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北里大学|青森名物「せんべい汁」を想像だけでつくってみた。
大学カルチャーを語るのに欠かせないのが「食」。ということで、独特な食文化を誇る青森県は十和田キャンパスの学生の自宅におじゃまして、ふだんの食事の様子を拝見!せっかくなので名物「せんべい汁」を想像だけでつくってもらいました。
〈つくったひと〉
西口綺花さん(TOP写真右)
獣医学部動物資源科学科4年大学から徒歩10 分、広々アパートで一人暮らしを満喫中。基本的には自炊 派で、得意料理はグラタン。関西出身で出汁にこだわりが。
〈食べたひと〉
岡崎有里さん(TOP写真左)
獣医学部動物資源科学科4年
ネコと暮らすアパートは大学から徒歩5 分、「起きたらすぐ行ける距離」。昼はだいたい自宅に戻って食べる。自炊はそこそこやる派。
「せいべい汁」とは?
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青森県の伝統的な郷土料理。貴重な保存食だったせんべいを味噌汁や鍋に入れて煮る。鶏だし醤油味の鍋に、鶏肉、野菜、糸こんにゃくなどを入れ、せんべいを割り入れて煮込むのが一般的。
1.授業終了後、チャレンジ開始
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ふたりが通うのは十和田キャンパス。放課後、ひとまず近隣スーパーに向かうことに。ちなみに岡崎さん、せんべい汁は初体験。「なんで料理にせんべい入れるの?」とやや懐疑的。
2.スーパー「ヤマヨ」で買い出し
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訪れたのは、十和田市だけにあるご当地スーパー・ヤマヨ。「ぶっちゃけ高いです」などのオモシロPOPで、一部に高い知名度を誇ります。さて、ふたりが買ったものは?
3.さて、どんな材料を買った?
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「バイト先で食べたことがある」と、西口さんが記憶だけを頼りに買い集めたのがこちら。ご当地パン「イギリストースト」やご当地調味料「スタミナ源たれ」もさりげなく購入。
4.具材を切って切って切りまくる
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具材を切っていきます。いつも自炊しているだけあって見事な包丁さばき! キッチンも整理されていて調理器具も充実。十和田での3年間で学業だけでなく料理の腕も向上!?
5.とりあえず炒めて煮込みます
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「たぶん炒めて煮込めばいいと思う」。鶏もも肉の代わりに手羽を使ったのは岡崎さんの好物だから。鍋に欠かせないキノコもインして、だんだん料理が出来上がっていきます。
6.味付けはどうする?
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味付けは関西風に、もともと台所にあった醤油とみりん、愛用している白だしで。もちろん目分量で味付けしていきます。西口さんいわく「白だしさえあれば何でもできる!」。
7.バラ焼きもつくっちゃいます
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ついでに、十和田名物「バラ焼き」も調理。牛バラ肉と玉ねぎを鉄板で焼くだけですが、「スタミナ源のタレ」、通称「源タレ」を使うのが鉄板。ちなみにこれも岡崎さんの好物。
8.ついにせんべい汁が完成!
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「ドロドロになるのがちょっとヤダから」と、最後にせんべいを割り入れることにして、いよいよ完成! せんべい汁もバラ焼きも、想像だけでつくったのに、それっぽい料理に!
9.いよいよ実食。お味のほどは?
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せんべい汁は初体験の岡崎さん、「これはアリ。むしろせんべいだけよりいいかも!」と高評価。食後の感想は「バラ焼きがめっちゃおいしかった」。あれ、せんべい汁は……?
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記事の内容は、2021年10月取材時のものです。
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