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ガソリンの密輸現場で車中泊してた


こんにちは!
愛車の三菱デリカでアフリカ大陸縦断中の管理人です。
ゴールの希望峰を目指して走り抜けます!

これまでのルート

ユーラシア横断日記まとめ → https://note.com/gakusnote/n/n48038e4e5994


◆2024年2月21日(水)

昨日は20:00には眠りについたのだが、25:00過ぎに車が近くを通りかかったので目が覚めた。カーテンをちょこっと開けて外を見ると懐中電灯を持った人が池の方で何かしらの作業をしてる様子。多分、釣り人か何かだろう。特に気もかけずにそのまままた眠りについた。そして朝を迎える。

7:00起床。車外へ出ると昨日まではなかった大量のポリタンクとそのすぐそばに少年が座り込んでいる。こんなとこで何してんだ、なんて思っていると彼の方から英語で話しかけてきた。

ふむふむ、彼はナイジェリア出身の大学生らしい。

「君、もしかして昨日の夜中にそこの池で釣りしてた?」
「釣りなんかしてないよ、ポリタンクの見張りをしていたんだ」
「ポリタンクの見張り?何のために?」
「ナイジェリアからカメルーンに密輸されたガソリンの見張り番だよ」

昨晩車中泊した池のほとり、まさかのナイジェリアからカメルーンに密輸されるガソリンの取引現場だった模様。夜中に車の音がしたのはそういうことだったのか。事件とかに巻き込まれなくて良かった。でも、密輸ガソリンの取引現場ということは逆に(?)安全かもしれない。

今あるポリタンクは空で、この池から大型の船に積んでナイジェリアまで戻るらしい。そしてガソリンをポリタンクに入れたらまたカメルーンに戻ってくる。1回の取引で5000リットルのガソリンがカメルーンに運ばれるとのこと。

ちなみに彼にとってこれは学費を稼ぐためのバイト。アフリカで大学生やるのも大変だな。陸路の移動は警察に捕まりやすいのかな?くれぐれも捕まらないようにな〜。

そのまま車を走らせ、首都ヤウンデの250km手前の街にあったWi-Fiつきの宿の駐車場で車中泊することになった。

つづく

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