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世知辛いとはこのことだ

ライブの追加をお知らせした数時間後に、そのライブの中止をお知らせすることになるとは思ってもみませんでした。

その、情報の収集力と精度の高さから、

「元CIAの工作員なのでは?」

と噂されている『学天即 インフォメーション』さんが、緊急事態宣言発出に伴うライブの中止の情報をまとめてくれたので、引用させていただきます。

楽しみにしてくださってた方、ごめんなさい。こんな時やからこそ、ぜひとも笑っていただきたかったのですが、叶いませんでした。

なんの足しにもならないですが、去年の今頃、自分が書いた文章を載せたいと思います。

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テレビをつければ『コロナ』

ネットをひらけば『コロナ』

エアコンつければ『霧ヶ峰』

コロナじゃありませんでした。まだこんなことを言えてる間は元気です。

『新型コロナウイルス』が猛威を奮っています。専門家の方々、毎日がんばっていただき本当にありがとうございます。

そんな方々の仕事を増やさなくていいように、手洗い・消毒をしっかりすることと、実はもう感染していて発症していないだけかもしれないので、外出時はマスクをつけています。自分にできることからやっていきましょう。みんなでウイルスに対抗していきましょう。

「そんなんでウイルスに対抗できるか!」

と思うかもしれません。しかし、理由がございまして、『外国人はマスクをつけない』というのは、最近ニュースでよく見ますが、外国人って、かなり手も洗わないんです。手洗いが習慣になっていない国が多いんです。その理由は『水がもったいない』からです。水道水を直接飲める国は世界で15カ国しかありません。ペットボトルの水をコップに入れて、一口目は軽めのうがいをして吐き出すとかはするでしょうけど、ペットボトルの水で、手だけ洗うって贅沢すぎますもんね。

なので、けっこう意味があります!手洗い・消毒・マスクは続けていきましょう!

そもそも『新型』ではないコロナウイルスってなんなんだ?と調べたところ、1960年代に発見されたウイルスで、我々に『風邪』を引かせるウイルスです。毎年、全世界で70億人が風邪引いてるらしいです。それくらい身近なウイルスなわけですが、こいつが2000年代に入って、劇的に変化してきているのです。

2002年の『SARS』を引き起こしたのは『SARSコロナウイルス』です。SARSは2004年に封じ込めに成功したと発表されましたが、2012年には『MARS』を引き起こす『MARSコロナウイルス』が出てきます。こちらは今も終息宣言は出ていなくて、中東の方で毎年数人の方がMARSで亡くなっています。

どちらウイルスにも効果的なワクチンはまだありません。

そして、今年の『新型コロナウイルス』となるわけです。

ただ、コロナウイルスだけでなく、人類はずっとウイルスや細菌といった『病原体』が引き起こす『感染症』と闘ってきました。

病原体ははるか昔から、人類より以前から地球上に存在していました。

その中でも有名な、天然痘、チフス、スペイン風邪、ペスト、コレラなどのウイルスは、国の命運を左右し、世界の流れを変えてしまうこともあったわけです。14世紀に流行した『ペスト』では、ヨーロッパの人口の約3分の1の命を奪っていますし、16世紀に流行した『天然痘』は、アステカ帝国やインカ帝国滅亡の原因になったのでは?といわれています。

なんか、すごい都市伝説っぽくなってしまいました。

ただ、その頃の人々にとっても都市伝説級に半信半疑だったと思います。だって、原因がなにかわからないまま、人々が次々に死んでいくんです。

「神よ!怒りを鎮め給へ!!」

という感じだったと思います。しかし、19世紀後半以降、科学の進歩により、感染症の原因が『細菌』や『ウイルス』といった『病原体』であることが判明していきます。

そして、有効な治療法として、ペスト・結核などの『細菌』に対しては『抗生物質』が、天然痘・インフルエンザなどの『ウイルス』には『ワクチン』が開発されました。

19世紀後半から20世紀前半を『医学の黄金期』といいます。人類を長年苦しめていた病気の原因を次々と見つけていったんです。この時代に生きた日本の細菌学の権威といえば『野口英世』と『北里柴三郎』です。そりゃお札にもなるぜ!って話です。

そんな、先人たちの懸命な研究・開発により、1980年に地上から天然痘ウイルスが根絶されるなど、今まで多くの感染症が制圧されてきました。しかし、医学の黄金期は終わっていきます。

20世紀中期に入り、交通手段が発達することで、世界中がつながっていきます。しかし、人だけでなく病原体も国から国へ運ばれるようになり、感染範囲が拡大されていくようになります。さらに、野生動物と共存し、無害だったはずのウイルスが、環境破壊や一部の国の食習慣などにより、人に感染する事案も発生するのです。

新しい病原体は増え続けていて、90年代にはノロウイルス、HIV、O-157、2000年代に先程のSARS、MARS、2009年の新型インフルエンザなどが出てきていますし、治療薬である抗生物質が効かない『耐性菌』といわれる細菌も増えています。

医学の黄金期のおかげで人類の寿命が伸び、生活が変わっていった結果、また違う病原体と闘わないといけなくなってしまったとは皮肉ですね。

お先真っ暗って感じですが、とある方はこうおっしゃっています。

『感染症によって人類は鍛え上げられてきた』

確かに今は暗いかもしれませんが、今を乗り越えれば、きっと強くなった世界と自分で、明るい未来があると思うので、どうか今は無理せず、自暴自棄にならず、耐えていきましょう。

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僕が思っていることは、去年も今年も一緒です。

また未来でお会いしましょう。



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ガクテンソク 奥田修二
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