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オンラインライブの可能性

みなさん、オンライン文化祭は楽しめましたか。
楽しいと思えた人もいれば、対面で見たかったと思う人もいるでしょう。
今見始めたばかりだよという人もいるかもしれません。

コメントは送れても相手の状況が分かりにくいのがオンライン開催の特徴です。
どうしても対面の”つながり“には勝てません。
でも僕はこんな“つながり”もアリかなって思えるようになりました。

*  *  *

オンラインの良さを身に染みて感じたのは一ヶ月ほど前のことだった。

今年開かれる予定だったライブイベントは情勢に合わせて3つの選択肢を選ばされることになった。
中止、延期、そしてオンライン開催。
それはピーターバラカンさん(ラジオDJ)主催の音楽フェスティバル「LIVE MAGIC」でも例外ではなかった。

僕は普段バラカンさんのラジオを聴くのでイベントの存在を知っていた。
だから10月のLIVE MAGICが始まるまで待ち切れずにいた。

……と言いたいところだけれど、そんなことはなかった。
だって、いつも定期試験や文化祭と重なって行けないから。
他のアーティストのライブも、用事があるからと理由をつけて行くことはなかった。
結局、これまでにライブを「生」で見たことがなかった。
今年も、ライブに行くことなく終わってしまうはずだったのに、新たな収穫があった。

なんと!LIVE MAGICのオンライン配信を見られたのだ。
スマホやパソコンさえあれば、誰でも見られるということに感謝した。

家だから”生“の空気は感じとることが出来ない。
共有しているのは時間のみ。
それでも僕は楽しめた。
初めて実感するLIVE MAGICの面白さ。
「生」はもっとつながれるんだろうな。
次こそは時間を作って観に行きたい。
心からそう思えた。

今起きている事態が収束しても学園祭のオンライン開催は残っていて欲しい。
オンライン開催は気軽に試しやすい。
きっとライブに来てくれる人をつなぎとめてくれる。

こーる(生徒編集委員・高校1年)

Photo by Danny Howe on Unsplash

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