年内ワールドカップ終了レポート

画像1 パラアルペンスキー2024年年内のワールドカップ2会場4試合が終了しました。
画像2 成績です。12/10-13 WC(Suteinach Brennner, Austria) SG1戦目:19位、SG2戦目:16位。12/19-20 WC(Courchevel,France),GS1戦目コースアウトDNF,2戦目16位
画像3 brennner戦も濃霧で前が見えない天気、強風の中でしたが、試合を行ってくれました。順位は良くありませんが、昨季の種目別ポイントを更新できました。
画像4 初日は立位選手、座位選手1名ずつ転倒者2名出てヘリコプター搬送があり、90分弱試合中断。私の前の選手だったため、スタートから離れるわけにはいかず、ひたすら体が冷えないようにストレッチや体幹補強TRしつつ待っていました。私も昨季の大転倒時には大会を止めてしまい、同じ様に待たせたのだろうと思うと、リスクありつつも、だからこそ命懸けで取り組む価値のある最高のスポーツだとも思えます。
画像5 改めて、日本代表ウェアを大会中は着ることができますが、そのことに感動。21年目のアルペン人生、5大会パラ出場で慣れているはずが、この2年間強化指定選手ではあるものの、Cランク選手として、普段の練習は着れない為です。練習や移動、遠征手配、ワックス作業ら全て自分で行うCランク。WCだけは出場権利を持っているため現地集合、現地解散にて参加可能です。大会中も全て自分で行うのは疲労は溜まりますが、出場できるだけ有難い。また代表ウェア、ワンピースを着れるだけ有難い。チャンス貰えるだけ有難い。これも学び!力に!
画像6 大会中、チームサポートとして鍼治療、電気治療も受けることができ非常に助かりました。。やはり個人では、特に体のケアは限界があり、怪我の予防のためにもプロの手は必要。。海外遠征は定期的にケアを受けられない点がネックの中、大会期間中の合間を見てケアしてくれた今野さんに心から感謝です。。
画像7 超音波治療機器にて古傷の膝をケアする様子。
画像8 さて、ここからは2会場目、フランスのcourchevel(クーシュベル)報告です。steinach brennerから南西へ750km、イタリアを北西部を抜けて二日かけて運転してきた地。まずはジムを探し、刺激入れました。
画像9 Alvertville(アルベールビル)にはナショナルトレーニングセンター始め、多くの民間ジムがあり、調べた結果機材が揃っていそうなこのジムへ。一回利用13€。スクワットは100kg2−3回かつげたので、何とか筋力維持はしていますが、筋肉、そして体重は現状落ちています。やはり食事が合わないこと、栄養価の高い食べられるものが身の回りで手に入りにくいことが一番。そして一人行動でのストレス、緊張が非常に強い日々であることが原因ですが、何とか乗り切らねばです。マヌカハニー、梅茶で何とか健康は維持。内蔵よ強くなれ!
画像10 さて、ゴーグルレンズが不調なため、探した結果、ロシニョールのプロショップがあり行ってみたところ、ゴーグルレンズ無償交換してくれました!!さすがロシニョールの本拠地フランス!
