【塾講師が教える!】一人でも上達できる小論文教材3選!
総合型選抜受験生の敵と言っても過言ではない、小論文。
本当に多くの受験生が、面倒くさい、億劫だと言って対策を後回しにしがちです。
前回は、そんな受験生のために、小論文が解けるようになることのメリットを2つ紹介しました。
先にそちらをご覧ください👀
今回は、誰でも簡単に小論文対策を始められるよう、書店でも手に入る「おすすめ小論文教材」を紹介していきます。
これを読んだらすぐ、書店へ向かって対策を始めちゃいましょう!
入門編
鈴木鋭智『改訂版 何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』(2020,KADOKAWA)
小論文対策を始めたて、基礎からやり直したい人におすすめの一冊。
著者は代々木ゼミナールの講師時代、小論文の合格率を倍増させた経歴をお持ちです。
文章も口語になっていて、まるで授業を受けているような感覚で読み進めることができます。
『小論文には「正解」がある』という第1章から始まるように、「どう書くのか」ではなく「何を書くのか」を解説し、小論文の誤った認識を正しながら、回答するときに役に立つ情報が盛りだくさんな一冊です。
とりあえずこれだけ読んでおけば、100点満点中50点は取れるような回答が書けるようになるでしょう。
初級編
樋口裕一『小論文これだけ!』(2004,東洋経済新報社)
樋口先生は多摩大学の名誉教授であり、小論文専門塾「白藍塾」の塾長をされています。そんな樋口先生の出版された著書は、全ての受験生に手にとって欲しい名著とも言えます。
小論文の基礎が掴めたら、点数を60点代、70点代へ持っていくために「小論文これだけ!」シリーズに手を出しましょう。
「小論文これだけ!」シリーズは30近くのシリーズが発売されており、法・政治深堀編、経済深掘り編・看護深堀編・回答編など、レベルも初級から上級まで様々な種類があります。
今回紹介する、樋口式小論文の決定版である「小論文これだけ!」は、国際関係や福祉・ボランティア、人権、教育、思想・哲学など幅広い分野のネタが、樋口先生推薦の著書と共に解説されている一冊です。
本の中には、とにかく実践的で役にたつ知識が詰め込まれています。
推薦著書のざっくりとした説明から、小論文に使えそうなフレーズ、事例がまとまっており、社会動向と絡めて解説されています。これを読めば、大抵のテーマの小論文で、他の受験者と差をつけることのできる「事例」を織り交ぜた回答を書くことができるでしょう。
中級編
神﨑史彦『大学入試小論文の完全ネタ本 改訂版〔社会科学〕編』(2012,文英堂)
著者は総合型・学校推薦型対策ゼミ「カンザキメソッド」の代表を務めており、リクルートのスタディサプリでも講師をされています。
こちらのシリーズも先ほど紹介した著書と同様に、看護・医療編や人文・教育編、自然科学編などのシリーズに分かれています。
こちらの著書は辞書のように使うことができ、抑えておきたい重要キーワードが丁寧に解説されています。それだけでなく、分野ごとに問題と模範回答、解説が付いているため、これ一冊で日々の対策を網羅できます。
内容はあまり難しくありませんが、量が多いため一冊丸々対策するには少し時間がかかるでしょう。
その分、どんなテーマの設問が来ても怖くない!という状態まで対策をすることができます。
番外編
代々木ゼミナール講師陣『新小論文ノート2024』(2023,日本入試センター)
こちらはかなり上級者向けなので今回は番外編として紹介します。
毎年、代々木ゼミナールが出版している「新小論文ノート」シリーズは、実際の大学入試で出題された問題を取り上げ、回答例と解説が丁寧にされている一冊です。
取り上げる問題の難易度も高く、少し捻りのある設問が多いため、確実に力をつけることのできる実践教材です。
小論文が好きになった人に、ぜひおすすめしたいですね。
最後に
いかがでしたか。
有名な教材でもあるので、すでに知っている・持ってる人もいるかもしれませんね。
小論文の教材は、文字通り山ほどあって、たくさんの種類が出版されています。
自分にあった教材を見つけることができていれば良いのですが、教材探しに時間を取られてしまっても勿体無いので、まだピンとくる教材に出会えていない人は、今日紹介した3冊を手にとってみてください。
ただ、小論文は一人で黙々と対策をしていても、「自分の立ち位置」がなかなかわかりにくいものです。
そこで、GALでは4月14日に無料の小論文模試を開催いたします!
自分の現在地を知るためにも、ぜひ模試を受講してみてはいかがですか?
お申し込み、お待ちしております!