【フェスティバルカルチャーについて】
今年の僕は初めてのフェスをはじめ、たくさんの野外フェス、パーティーに参加しました。
Quantum(千葉)、春風(東京)、Re:birth(千葉)、橋の下世界音楽祭(愛知)、ZIPANG(千葉)、earth garden(東京)、Oregon eclipse(アメリカ/オレゴン州)、秘境祭(山梨)、ULTRA JAPAN(東京)、りんご音楽祭(長野)
などジャンルも開催様式もそれぞれ多様なフェス体験をして遊んできたわけですが、
それは現在進行形のこの「文化」を目の当たりにして体験し、普段の自分自身の行動や制作発表、企画、活動全般に活かして反映させたいという思いや、
このフェスティバルカルチャーの中にある(或いはそれを経て生まれる)素晴らしさを伝えて広げたいという思いもあり、
結果としてそれは自身の体験であると共に、周囲に対するこの文化自体のちょっとした広報活動をしているようでもありました。
いわゆる音楽”フェス”は社会の中における一種の「理想郷」や「楽園」のような場所で、今や毎週のように全国のどこかしらで開催されているほど多発してメジャーな存在になりましたが、まだまだ社会のメインストリームに入っていっていいと思いますし、そこにある精神的背景の部分がもっと社会を良い方に変えていく力として機能してもよいと思っています。
良質な野外フェスやパーティーが人の心にもたらす良い効果の例としては、
●参加者全員で気持ちの良い平和な空間を作るという意識
●楽しい経験を皆で分かち合う(シェアする)という事
●自然の中での気持ちいい体験や時に過酷な体験を経験して学び成長するという事
●ゴミ問題などの環境負荷、環境問題に対する意識の変化
●エネルギー問題や生活インフラに対する意識の変化
●自分の世話は自分でするという事への学び
●(キャンプなどの場で)自分の役割や場に提供できるものを自分で考えて率先して参加したり持ち寄る意識の助長
●助け合い、譲り合い、誰かから受けた恩を他の誰かに回していく意識(ペイフォワード)の助長
●過度の飲酒などによる泥酔や紛失等の失敗からの自律への学び
●子供と大人が一緒に遊べる場作りへの意識
●食生活や着るもの、使うもの、購買行動などへの意識の変化
●文化を作り、盛り上げていくという意識の助長(ここで得たものを地元へ持ち帰って広めよう等)
●優れたセンスに触れる事での感覚の更新
●行き帰りを含めた団体行動や計画性に対する学び
●人生や休日の過ごし方等における世界観の変化
●新しい価値観や人との出会い
といったようなものがあると思いますが、
沢山の”フェス”が乱立する中でこういった学びは
お金を払えば何でも用意されているような都市部などでの消費型のフェスではなかなか得られず、むしろ放埓に拍車がかかって周りの人に迷惑をかけるような人達がその自覚も無くゴミを散らかしているなんて事もあると思います…。
かつては平和だったフェスが、メジャーになってそういった人達が多く入り込んできたために出来なくなったものもあったと思います。
フェスカルチャーがメジャーになるに連れてそういった残念な事がおきないように、質の高い学びのあるフェスやパーティーには頑張ってほしいと思いますし、自分自身行動に気を付けたいと思っています。
僕のフェスティバルカルチャーとの出会いは11年前の朝霧JAM(ヘッダー写真)で、その時の経験が最高だった為、
このカルチャーを支持し、楽しんできましたが、
まだまだ自分自身学びや行動への反映が足らず未熟だと思います。
ちなみにその時の朝霧JAMのチケットは一緒にクリエイティブチームをしていた友達らからの誕生日プレゼントでした。
最高な体験をプレゼントしてもらえたことに今でも感謝しています*
今年は沢山のフェスに参加する中で、初心に帰ったり、大事なもの改めて思い出したり復習したいといったような思いもありました。
周囲からも遊びまくってると思われる程にたくさん時間を費やしたと思うので、来月からはしばらく制作や仕事などに集中したいと思います。
一緒に過ごしてくれた皆さんありがとうございました*
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