夢の虹
TVアニメーションラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期第8話。
やりやがりましたね。
本当にここのスタッフには頭が下がるばかりである。
冷静に考えると、ラブライブ!シリーズでは当たり前の展開なのですが虹ヶ咲が外伝として独自の流れを作ってきていたことを考えると感動はひとしおでした。
本当に良い作品だな、アニガサキ。
今回もどこをまとめるべきなのか悩みどころなのですが、、、
アニメ感想なのでアニメに沿った話でまとめようと思います。
よければお付き合いください。
ソロアイドル鐘嵐珠
色んなものがフラッシュバックしてしまった。
アニメ感想と言いながらいきなりスクスタの話し始めたいくらいには色々あるんですよ、この曲には。
初披露がカウントダウンライブだったりR3BIRTHファンミでの法元明菜さんのパフォーマンスがめちゃくちゃ良くてとか、最後のMCの言葉とかまあほんとにたくさん。
……話を戻して今回のランジュについて。
徹底的に1人であること(ソロ)を意識させたことが本当によく見せたなと思う。
同好会だけではなくこの文化祭とSIFに関わった全ての生徒の夢を乗せたニジガク号。
しかしゴール間近で止まってしまうアクシデント。
周りが落胆してる中、堂々とステージに立ちアカペラでパフォーマンスを始めるランジュ。
それに呼応するかのように動いたニジガク号と音楽in。
会場が鐘嵐珠に支配された。
正確にはランジュが曲を歌い始めたタイミングではんぺんがスライダーにちょっかいをかける演出が入るんだがここでは瑣末事なのである。
会場が鐘嵐珠に釘付けになっているのだから知らない舞台裏などあってないようなもの。
あそこにいた誰しもが鐘嵐珠が奇跡を起こしたと感じているのだから。
アイドルはファンから貰うのではなく与えるだけでいいを徹底するランジュ。
このアクシデントは全員で叶えるニジガク号に乗ることが出来なかった孤高の存在を更に切り離してしまうようなものになった。
ランジュが誰の力も借りていない、1人で全てをこなしていることも強く認識される。
ステージが終わったあとのランジュと栞子のやり取りも印象的。
幼馴染の知らない情報を後から知るってのもゆうぽむ対比構図になってる。
視点の変わる幼馴染ペアは意識してるのかそれとも。
ランジュは何食わぬ顔をしてるが栞子の微妙な表情からも2人に溝と呼ぶに近い何かが出来たのを感じる。
栞子の過去を考えるとはやくランジュにも何があったかが知りたい。
救いはあるのか……。
余談中の余談なのですが、スクスタっていうゲームのメインストーリーにアカペラで初期曲を歌う演出があるんですよね………まさかね………。
ミア・テイラーと高咲侑
直接的に同好会の活動と関わりがなかったミアが高咲侑の作曲サポーターとして関わった今回。
変わったなーと思ったのは自分以外の音楽、または評価されない音楽に興味を持たなかったミアが侑が作る音楽は間違ってないよと言えてる点。
彼女の中で確実に何かが変わっていることが伝わる。
しかし、侑ちゃんには響かないのも面白い。
この時点で高咲侑は誰かに答えを求めるキャラクターではなく、自分で答えにたどり着く(正確にはせつ菜の歌を聴いてるが)キャラクターになったんやろな。
曲作りのサポートも彼女を認めてるからこそ。
作曲家として互いに切磋琢磨するゆうミアがみられる未来もそう遠くないのかもしれない。
また1年生との絡みも印象的。
たぶん天王寺璃奈との関わりを増やすためなんだろうがそれにしても1年組はいっつも一緒にいるな!尊い!いつまでもそうしてろ!!そしてハンバーガーでも何でも食べてろ!!!大きくなれ!!!!
次回予告でりなミア確定演出だし次のG'sもりなミア表紙だしもう全人類がりなミアに落ちるのも近いわ。
虹が始まる場所
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予想はしてました。
10人目が揃う前、9人での同好会で行う最後の全体曲。
もうトキランしかないだろうと。トキラン来いと。
予想は的中し披露されるはTOKIMEKI Runners。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の原点。
始まりの曲。
しかし驚くべきはそのバックボーンに高咲侑が追加されたこと。
構成から演出が憎すぎて本当に変態すぎるんだよなここのスタッフはよ……。
3話のNEO SKY, NEO MAP!はアニメ曲であり、その後付けで高咲侑が追加されたとしても何ら違和感は無いのだがTOKIMEKI Runnersは元々始まりでありその物語にアニメの高咲侑は存在しない。
なのにその不純物感がまるでない。
しかもあたかもTOKIMEKI Runners自体が高咲侑のために存在してたのでは??と錯覚するほどの親和性の高さ。
なにが仕込まれてたんだよ、このアニメってなんだ?なんなんだ?と頭の中がパンクする事態です。
今回のTOKIMEKI Runnersに触れるには高咲侑の答えに触れなければいけない。
彼女が出した夢の答え。
ときめきの向こう側
SIFを締める最後の曲を作る侑。
しかし思い通りにはいかず、らしくない行動をする始末。
それにしてもメンバーの練習メニューを考えたり練習に付き合ったりしてる描写もあるから彼女の身体能力も上がってたのかしら。
さすがに高2女子が逆立ち出来ることに度肝を抜かれてしまう。←え、ただの演出?
