鳥取の旅④(最終回)
三仏寺をあとにし、次はもう一つの投入堂に向かいます。
なぜかこんなところに藤原秀郷の墓が。
藤原秀郷は、関東の武士で、平貞盛とともに平将門を討伐しました。
また、大蛇から頼まれて近江国で百足(ムカデ)を退治し、その褒美として米の尽きることのない俵を与えられたことから、「俵藤太」の異名をとります。
藤原秀郷と鳥取。全く関係ないように見えますが、謎ですねぇ。
鳥取県八頭郡若桜町にある鳥取県のもう一つの投入堂、不動院岩屋堂です。岩壁のくりぬかれた部分に、すっぽりとお堂が入っています。
本尊の黒皮不動明王は空海の作と伝えられ、東京の目黒不動・目赤不動とともに日本三大不動明王と言われます。
平安時代初期に密教系寺院として建立され、現在のお堂は室町時代頃に建てられたもののようです。
若桜(わかさ)町。
鳥取市に戻る途中、お昼を食べようと立ち寄ったのですが、若桜鉄道という鉄道で有名だそうです。
冬はスキーで多くの観光客が訪れます。
町並みもレトロな感じです。
土蔵群が立ち並びます。
お昼は、地元吉川豚のとんかつ定食を頂きました。
さて、お昼を食べて再び出発。
鳥取市に戻り、鳥取一の名所、鳥取砂丘に行きました。
前方に見えるのが「馬の背」。近づいてみるとかなり高く、登る以上に、直角に近い壁から降りるのが一苦労。私は四つん這いで恐る恐る下りていきましたが、近くの学生グループはダッシュで駆け下りていました……(これが若さか)。
1泊2日の鳥取旅行もこれで終わりです!
高瀬 邦彦(たかせ くにひこ・地歴公民科)