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【ウズベキスタン留学記その①】なんで、私がウズベクに⁉

こんにちは。Gaku-yomu編集部のこもりです。
突然ですが、みなさんは「ウズベキスタン」と聞いて何を思い浮かべますか?中央アジア、シルクロード…旅行好きの方なら、サマルカンドのレギスタン広場を想像するかもしれません。
でも、他は?…そう聞かれると、なかなか思いつかないのではないでしょうか。どこにあるの?住んでいるのはどんな人?使用言語は?文字は?宗教は?文化は?

今回は、そんな私たちにあまりなじみのない国ウズベキスタンに、私が春休みの3週間、ロシア語の短期語学留学に行ったときのことを書こうと思います!長くなるので数回に分ける予定ですが、今回はそのうちの第一弾、私がウズベキスタン留学に行くまでのパートになります。


ウズベキスタンに興味がある方はもちろん、はじめて聞いた!という方にも、楽しく読んでもらえるとうれしいです!

ウズベキスタンへ行くイラスト
今回は準備編!

中央アジアへのあこがれ

ウズベキスタンに行くまでの1年

そもそも何でウズベキスタンなのか?というと、話は大学入学前に遡ります。実は初めから『ウズベキスタン』に行きたいと思っていたわけではなく、広い「中央アジア」への興味から、全ては始まったのでした。

「一番想像がつかないところだから」という漠然とした理由で中央アジアに興味があった私は、「中央アジアではロシア語も使われているらしい」という情報を発見、1年生の必修でロシア語を取りました。(文学部と文化構想学部の1年生は、週に4コマ第二外国語の授業を取らないといけないのです。)

そしてロシア語の勉強を始めて1か月も経たない4月末、なんと夏休みにキルギスで1か月ほどの語学留学があるという話を授業で聞きます。これは見逃せないチャンス!しかしこの時は、キルギスの一部が外務省の各国危険情報でレベル2に設定されていたことを理由に、両親から反対を受け断念してしまいました…。

次に話を聞いたのが9月末。なんと春休みにもう一度、キルギス留学があるというではありませんか! キルギス夏季留学の報告会で聞いた「自ら危ない真似をしない限り基本安全」という情報にも背中を押され、やれるだけやってみようと応募を決めました。両親も説得してついに応募完了!

しかし、このキルギスの留学は都内の他の大学からも人を募っていたため、早稲田には3人しか枠が割り当てられていませんでした。…そう、5人応募者がいたうち、私はくじ引きに外れ、見事落選してしまったのです。(あみだくじでした)(参加賞にキルギス土産のはちみつをもらいました)

はちみつの写真
参加賞のはちみつ 右下にキリル文字で「アクバル 白いはちみつ」と書かれています

ウズベキスタン行き決定!

それなりに勇気をふり絞って応募したものの、落選…。しかし、道はまだ閉ざされていません。実はくじ引きの少し前、ロシア語の先生から、外語大経由でのウズベキスタン留学の話も聞いていたのです。くじ引きの日が12月5日で、ウズベキスタン行きの応募締め切りが12月10日。迷っているうちに締め切りが来てしまうというタイトな日程の中で、なるようになれ!と参加希望のメールを送りました。

ただこの外語大のプログラム、希望者人数が実施必要最低ラインに達しておらず、この当時は実施できるかまだ分からない状態でした。待つこと数週間、年末になってやっと研修実施確定のメールが!研修は早大生5人、外語大生1人という少人数での実施に落ち着き、早速諸々の準備を始めてください、との連絡が。なんせ留学の日程は2月下旬から3月中旬。意外と時間がないのです。

いざ、準備

さて、留学も決まったことだし、さっそく準備に取り掛かります。To doリストは、大きく分けて以下の6つ。

  • パスポートをとる

  • 海外旅行保険に入る

  • 航空券を取る

  • 海外で使えるクレジットカードをつくる

  • 円をドルに交換しておく

  • その他必需品を用意する

まずはパスポートをとること!中学生の時以来海外に行っていなかった私はパスポートを作り直す必要があったので、実施が決まってからすぐに作りに行きました。海外旅行保険は出発日に空港で取ることもできますが、バタバタするのが嫌だったので早々にオンラインで申し込んでおくことにします。

次は航空券の購入です。これに関しては基本、指導教員の外語大の先生の言うことに従いました。私たちの留学受け入れ先「世界経済外交大学」は首都のタシケントにあるので、到着空港はタシケント空港。アシアナ航空を使って、成田→仁川→タシケントという経路で向かいます。往復、約18万円…1日早く到着する便なら6万円ほど安く済んだ上に、ウズベキスタン航空の直通便なら全体的にもう少し安かったと思うのですが、なんせ初めてのウズベク行き。大人しく先生の言うことに従ったのでした…。

クレジットカードは元々JCBとVISAをデビットカードで持っていたのですが、おすすめされてWiseを作りました。70ドル分入れていきましたが、現地では基本現金でのやり取りをしていたので、正直あまり使いませんでした。

ところで、ウズベキスタンの通過は「スム」というのですが、日本円からスムに直接両替するルートはあまりないので、両替しやすいように、まず円をドルに換えておく必要があります。ドルは強い…。ドル-スム両替は現地でするので、国内での準備は円ドル両替までです。ちなみに、現地の自動両替機は50ドル札か100ドル札しか受け付けていなかったので、お札の種類が指定できるならこの2種類を適当に配分して両替するといいと思います!

ウズベキスタンの通貨「スム」の写真
ウズベキスタンの通貨「スム」 旧札と新札が混ざっています

両替して持っていった金額は合計900ドル。授業料500ドルに寮費100ドル、その他食費などお小遣いに300ドルです。豪遊なし、多少節約の生活でしたが、ウズベキスタンの物価は体感日本の6割程度だったので、帰国時100ドルくらい余りました。お金に関する細かい内容はまた別の回で!ちなみに、当時の為替レートは1ドル約150円でした。

両替所にはいくつか種類がありますが、私は場所はワールドカレンシーショップを選びました!出発前の説明で「お札が汚いと受け取ってもらえない可能性がある」と聞いたため、レートがそれなりに良く、きれいなお札をゲットできるところ、という条件で探した結果です。ただ上の写真の1000スム札を見ればわかる通り、日常生活でお札の汚さが問題になることはなく、どんなお札でも基本受け取ってもらえました!唯一問題があったのが銀行に授業料を支払いに行ったときで、金券ショップで両替をした子がシミの付いたお札を拒否されていました。

その他必需品で買っていったもの、こまごま並べると字数が増えてしまうので、参考になるかわかりませんが下にイラストを貼っておきます!

ウズベキスタン行きのために買ったもののイラスト
z上に描き忘れてしまったのですが、「地球の歩き方」も買いました

おわりに

以上、ウズベキスタン出発までの1年弱の出来事でした!
あれこれ色々並べているものの、準備期間に関しては正直ぱぱっとできたのなんてパスポートの用意くらいで、他はダラダラと先延ばしにしてしまい、毎日「早くやらなきゃ」と焦る日々。なぜ人は物事を後回しにしてしまうのでしょうか…。元々腰が重く熟考すると何もできない性分なので、毎回考える前に勢いで物を決めてしまうのですが、ウズベキスタンに行くまでのこの準備期間が一番精神的につらかったです。何もせず焦りが募る毎日で、「なんで行くなんて言っちゃったんだろう…」と毎日後悔していました笑。

しかし!現地についてしまえばもうこちらのもの。次回からは、いよいよ始まったウズベキスタンでの留学生活について書いていこうと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました!次回もお楽しみに〜!(こもり)

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