画像11 日本のロシニョールからサポート受けていることを話したところ、「日本だけでなく、世界中の契約選手は応援する」と快く提供してくださったスタッフの方々。見ず知らずの方ですが、メーカー繋がりで心が繋がることが嬉しかったです。
画像12 帰りも寄らせていただき、御礼と大会報告を。。ウェアなどアパレルも豊富に揃っていました。どれも高くて買えませんがポロシャツだけでも買ってくれば良かったなと後悔が。
画像13 さて、couchevelの会場の様子。例年、健常者女子ワールドカップを開催しているコースだけあって、斜面変化多く、片斜面(左、または右斜めに傾いている斜面)、小さなうねり、起伏が多く、前後バランス崩されること。さらには欧州特有の引っ掛かる硬い雪質にエッヂ調整にも苦しむレースでした。やはりトップ選手は物ともしないので非常に強いとともに、健常者アルペンスキーの世界のレベルの高さも実感するコース、会場でもありました。
画像14 コースには照明もセットされており、ボランティアスタッフの数もまるでパラリンピックのような大規模なもの、さすがの世界的にトップクラスの豪華なスキー場ならではでした。ある日本語話せるボランティアスタッフさんが、「no money、2時間掛けて来てるよ、めちゃくちゃ寒いよ、、」とのお言葉が。。実際、冷たい大雨、顔を上げられない程の強風、大雪と目まぐるしく天候が変わる中、早朝からのボランティアですから、こういった方々のお陰で大会ができたこと、肝に銘じます。。
画像15 待合室も広いもの。全選手80名弱&スタッフ数十名も収容できる広い会場で着替えたりアップをしたりでした。一つ無念だったのは、パーキング代支払ったこと。私のレンタカーが置くように言われた通り道に周囲と同様に路駐した結果、パーキング代44€別途徴収されたことは痛い出費、、、。指定された通りなのに、よくわかりませんでした。。フランス語は不明、英語もまだ片言なのでしっかり確認できなかった私のミス。。荷物持ち運びも毎朝峠道30−40分運転し(煽られつつ)ビルの4階まで毎朝移動。Cランク選手の苦労も実感しました。
画像16 終了後にはトップチームに混ざっての集合写真。この二大会(トップチームはtigne戦SL含めて3大会)でメダル獲得が無いのは私のみ。。。厳しくとも競技成績が全ての世界。。男子立位はレベルと競争率が一段と高く厳しいものですが、諦めるわけにはいきません。。希望はまだあります!この後USA遠征として立て直しを図ります!!!
画像17 最終日移動時にも立ち寄ったケバブ屋さん。今回滞在中に3度通いました。あまりに食べるものがなく、(レストランは異常に高い)、朝食も菓子パンやコーンフレークなので炊飯器でご飯を炊きつつも、缶詰も終了し、エネルギー不足に陥っている日々。そこで比較的安価で野菜と肉を食べられるのがケバブでした。
画像18 こちらのセットで17€。決して安くはないですが、他のレストランは最低限30−50€はしますから十分でした。海外遠征、いよいよ食事に困ってきています。早くアパート生活に戻り、鍋を作りたい。カレーやシチューも。。お腹いっぱい食べたい。。
画像19 帰りがけ、これで一旦帰国するトップチームの選手とスタッフから日本食をお裾分けして貰えました。大量に!!  とても助かります。。ちょっとジャンキーではありますが、これでこの後直接行くUSA遠征での正月も、日本食を少しずつでも食べられるなと。有難い!
画像20 courchevelからザルツブルク空港最寄りのRamsouまで1000km弱。3日かけて移動します。今夜はスイス・ローザンヌのシェアホテル(4人部屋)へ。まだ同部屋のメンバーと会っていないので緊張、、しかし一人部屋は2万円以上するのでやむなし。4人部屋でも1万円ですので。観光地とのことですが、全く観光は興味なく、道中のスーパーやSA、ホームセンターに必要な物を購入に立ち寄るだけで十分。本当は欧州でも鍼灸治療やマッサージ、温泉を見つけたいですが、べらぼうに高く断念。。運転もできる限り余裕持って移動します。
画像21 欧州女子ワールドカップのチーフサービスマンであるHiraileさんと奥様のAnnickにも会え、大会前日の強行スケジュールでしたが、打ち合わせもできて非常に助かりました。以前、野沢でのロシニョール春キャンプにswedenのWC選手を連れてきた時に通訳としてサポートした時からの出会い。繋がりに心から感謝です!!!
画像22 https://camp-fire.jp/projects/794198/view?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_showクラウドファンディングもいよいよ12/25までの募集期間です。最後までご支援ご協力ご検討のほど、引き続きどうぞ、よろしくお願いいたします!!!

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