チリ遠征vol.5過去最高の練習にて終了!

画像1 9/3-10/2のチリ遠征、最終日の練習は、GS中斜面、30旗門練習にて無事に終了!最終日のコースはいつも健常者トップチームが使用していて使えなかったコースだけあって、超アイスバーンで全員苦しんでいましたが、私も3本一回はエッヂを研ぎ直して取り組み、良い滑りができていました!非常に良い手応えでした!
画像2 最終日練習は、パラアメリカチームのトップチームとの合同練習。スタッフの一人に日系3世のstuward(日本名・たけおさん)がおり、やはり親近感も特に感じました。最終日、特に嬉しかったのは、コーチ陣や、他の選手から「一緒に練習してくれて有難う!非常に刺激受けたよ!」という趣旨のコメントを皆さんくれたこと。。こちらこそなので、感謝に尽きます。温かく迎え入れてくれ、最後まで実施できた素晴らしいチームにこちらこそ感謝で胸がいっぱいでした!!
画像3 終盤のSG練習スタートからの様子。標高は3500m強の位置。強風で小石が飛ばされて多くありましたが、板は大きなダメージはなく終われて良かった。
画像4 DH練習やジャンプ練習はできなかった今回合宿でしたが、SG練習を十分に積め、過去最も良い練習内容に感動ものでした。日本では高速系練習を積めてもシーズンに数日のみですから、高い費用かけてでもチリには来るべき場所でした。
画像5 私なりの用具テストも重ねられました。例えば、SG板を2種類、男子用r45m、女子用r40mのテストでは、今回は女子用に軍配が。。男子用も履きこなしたいですが、数値が第一。ブーツテストも角度調整をテストできました。現状を客観的にも見つめて用具テストも継続していきます。
画像6 今回お世話になったNSCDのヘッドコーチErik。年齢は不明ですが、出会ったのは2006年7月のMt hood合宿からの付き合い。かれこれ18年!その時以来、Gorgeと呼ばれています笑 初めて挨拶した時に、「小池です」→「ホヘイ?」→お前はジョージと呼ぶ!」となり、以降、大会会場で会うたびにジョージでしたが、昨季4月のアメリカ戦出場以来、アメリカ全選手からGergeと呼ばれ、完全に浸透。私のミドルネームとして決定しています。
画像7 真ん中がkelsey選手(ニューヨーク近郊在住、両足麻痺でLW1クラス認定となれば世界トップに一躍名乗り出る可能性を感じる選手)。右は同部屋3人のうちの一人、John pappy選手(片足大腿切断、denver在住。ある夜、食あたり、ストレスからか3回も嘔吐があり、非常に辛そうだった選手。。無事に復帰できよかった!片付けは少し苦労しましたが、翌日「you're my hero!!!」と連呼してくれたのは役立てて良かったのと、嬉しい瞬間でした。感染もなく、笑い話で済んで良かった一幕でした。)
画像8 Moxly選手と、Dave選手(北京パラ選手)。二人も元軍人の選手。今回、軍の仕事でアフガニスタンで車両爆発に遭遇し、足を切断したAlex選手(イギリス)の話を聞いた時に、いかに日本人が戦争と離れて平和過ぎること。世界の先進国でさえも、いかに命と表裏一体の生活が当たり前かを実感した機会でもありました。チリ遠征前半のMireyaさんご自宅民泊でも3重に扉を施錠して生活する様子からも、日本人と危機感が全く違く、いかに現在の日本が戦争と離れている状況か、国に守られている状況なのかを強く学んだ機会でもありました。
画像9 私の記憶にはないのですが、各国チームにも迷惑とともに、特にチリのカルロスとNicoras選手とは仲が深まりました(あの時、スタートで待たされて大変だったんだぞ!と)。さて、この写真は食事の一幕。特にラザニアが非常に美味しく、シェフの腕が非常に良かったです。合宿メニューのためメニューはほぼ固定ですが、野菜を多く摂れたこと、不足分はお米を炊いて凌げたので問題なかった食生活でした。
画像10 毎朝宿舎からは相乗りでスキー場に10分ほどかけて上がりますが、チリのヘッドコーチ、Carlosさんのサポートは絶大で尊敬すべき方でした。コースマネジメント、大会形式の練習、最終練習後の全チーム集ったBBQなど、彼の顔の広さと明るい性格でしたからこそのもてなしでした。カルロスに、一時腰痛で滑りが悪かった際に「Gerge!今日はどうした!観光に来てるんじゃないんだぞ!」と無線越しに怒ってくれたことが期待の反面でもあったので嬉しかったな。。
画像11 練習の一コマ。Itaryの世界トップ選手、federico選手。日本の本堂選手同様に指先切断の選手なので状態は非常に軽いですが、元々 現場でヨーロッパカップに出ていたトップ選手、やはりパラに来ても抜群のうまさで、今回も最高の指標となる選手でした。
画像12 一方で、私のクローチング姿勢。フェデリコ選手と比べてやや後傾なのが伺えます。そして頭も高い障害上やむを得ない部分もありますが、彼と比較できたことも非常に良い練習でした。試合形式ではフェデリコと1本目は負けましたが、2本目は勝てたり、非常に手ごたえもあった練習もありました。
画像13 宿舎の前の庭に置かれたスクワットラック。
画像14 今回、ジムは行けず困っていたので、庭に設置してくれ、非常に助かった一コマでした。毎朝、少しスクワットして体幹や膝に刺激与えてから雪上練習できたこと。週2–3回、最大負荷80kgですが、ウェイトを続けられたことも感謝でした。
画像15 帰りはニューヨク経由にて!
画像16 このニューヨークでの乗り換えが予想以上に 苦労しました。実際乗れたのは奇跡とも言えました。ターミナルが8つあり、最初4つ目に行ってしまい、なんとかたどり着いたカウンターで「時間切れ、もう乗れないよ。私はどうすることもできないないわ」と言われた瞬間は顔面蒼白。。 しかし、近くにいた他の黒人スタッフにもう一度相談し、この飛行機に乗らなければならないんだと交渉した結果、何とか取り継いでくれました。入国審査、荷物チェックが大渋滞の中、優先的に通過させてくれ、「あなたはラッキーよ!」と他のスタッフからも言われたり。
画像17 奇跡が重なり、何とか乗り継げたニューヨーク空港2時間の滞在でした。 ニューヨークから羽田の機内は14時間のフライト、アラスカを通過したときに見れたアラスカの山々の美しさには心震えました。なんと美しいんだろうと。
画像18 羽田に無事に到着しましたが、行きは成田から行ったため、リムジンバスで成田空港に移動し、車をピックアップして、当日は成田に宿泊翌日のJ I S S合宿に備えました。
画像19 遅刻後、翌日から二日間にかけてジスでメディカルチェックや体力測定が行われ、無事に参加でき内容も悪くなく何とか終了しました。またこれは後日報告します。以上チリ遠征の報告でした。

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