかと思います。
運命を変えるというのはそういう事なんじゃないかなと思ったりしています。
また量子には、「絡み合い」「量子もつれ」という性質があり、
何らかの作用によって絡み合った関係にある2つの量子があるとして、片方の量子が変化すると、絡み合ったもう片方の量子にも瞬時に変化が現れるといいます。
それも、どんなに遠く離れていても関係なく全く同時に変化するそうです。時間も距離も超えて作用するものが既に発見されています。
双子の間でよくテレパシーが働くのも、絡み合いの状態にあるからなのかもしれませんね。
話が飛躍しますが、自分自身が変化すれば自分自身に絡み合った全てのものが瞬時に変化する可能性もあると思います。
しかし、一体何に絡み合うのかというようなところで魂のカルマの問題が現れるんじゃないかと思います。これは言わば量子ホログラムの位相の問題で、自分の位相からも自由になれるかどうか、そしてどれだけ絡み合う事ができるかで自分にとってのパラレルワールドの方向性が変わってきます。
この先はかなり抽象的なキワドイ話になってくると思うのでこの辺でやめときます。
書いてあることが何となくでも理解できたでしょうか…?
五次元的な世界観が広まってくると、量子論からパラレルワールド理論、ホログラフィック理論のあたりが出てくると思います。
漫画アニメ作品などでも最近はよく表現されるところですが、知れば知るほど、あり得ない話ではないと思うところです。
今度は個人主義的なパラレルワールドの増加により浮かび上がる魂のカルマの問題などについて書きたいところですが、ひとまずここで一区切りとし、しばらく期間を置きます。
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