【小話】茶碗蒸し?湯呑み蒸し?
日本語の名前というのは、改めて考えるとおかしなものがある。
先日晩御飯に茶碗蒸しを食べたのだが、それからふと茶碗蒸しについて考える。
茶碗蒸しという名前だが、それが提供されるとき、大抵湯呑ほどの大きさの器に入れられる。
ならば「茶碗蒸し」ではなく「湯呑蒸し」とするべきだろう。
だがそもそも考えてみてほしい。私たちが普段ご飯を食べるときに使うのは、「お茶碗」。
どうしてだ。
確かに昔の人はご飯を食べた後、お茶碗にお茶を注いで飲むと聞いたことがある。しかしそれはおまけと言うか、主目的ではないのでは?
あくまでご飯を食べるのが主な目的なはずなのに、おまけであるお茶に名前を取られてしまうのは一体どういうことだろう。
あまりに気になる点が多すぎて、このままでは眠れない。そう思って調べることにした。
どうやら2021年9月18日放送の「チコちゃんに叱られる!」にて、上記の問題が出題されていたそうだ。
チコちゃんによると、焼き物の器はどれも茶碗というそうだ。
そもそもお茶を飲むための陶磁器に、いつからかご飯を盛るようになったそうだ。
なるほど。ご飯が負けた訳ではなかった。
となれば茶碗蒸しであるのも納得である。が、茶碗と湯呑みの違いは?
こっちはほとんど同じ意味らしい。
もっとも、お茶を飲む茶碗は湯呑み茶碗と言うらしいが。
はて、湯呑み?茶飲みでは???