【これどうなの?】本を読めば国語の成績が上がるのか?プロ講師が答えます。
🟠【最強の科目?!】受験で最強の科目は“現代文“である。
みなさんこんにちは!
学習PROJECTの富岡です!
国語の成績を上げたいと思っている生徒や保護者によく聞かれるのが、
というものです。
結論、私はこう答えています。
私が思うのは、受験業界の風潮として「勉強のやり方」に焦点が当たりすぎな気がするんです。
国語の成績が上がらなくて悩んでいる人に対して、
と述べれば、まあそれっぽくはなるんです。
もちろん、一程度の勉強のやり方や方針を示すことは講師の仕事の一つですから私もそういうアドバイスはします。
ですが問題なのは、使っている参考書や勉強の仕方だけに原因を帰して、
とする風潮です。その風潮は悪しきものだと考えます。
そういう先生がいたら眉唾物だと思ってください。
はっきりと言います。
私は極論、勉強するくらいなら本を読んでほしいとさえ思っています。
ただ、現実的に受験生にはそれは無理なので、本を読む時間をちょっとでもいいからとって欲しいのです。
ですがやはり情報を集めている生徒や保護者の方からこんなふうにも聞かれるのです。
これが「巷の言説」というやつです。
勉強の道に進み、本物のプロとして活躍している人なら絶対に「本を読まなくていい」なんて言いません。
口が裂けてもです。
ではなぜそこまで本をオススメするのか。それは、
です。
もっと直接的に言えば、
です。
勉強全体を支える土台は、本を読むことによって出来上がるのです。
本を読む習慣がない人は、多少成績が伸びてもすぐ頭打ちになります。
ただちょっと注意して欲しいことがあります。それは、以下の関係性についてです。
私は何も「本を読めば勉強ができるようになる」とは言っていないということです。
そうではなくて、本を読むことは、勉強ができるようになるために必要な条件だと言っているのです。
ですから、本を読めばすぐに勉強ができるようになるわけではないのです。
当然、成績を上げるためには、他にやるべきことがあります。
他のやるべきことは講師がきちんと指導すれば良いのです。
では、受験勉強で忙しい受験生に1日どれくらいの時間本を読ませるか。それは、
これでいいです。
15分の時間すら取れない受験生はいないはずです。
もしその時間すら取れないというのであれば、単純に時間管理能力が不足しています。
大事なのは、本を読む時間を0分にしないことです。
では、一口に“本”と言っても、受験生にはどのような本を読ませるべきなのか。
これから本を読む習慣をつけてほしい人には、まず以下をオススメします。
基本的にまずは新書慣れをしてもらいたいと思います。
小説も面白いですが、今回の狙いは勉強の下地を整えることなので、本もなんでもいいというわけではありません。
上に挙げた4つは、基本的に読みやすく、かつ色々な教養が手に入ります。
そもそも本の書き手は頭がいいです。
彼らの思考をたどることで、自分の視野も広がっていくのです。
考え方ももちろんですが、そこで使われている語彙もそのまま現代文で役立ちます。
少しずつ本を読み進めていくことで、心の中にいろんな筆者が住み着いていきます。
これが“視野が広がった”ということの正体です。
国語もそうですが成績が頭打ちになる人は、基本的に独断や偏見、思いこみから抜け出せていないのです。
それは紛れもなく本を読んでいないからそうなるのです。
自分の心の中に住んでいる他者が少なすぎるんですよね。
1日15分でいいので、本は必ず読みましょう。
受験勉強に本を読むことを加えれば、成績は上がっていきます。
本は根本的に頭を良くしてくれます。
単純に、国語=日本語=本ということではないのです。
頭の良い人たちを、どこまで自分の心の中に住まわせられるかが鍵なんです。
本は必ず読みましょう。
みなさんの毎日の学びを応援しています。
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