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新人ブログ【第5回】「ノルマは?」「簿記は必要?」 営業部/総務部インタビュー

皆さん、こんにちは。入社1年目の新人Nです。
さて、今回はタイトルにあります通り、営業部のSさんと総務部のMさんにインタビューして参りました。
 
自分でも営業できるの……?
出版社の総務部ってどんな感じ?
 
ぜひ今回のブログで、そんな疑問や不安を解消していただけたら嬉しいです!

営業部インタビュー

「ノルマ? ないね~」

 
「ノルマはありますか?」
 
これは今年の会社説明会で、学生の方からいただいた質問です。
 
「営業」というと、コミュニケーション能力、トーク術、人心掌握術、有能そうに見えるジェスチャー、ノルマ、飛び込み営業、今月の売上グラフにお花のついた磁石……などなど、華やかな人柄が求められ、活動的で熱い雰囲気のフロア、というイメージがあるのではないでしょうか?
 
そのような世間一般にイメージされる「営業」と、学陽書房の営業部は全く異なると思います。
 
特に、学生の皆さんが心配していらっしゃると思われる「ノルマ」については、ありませんのでご安心ください。
「『ノルマはない』って断言してしまっていいですか!?」とSさんに尋ねたところ、「うん、いいよ。だってないからね~」と即答されました笑
 
 

「コミュ力」よりも冷静さ?

 
――まだ研修前ということもあり、少ししか営業のことを知りませんが、皆さんを拝見する限り、いわゆる「コミュ力」が大事というよりも、データ分析や戦略など、コンサルタントとしての側面が大きいのかなと思いました。
 
確かに、定価や部数を決めるのは営業の重要な仕事ですね。
これまでのデータから、どのくらいの冊数をどのエリアに置くか考えたり、どうやって読者に情報を届けるかを考えています。
蓄積されたデータを分析したり、比較したりして、今後どうなりそうかを読むのが営業。
 
――おお! いわゆる「トーク力」とは打って変わって、冷静沈着で分析的な業務内容ですね。
 
 

やりがい/大変なこと

 
――就活の鉄板質問ですが、やりがいと大変なことについてお願いします。
 
やりがいは、学陽書房の本が役立つことかな。必要な人に必要な本を届けたいと思ってやってるからね。
 
――そうなんですね! 数字があがったときかと勝手に思っていました! ちょっと意外です。
 
いや、もちろん数字は多くの人に役立ってる証拠でもあるから嬉しいんだけど、口コミとか、即売会とかで直接読者から声をかけられたり、電話がきたりすると嬉しいよね。
 
大変なことは、説明会でも言ったけど、新刊の配本かなあ。どの本をどのエリアにどれくらい送るかを決めるのは大変だね。
あとは、内容に誤りがあった本を書店や取次から引きあげるのは、当時すごく大変だったなあ。
 

営業に向いている人って?

今回のインタビューの途中で、運良くKさんのお話も聴くことができました!
こちらのKさんは、前回登場した同期のKさんではなく、編集部の先輩です。
5月から営業研修をされています。
「営業は出版社のインフラを担ってるなって感じがする。ここが回らなかったら流通しないから、営業って本当に大事」と語るKさん。
貴重な機会なので、Kさんにもお話を伺いました!
 
――実際に研修をされていて、営業に必要なものって何だと思われますか?
 
人の好き嫌いがないことかな。
たくさんの書店を回るってことは、たくさんの書店員さんにも会うってことだから、「うっ、この人苦手かも」って思う人ができてしまったらその書店に行けなくなっちゃうよね。
書店員さんの中にも、お話し好きな人もいれば、寡黙な人もいる。
色んな人と関わることを楽しめる人の方がいいと思うな!
 
あと、聞き上手なほうがいいかも。こっちが説明すると言うよりむしろ書店員さんに話を伺うことが多いから、おしゃべりな性格じゃなくても大丈夫
 
「雑談に近くなって、行っても注文もらわないこともあるもんね」とSさん。
 
――ひえ~!楽しそうです!そんなこともあるんですね! Sさんから見て、こういう人に営業部に来て欲しいという理想の人はいますか?
  
うーん、スキルはそんなに要らないよ。データの読み方とか分析の方法は入社してからで大丈夫だしね。
そういう実務的な面よりも、人間的な面の方が大事だよ。
失敗や大変なことを経験する中でも前向きに、誠実な気持ちを持って仕事に取り組める人がいいな。その場しのぎの「コミュ力」よりも、人間として魅力があるかどうかが大事。
特に営業は関わる人たちがとにかく多いから、どの会社、どの人に対しても誠実に向き合って信頼関係を築ける人がいいね
 
熟練工が欲しいわけじゃないから、単純に本に関わりたい、届けたいという気持ちで来てくれたら十分だよ。選考も、そんなに構えずに来てください。 
 
 

私自身も、お二人からお話を伺って、出版社の営業のイメージが少しずつ掴めてきました!
 
