青い春
単独ライブも終わり、YouTubeでひたすらM-1の3回戦の動画を見漁る日々を過ごしています。
良く考えたら、この時期に自分がアタフタしていないことが、漫才をやりだして15年、はじめてのことです。
特に3回戦の時期なんて、1番アタフタしてました。
受かってれば準々決勝の準備でヒリついていましたし、落ちてたら死ぬほど引きずっている時期でした。
M-1って、あまりにも『青春』なんです。
こんなにも青春なんだから、もう準々決勝あたりから『熱闘M-1グランプリ』とかやったらどうですか?同じABCさんの番組ですし出来そうですよね。僕、絶対見ますけどね。
ただ、M-1が終わっても人生は続きますし、むしろ今からが本番なのかもしれません。
M-1は確かに熱くなるし、夢もロマンもあります。けど、あくまで『春』です。
春が終われば、さらに熱い夏がやってきます。人生はこれからです。夏に燃え尽きて秋をすごし、最後に冬を迎えて、人生を終えるのでしょう。
春夏秋冬って、ほんとよくできた言葉だと思います。
ここからはめちゃくちゃ知識をひけらかしたいと思います。
『春夏秋冬』と『東南西北』って、ほとんど同じ意味なんです。太陽が登り、正午を迎え、沈みだし、夜を迎える感じがそっくりでしょ?
そして、昔の人は『春夏秋冬』に、その季節に応じた色を付けました。
青々と草木が芽吹く春を『青春』、朱々(あかあか)と太陽が照りつける夏を『朱夏』、木々が枯れ景色が白々としだす秋を『白秋』、白と玄(くろ)のモノトーンの世界になる冬を『玄冬』といいました。
色だけを残して、動物を当てはめたものが、『青龍』『朱雀』『白虎』『玄武』で、それぞれの季節、そして、それぞれの方角の守護神と考えられています。
東の青龍と西の白虎は、相対しているような位置関係なので、ライバルを表すとき『龍虎睨み合う』という表現になったりするんですね。
さて、19時からなんばグランド花月にて『LEAP』というイベントがあります。
11匹の龍虎が睨み合うイベントです。絶対に本気のネタ合戦が見られると思います。
僕は、朱雀的な立ち位置で、楽しませていただこうと思います。
今、なんば近辺にいる人は、まだ間に合いますよ!