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【LDLバディインタビュー】岡崎史裕さん〜メンタルヘルスを通じて地域の社会教育を醸造する

僕の所属しているコミュニティLDL(Locally Driven Labs)。約20年間、全国各地のまちづくりに携わり、多数の著書も出されている木下斉さんが主催するオンラインコミュニティです。

参加者は、民間・行政・議員と幅広く、現在進行形でまちづくりの実践を行なっている方々が活発に活動しています。僕はというと、そのなかで船乗りをしながらふんわりROM専で参加しています。LDLの詳しい内容は、LDLメンバーである岡崎史裕さんの記事をご覧ください。

この記事を書いた岡崎さんは今月のバディパートナー。熊本県の精神科病院にて作業療法士を務める三児のパパ。


精神障害者のリハビリテーションをする傍ら、さまざまな地域行事に参加され、自身でも「メンタルヘルス×社会教育」をテーマにした講習会などの企画を立ち上げています。

直近では、このような取り組みも。

LDL内でも、毎週日曜日の夜に「岡崎P定例会」と称してオンラインMTGを主催しています。新規メンバーに対してのLDLマニュアルの周知など、組織運営の取りまとめをしていらっしゃる参謀というイメージです。


岡崎史裕さんがススメる木下所長のnote記事

さて、そんな岡崎さんがオススメする木下所長のnote記事はこちら。

数々の地方創生の現場に携わってこられた木下所長の提唱する「稼ぐまち事業・7つのメソッド その1ピンホールマーケティング」。有料記事なので具体的には書きませんが目次の部分は無料でも見えるので是非覗いてみてください。記事購入するのがオススメですが。

【目次】全部5300文字程度
1. 我々はトヨタではない
2.尖った企画要素が将来を決める
3.営業だけでなく、金融と向き合うことで最適化
4.実例 ONOMICHIU2
5.実例 OGAL BASE
6.まとめ

まち事業「7つのメソッド」徹底解説 その1 より引用

まずは、正確な現状認識し、それに応じたサイズで始めて大きく育てるということ。そのためにも数字に基づいた見通しからなる事業計画の重要性に気付かせてくれる内容になっています。実際に、岡崎さん自身もそういったことを意識するようになってからは、自分の立ち位置を確かめ、未来にあるゴールに向けて、各事業が連結するように考えながら計画・実行するようになったというお話でした。

木下所長もよく言われていますし、僕自身もまちづくり団体に携わっていた時に感じてた違和感。一つの企画をやって終わりだったり、良いことしているのだから儲けなくて良いという価値観。岡崎さんは、木下所長の著書に出会い、LDLに参加する中で、そういったモヤモヤ感がより明確になっていったそうです。

二人の話の中でも、よく出てきた「稼ぐ」という言葉。岡崎さんは、勤め人として、その部分の感覚がウィークポイントであったと自覚し、現在の活動に活かしているのですね。色々と制約の多い勤め人。そして、内向的な常識に捉われがちになってしまう専門性の高い業界でありながら、視野を広く自己研鑽を積む姿勢は、素直に尊敬してしまいます。

ちなみに、岡崎さんおすすめの著書はこちら。

現在はKindle unlimitedでも読むことができます。(2022年9月14日現在)

岡崎さんが街づくりをする理由

岡崎さんが地域行事やLDLでの活動を能動的に行なっている理由は、シンプルに自分や子供たちの街をより住みやすい場所にしたいから。前述した「私の街のメンタルヘルス講座」も含めて、地域のどんな人の”ココロ”も取りこぼさないことが、岡崎さんの思う「住みやすい場所」なのかなと感じました。

それと同時に、こういったセーフティネット的な感性は岡崎さんらしいとも。

人事を尽くして天命を待つ

今回の対談で、岡崎さんは「機を見る」能力が非常に高い方なんだろうなと感じたのですが、それも作業療法士という仕事を長年続けてこられたからこそ身についた能力のようです。

さまざまな活動をするうえで、周りの理解は必須。けど、それは容易にできることじゃない。

岡崎さんは仕事柄、待つという感覚が当たり前にあるそうです。確かに、リハビリというものは本人の意思がないと始まらない。岡崎さんの仕事は、あくまで本人の意思があった上でそれをサポートすること。やる気を出してもらうためのアプローチはするが、本人にその気になって取り組んでもらわないとサポートができない。それがいつになっても良いように、準備は徹底しておく。そして、そのタイミングが来た時に一気に進めるんだそうです。

大袈裟な言い方になってしまうかもしれないけど、人事を尽くして天命を待つってこういうことなのかと思いました。話っても感じた焦りのない落ち着いた語り口調や相手の話を傾聴する姿勢は、ご本人のこういった資質と培われた経験に裏打ちされたものなんだろうなと、なんでも焦りがちな僕は尊敬しつつも羨ましく感じた次第です。

岡崎さんの今後

事後のメッセンジャーでも盛り上がり、最初に紹介したオススメ以外にも、岡崎さんが色々と紹介してくれました。

共通してあるのは「やめる」ということ。仕事、ご家庭、地域行事、LDLでの活動、自信のプロジェクト、と僕が触りで聞いただけでも「どうやってこなしてんの!?」と思うくらい多忙。しかも、今年3人目が産まれたところ。

やはり、ご本人としても時間捻出は課題らしく、取捨選択する時期が来たように感じている様子でした。

「メンタルヘルスを通じで地域に社会教育を醸造する」という基本的な思いを前身・継続させていくために、今後は独立や複業なども視野に入れているそうです。

近い将来、何かしらの転機があるかもしれませんね。

僕の電波の都合が合わず、1時間程度のMTGだったので、まだまだ話し足りない。また、お話ししましょうね!岡崎さん。まちづくりとは全然関係ない雑談の中で出てきた「演歌とヘビメタの親和性」というのをもっと掘り下げて聞かせてほしい!(笑)


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