Youは何しに学習センターへ#13
はじめまして
こんにちは。2022年4月から1年間インターンをしている、むっちゃんこと笹部睦(ささべむつみ)です。
弥桜からバトンを受け取って、同期では最後の「Youは何しに」です。
まずは軽く自己紹介を。大阪生まれ大阪育ちの22歳で、この3月に大学を卒業しました。大学までずっと実家だったので、初めて地元を出て暮らしています。
好きなことは、世界史、相撲観戦、アイドルです。
noteを書くのは初めてで、硬めの文章になっちゃいました。
就活にもまれて
去年のことです。大学4年の春休みになっても就活を始めませんでした。特にやりたいことがなく、自分に自信がなかったことが理由です。しかし何もしないのも焦るので、とりあえず就活を始めました。
就活は、私にとってはしんどいものでした。会社説明を聞いて、なんとなくいいなと思った会社の志望動機を書き、面接では必死に自己アピールする。なんとなくいいと思っただけの会社にそこまでの労力を費やすのは、結構辛かったです。
(就活を批判しているわけではありません!辛い辛いとは言いつつも、たくさんの方々に助けられながら、社会勉強したり自分を知ったりできるとても良い機会でした。頑張ってみてよかったと思います。)
手当たり次第に受けていた中でとあるベンチャー企業に内定し、焦っていたこともありすぐに内定承諾の判子を押しました。
しかし、社員の方の話を聞いていると「この仕事に本当に意義があるんだろうか。誰のどんな幸せになっているのだろうか」と感じるようになりました。入る前からそんな疑問があったので3か月くらいで辞めそうだなと思いましたが、就活を再開するのも嫌だったのでモヤモヤを抱えたままでした。
海士訪問!
そんなとき、大学の先輩が島留学で海士町におり、その人に会いに来ました。
海士町では学習センターや島のほけんしつ蔵、廃保育園を利活用したアママーレなど、たくさんのところに連れて行ってもらい、いろんな人と話しました。そのときに「学習センターってめっちゃいい雰囲気!素敵!」と惚れ込みました。インターンの人たちともたくさん話をして、インターンの仕事ならばエネルギーが出せそうだと感じました。
やりがいを感じた家庭教師
インターンの仕事にエネルギーを出せそうだと感じたのは、家庭教師のアルバイトにやりがいを感じたからです。
「生徒のために何が出来るだろう?どんなふうに教えるのがこの子のためになるだろうか?」
自然とそんなことを考えていました。
家庭教師はやりがいがあり、とても楽しいアルバイトでした。
海士で出会った人が背中を押してくれた
学習センターに魅力を感じ、ここに来るのもいいなと思いました。
しかし「新卒は、中途ではなかなか入れない会社に入れるチャンスだ」という大人からのアドバイスがあったので、学習センターに来ちゃっていいのだろうかという迷いがありました。この迷いを当時海士でインターンをしていた人に相談すると、
「むっちゃんは何を守りたいの?確かに全部大事。でも大事にはいろんなバリエーションがあって、その解像度を高くしていけばいい」
と言ってくれました。
その言葉に、私ははっとしました。「そりゃあ、全部大事だよな、大事なことなんてたくさんあるよな」と。大事なことがたくさんあることを認めたことで、逆に心が自由になりました。
内定していたところは断り、学習センターのインターンに応募することにしました。ただ、2人しかないインターン枠に受かるとは思えず、教育業界での就活も再開することにしました。
家庭教師で得た問い
教育系に方針転換するにあたって、自分は教育でなにがしたいのかをじっくり考えました。
いろんな人に話を聞いてもらううちに、私は「どんな教育があれば、自分で人生を選択していける人になるのだろう」という問いを持つようになりました。この問いを持ったきっかけは、家庭教師で行っていた家庭の教育に疑問でがあったからです。
その家庭のお母さんはいわゆる教育ママで、朝から晩までお母さんがスケジュールを管理し、私の知るかぎり10個以上の習い事をしていました。その生徒はのんびりとした性格だったので、こんなに詰め込んで将来自分で選択して生きていけるのだろうかと疑問に思いました。
この問いへの答えを探るのに、学習センターがぴったりだと感じました。
結局は直感で決めた
学習センターに合格し、東京の塾にも内定し、去年末までどちらに行くか迷いました。ですが、東京の塾に見学に行ったときに「空が狭いなあ。海士の空は広くておいしかったなあ」と思い、直感的に学習センターに惹かれていることに気づきました。
そんなこんなで学習センターにやってきました。
迷いながら迷いながら進路を決めましたが、今はここしかなかったような感覚があります。
Youは何しに学習センターへ
教育に対する問いにぴったり
たくさんの面白いひとと出会いたい
1つ目は前述のとおり。
2つ目は、海士でたくさんの面白いひとと出会ったことが、自分が一皮むける経験でした。
私は、高校生や海士町のために何ができるのか。まだわからないことだらけです。まずは高校生の皆がどんな人で、どんなことを考えているのかを知りたいです。
じっくりじっくり。
1年間、どうぞよろしくお願いします。