財務・不動産の側面から”まちづくり”を支援する渡邊孝章氏【LDLメンバー・インタビュー】
私の所属しているLocally Driven LAbs(通称;LDL)というコミュニティ内にて行われているバディ制。今回、私とバディを組んでいただく合同会社アーバンギーグス代表 渡邊孝章さんにインタビューをしました。
※LDLとは、『まちづくり幻想』『地方創生大全』などの著者 木下斉 氏が主催するオンラインコミュニティです。
「まちづくり」×「財務」 見逃されがちな必須事項から地方創生を支えるコンサルタント
本来、まちづくりでも経営でも「財務」は切っても切り離せないもののはず。それなの「まちづくり」という名目がつくと当たり前のように切り離して考えられているように感じませんか?私自身も地方で商売をしながらまちづくり団体に所属していましたが、その光景をよく見ていました。「自分会社でも同じことやるの?」なんて疑問が湧き起こってくることもしばしば。。。
今回ご紹介する渡邊さんは、コンサルタントという立場からその課題に取り組んでおられます。
具体的には、金融・不動産アセットマネジメントの知識を活かして地域市民にスポットを当てた合同会社アーバンギーグスを軸に、各地域で財務支援や公共施設再生支援や古民家再生に携わっており、広島県福山市鞆の浦(とものうら)にある合同会社鞆まちづくり会社では自ら代表になってます。
外野から意見するだけではなく、自身がメインプレイヤーとなり取り組んでいく。このような部分に渡邊さんの人間性を感じずにはいられませんでした。
ギャップから見えてくる渡邊孝章さんの人間的魅力
インタビューするにあたって渡邊さんの情報を事前リサーチするわけですが、自分とのあまりの違いにどのような話になるか期待と不安が入り混じった心境だったのは正直なところです。代表を務める鞆まちづくり会社に略歴があるので引用しておきます。
私といえば、20歳の時に父が鬼籍に入り事業継承。どうにかこうにか経営してきましたが、2020年のコロナショックを機に廃業。現在は船上コックとしてのんんべんらりらりと暮らしているわけです。本当に真逆すぎて、フルえてきます(笑)
しかし、実際話し始めてみると自身の背景を率先して話してくれながらも、船乗りという今後の人生になんの関係もないだろう職種にも興味を持ってヒアリングしてくれました。早口で流暢に喋るところはイメージ通りだな(笑)という感想もあったけど、想像していたより何倍も人間味の感じられる方でした。
ほかにも、九州パンケーキで有名な「株式会社一平ホールディングス」の監査役の仕事は、何も意図せず親切心から事業相談に乗っていたことがきっかけでご縁がつながったというエピソードや、前述した鞆まちづくり会社には学生時代から関わっているという話からも渡邊さんの人柄を感じ取ることができました。話の節々に「ご縁」という言葉が出てきていたのも印象的でしたね。
インタビューを終えて
僕の知る限り、まちづくりの携わる地元地域の人たちのほとんどが、中小企業にも満たない規模の法人や個人事業主。そのような人々は往々にして会計管理や中長期的な事業計画が苦手と感じています。そのような状況において、渡邊さんのような人は本当に貴重な存在ではないのか。話した時間は1時間程度でしたが、強くそう感じました。
LDL内においても、彼のような立ち位置の方は希少ではないでしょうか。ご本人からもLDL内外含めて今後チャレンジしてみたいプロジェクトが幾つかあることもお聞きしたので、今後どのような活動をされていくのか私も興味津々です。
そして、私自身も自分だからできることを考えていこう。そう考えさせてくれることができた貴重な時間でした。
Locally Driven LAbs(LDL)アソシエイト
地域、社会、幅広い分野に関心があり、能動的に活動している方々が民間、行政、議員、という枠組みを超えて幅広く交流し学び合っています。
また、活動レイヤーをもうひと段階深めたパートナーではSlack内で自身のプロジェクトページを立ち上げ、より具体的な活動をしつつ木下所長やメンバーからのフィードバックが受けられます。
ご興味のある方は是非覗いてみてください。
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