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【インタビュー】沖縄から総合型で立教現代心理学部へ

こんにちは。
沖縄県那覇市で大学入試の指導をしています、総合型選抜専門塾GAL(ガル)です。
地方に住む高校生が、人生の可能性を広げる手段として「総合型選抜」に挑戦できるよう、情報発信をしています!

「総合型選抜インタビュー」のシリーズでは、沖縄から総合型選抜で大学進学した先輩たちを紹介していきます。
学生たちのロールモデルになれれば幸いです…!

学生紹介

在籍:立教大学 現代心理学部3年
出身:沖縄県立那覇高校
出願時テーマ:カウンセラーとして子どもたちが家庭環境によって孤立しない社会にしたい
他合格大学:青山学院大学コミュニティ人間科学部、桜美林大学リベラルアーツ学群

2024年4月現在

受験を振り返って

ー総合型で受験すると決めた経緯を教えてください!

元々は一般入試の塾に通っていました。

ただ、何で自分が大学に行くのか、何を勉強したいのかを全く考えたことがなくて、受験すらもどうしようかなと悩んでいた時期がありました。
ちょうどその時に、総合型選抜の存在を知って、私そういえば、座学で勉強することは好きじゃないや!って気づいたんです笑

そこから総合型のことを調べていくうちに、どうせ受験をするなら、自分が本当にやりたいこととか、自分磨きにつながる受験の方が性に合うと思ったので、受験を決めました。

ーすごい!受験のことを調べただけで、総合型の魅力がわかっちゃったんだね!

そうかも知れないですね!笑

総合型は自分の好きなことに熱中できるし、自己分析もできるし、本当にやりたいことに対して本を読むとか調べるとか色々な方向から取り組むことができるのが魅力だと思っています。

総合型のことを知った時にちょうど私自身も悩んでいたので、感覚的に、あ〜これはチャンスだなって思ったので、受験を決心することができました。

ー受験対策を振り返って、どんな活動をしたのかな?

私は心理系の学部に出願して、テーマは「家族関係と子どもの心理」でした。

きっかけは自分の家族関係や家庭環境にあるのですが、そこから親の行動と子どもの心理の関係性に興味を持ちました。

課外活動としては、最初はとにかく子どものことを知ろうと思って子ども食堂にボランティアへ行きました。そこで、ご飯をもらえていない子、発達障害の子など色々な家庭の子どもたちに出会って、代表の方からもたくさんお話を聞きました。

他にも警察署、市役所、母子福祉センターに行ったり、大学教授をお呼びしたトークイベントも開催しました。

たくさん調べていく中で、親の雇用状況がキーになっていると感じて、簡単にですが、自宅の駐車場で本や服を販売するフリーマーケットを開きました。

ーかなり多方面に活動したんだね。最終的にはどんな志望理由になったの?

落とし所は難しかったんです。

自分がカウンセラーになって、子どもだけでなく親にもアプローチしたいと書きました。
詳しいことは、大学に入って心理学を学びながら見つけていこうと思っていました。

今何してるの?

ー受験を踏まえて、この2年間はどんな大学生活でしたか?

最初は、家族心理学や社会心理学など、心理学の基礎的なことをたくさん学びました。

でも実は今、受験生時代の興味分野からは変わっています。

というのも、公認心理士の資格を取るために必要な臨床心理学の授業を受けているときに、自分自身が子どもを相手にしたカウンセラーになるのは向いていないなと感じて、資格を取ることをやめたんです。自分と重ねてしまうから、みたいなのもあると思います。

ーやりたいことが変化したんだね。

そうですね。

私にとっては、すごく細かい決まりの中でカウンセラーの仕事をすることに、どうしてもワクワクしなかったんです。

多分現場で、体を動かしながら子どもたちと親御さんと関わる方が向いてるかなと思います。

ーそうなんだね。やりたいことが変わってからは、どんな風に過ごしているの?

大学で生理心理学という脳や神経、体の構造を学ぶ授業を取りました。

そこで自閉症などの先天的な障害について勉強し始めて、今は家族心理学だけでなくて、福祉の分野にも関心があります。大学でも他学部履修でコミュニティ福祉学部の授業も受けています。

アルバイトは、先天的な障害を持つ子どもと保護者の利用する施設で働いています。
保護者から悩みを聞くこともあって、今は、私がアプローチしたい人たちはこの層なのかもしれないなと思ってます。

ーなるほどね。悩みながらも前に進んで変化してる感じなんだね。

志とか関わる人が大きく変わったわけではありませんが、アプローチ方法は変わっています!

沖縄の受験生へ

ー沖縄から受験してよかったなと思ってることはある?

「よかった」と言っていいのかはわからないんですけど、身近に感じている問題を面接で話せたことはよかったと思います。

母子家庭が多いとか、給料の話とか、夜の仕事が多いこととか。
貧困の連鎖の話も、実話として話すことができました。

面接の時に教授にかなり興味を持ってもらえたので、話せてよかったです。

ーでは最後に、受験生にメッセージをお願いします!

大学に入ったからこそわかることとしては、大学生になることは、自分を見つけるきっかけになるってことです。

大学は座学だけはなくて、サークルとかバイトもあって、色々な人と関わる機会ができるのでたくさんの価値観を吸収できます。

私も、ウクレレとかアカペラで、音楽を磨くこともできました。

もちろん現実を突きつけられる瞬間もあるというか、苦しむこともあるけれど、自分がキラキラできる時間です。

勉強大変だと思いますが、応援しています。
頑張ってください!

ーありがとうございました!

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