2期からよくある展開だが高咲侑の相談受ける度に全員集まるのマジで人望のあるキャラクターよ。メンバーに励まされ同好会やファンのために曲を完成されると意気込む侑。
しかしその後にランジュのステージを見てときめいた侑は鐘嵐珠の存在を強く意識したと共に胸の中の違和感にどうしても気持ちが晴れない。
(ミアパートの章は終わったんだがここのミア、パフォーマーと作曲家は違うって如実に線を引いてるのも次に響いてくるんやろな。)
そして聴こえてくる優木せつ菜パート。
スクールアイドルが大好きな気持ちをこれでもかと叫ぶ優木せつ菜の歌声。
侑は1期でピアノを弾くきっかけも優木せつ菜だしCHASE!だったしでこの展開は納得。
同好会で本当にやりたかったこと。
それは自分を偽りなく表現するスクールアイドル同好会の皆と同じように自分の好きを伝えたい、表現したいという自己表現の欲望。
ここからの侑の笑顔だったりミアとの作業風景だったり走り出した気持ちは止めることなんて出来ないって凄く伝わってくる。
最後のステージ。
同好会メンバーの視線の先にはピアノ、そして侑。
震える指先。
始まる演奏。
虹色に光るペンライトの海。
走り出したトキメキは止まらない。
止められない。
そこは虹が始まる場所。
TOKIMEKI Runners
この項目の最初で高咲侑の為に生まれた曲なのでは?と錯覚したと言ったがあながち間違いではないのかもしれない。
というかアニガサキ2期での高咲侑のシーンや問題提起だったりが全てこの歌を基軸に作ってきたのではないかと思ってる。
彼女の物語がトキメキから始まり、そして夢を追いかけたどり着いたスクールアイドル同好会と叶える夢の先。
度々アニガサキ2期で提示されるファンとアイドルとの関係性。
ただのファンから表現者となった高咲侑。
ファンであった彼女からアイドルの彼女達に送られる歌。
これら全てをトキランが入ることでうまく話に落とし込めてる気がして本当に舌を巻く。
またステージに出ることでパフォーマーの1人であることも示してるんだよな。
ここでもアイドルとファンは一方的なものではないことが伝わる。
夢がここからはじまり、NEO SKY, NEO MAP!になり、TOKIMEKI Runnersがある。
夢が始まり、そしてまた夢が始まる。
高咲侑が次に表現するのは何になるのか。
終わりに
なんとかまとめられた。
トキランに関しては今まで追ってきた背景だったり思い出ボムで結構冷静さを欠いてしまっていたので書くかどうか迷いました。
でもだからこそ、という備忘録的なものが書けた気もする。
今回はTOKIMEKI Runnersが高咲侑の為にと書いたがそれはアニガサキ内だけの話。
いわばアナザー。本家はあなたちゃんと同好会で一緒に作り上げたスクスタにあることを忘れてはいけない。
しかし、それにしたって上手い構成だった。
ラブライブ!シリーズで過去曲を扱うのはよくある展開なのだが落とし込み方が異次元すぎた。
作品理解度が高すぎるんだよな、ほんと。
これがアニガサキに全幅の信頼を置ける証明なんよな。
小ネタの仕込み方も怖いレベル。
夢ここのノートがようやく解決されてなにより。
てか3rd見たいじゃん、どうしてくれんの。
まだ買えてないんだよ!!(言い訳)
あ、
ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 Memorial Disc 〜Blooming Rainbow〜
は買え。
持ってないなら俺が貸すから。(貸出中)
本当に良いライブだよ。
次回がついにミア・テイラー回。
どんな化け物が飛んでくるのかまじで楽しみです。
番外編:不思議の国の上原歩夢
上原歩夢さん。
最高すぎて言葉を失いました。
以上です。
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