以上、SさんとKさんのお話でした!
営業部についてもっと知りたい方は、ぜひ先輩方の記事についてもご覧ください。


総務部インタビュー 

「スキルは入社してからでいいよ」

続いて、総務部です!
総務部からはMさんにお話を伺いました!
 
――総務と言われて真っ先に思い浮かぶのは経理ですが、簿記の資格などは必要ですか?(これは総務部を研修していない私自身の不安でもありました)
 
いや、要らないよ。研修で来るときには自分が教えるし、そんな専門知識が問われるようなことはさせないから大丈夫。
もちろん、総務部として採用された場合は専門資格が必要になるけど、入社してからの勉強で大丈夫だよ。
  

総務に向いている人とは

 
――資格がなくても大丈夫というお言葉を聞けて安心しました! では、資格以外に、総務に向いているスキルや性格ってありますか?
 
 気持ちの切り替えができることかな。総務って、一点集中で作業したくても出来ないことが多々ある。お金の計算をするって時に、電話がきたり、人が来たり。そういうときにも、さっきまでの作業を引きずらずに、気持ちの切り替えができる人が向いているんじゃないかな。
  

やりがい/大変なこと

 
――鉄板の質問ではありますが、総務のやりがいと大変なことは何でしょうか?
 
総務は、社内の人に向けての仕事をしているから、やっぱり社員の方々に喜んでもらえると嬉しいよね。「やりやすくなった!」って言われたり
 
逆に大変なことは、知らないことの解決を求められることかな。
例えばPCのトラブルがあったら、僕は本当はPCについてそんなに詳しいわけじゃないけど、調べてなんとかしなくちゃいけない。
何が起こるか分からないトラブルに対応するのが大変かな。
 
 
――そうですよね。本当にいつもありがとうございます。そんな大変なことやマルチタスクを処理するコツはありますか?
 
休むときはしっかり休むことかな。編集の人とかは、休日も頭の中に企画のことがあったりするかもしれないけど、僕は休日は仕事のことはいっっっっっさい考えないからね。全部忘れる。(※発声された通りに文字起こししました。)
 
 
――ここでもやはり「切り替え」ですね!(ものすごい「っ」の量だなあ……)
  

「採用ご担当者様」からのアドバイス


さて、採用関係の書類受付や手続きについても、総務部の仕事です!
最後に、就活生の皆さまへのアドバイスを伺ったので、以下にまとめました。
  

【履歴書はA4サイズで送ってください!】
書類のサイズは統一されている方が圧倒的に管理しやすいので、どうかA4での印刷をお願いします、とのことです。
「見やすいようにA3で大きく印刷したのか!+100点!」といった評価などは一切ございませんので、特別なご事情がなければ、A4で印刷してください。
 
【最後のチェックを忘れずに!】
「小学生じゃないんだから……」と思われてしまいそうですが、それでも言わせてください!
 
履歴書に漏れはありませんか?
履歴書、課題論文、成績証明書、3点揃っていますでしょうか?
 
また、住所や電話番号など、選考の通知に関わる重要な情報もありますので、読みやすい字でお書きいただけると安心安全です!
 
【余裕を持った発送を!】
郵便法改正によって、お届け日数が繰り下がりました。
そのため、皆さまの選考書類についても、弊社到着までに少し時間がかかることになります。
前日に速達で送っても翌日配達にならないこともありますので、お気をつけください(私はこれでなんとかすべりこんだ口です)。
特に遠方からご応募される方は要注意です!


最後に

皆さん、いかがでしたでしょうか?
営業部と総務部について、不安や疑問が解消されたり、身近に感じたりしていただけたら幸いです!
 
さて、各部署について心配している方の不安を取り除くことを意識してここまで書いてきました。ただ、もしかすると今回のブログは、やる気満々だった方には、むしろ不安材料になってしまったかもしれません。
 
ノルマがなかったり、スキルについては入社後の勉強でよかったりと、弊社はとても「優しい」企業ではないかなと私は思います。ですが、「優しい」は「甘い」とイコールではありません。
 
確かに、強いられたノルマはありませんが、学陽書房では各社員がそれぞれ自分の中で目標を立てて自主性を持って行動しています。例えば、弊社では全社員が新年に「年間計画書」を作成しており、毎月結果を顧みて修正しています。
 
自分自身で考え、目標を立て、結果を踏まえて反省・改善し、また目標を立てるというサイクルを、先輩方はストイックに続けてキャリアを積んでいらっしゃいます。

優しい社風ではあっても、そこに「甘さ」があるわけではありません。
「自分が成長できないのではないか」など、そういった点について不安に思っていた方についても安心していただきたいです。
 
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
編集企画と制作の先輩方へのインタビューは、次回以降になります!
お楽しみに!