世界で最も売れたゲームMinecraftを生み出したプログラミング言語【Java】その広がる可能性とは?
こんばんは!ガクセイメディアです。
今回は、「Java」についてご紹介しようと思います。
Javaとは「プログラミング言語」のこと。
プログラミング、難しいですよね。
私も大学2年の時に授業で、「架空のお店のWebサイトを作ろう」というテーマでやりました。
4人グループで、
店の名前:あなたのお家
看板メニュー:お母さんの豚汁
という設定のお店のサイトを作ったのですが、
「食べ物は写真を添付してくださいね」
という先生の謎発言でわざわざ豚汁作りましたからね。
テスト前に言うなよと思いつつ、夕食の品が一つ増えたことには感謝
Javaはプログラミング言語の中でもエンジニアからの圧倒的な支持率とシェア率を持ち、人気は常に上位に位置しています。
マルチプラットフォームな汎用言語であるJavaで開発されているシステムはWebサービスから業務系システム、組み込み、スマホアプリまで多岐にわたり、様々な分野の開発現場で採用されています。
今回は、Javaとは一体どんな言語なのかを解説していきます^^
Javaってなに?
JavaはC言語をベースに開発されたプログラミング言語です。
IT市場を牽引するGoogleが開発に用いる三大言語(Java、C++、Python)の一つとしても知られています。
Javaの人気が根強いのは、基本的にどんな環境でも使える言語だというのが大きいでしょう。システム開発、Web開発、アプリケーション開発と、使える場面が多岐にわたり、さまざまな開発に利用されているからです。特に、大企業での大規模システム開発やAndroidアプリの開発を得意としています。
Javaの特徴
Javaの特徴は以下の通りです。
それぞれ詳しく見ていきましょう!
●どんなコンピュータでも使える
Javaの最大の特徴は「JVM(Java Virtual Machine:Java仮想マシン)」で動いていることです。JVMとは、JavaプログラムとOSの間で動作し、両者をつなぐためのソフトウェアです。JVMがOSの違いを吸収してくれるため、JVMの上で動作するJavaプログラムはどのOS上でも同じように動作できるのです。
●オブジェクト指向で作られている
オブジェクト指向とは、モノ(オブジェクト)同士を関係させ、組み立てていくプログラミングの考え方のこと。
大きな木からいきなり机を作ろうとすると変なカタチの机ができる可能性がありますが、最初から
を別々に用意すれば、天板と脚を組み合わせるだけで、ごく普通の机を作ることができます。
このようにモノとモノを組み立てて1つのものを作る考え方をオブジェクト指向と言います。開発を効率的に進めるために必須となる考え方ですね。
●Javaは高い人気と需要のある言語
WEB上での検索数を記録する「TIOBE INDEX」を見ると、2019年時点でJavaは1位でした。現在は様々なサイトが登場したことで、4位となっています。
また、次に各プログラミング言語の人気度をグラフで示したものを見ていきましょう。
こちらは2002年以降の各プログラミング言語の人気度をグラフで示しています。オレンジの折れ線グラフが、Javaを表しています。
Pythonが人気になったことで右肩下がりになっていますが、それでもなお人気であることが伺えます。2000年代に入るとJavaがほぼ1位になっています。
Javaでできること
ここまでJavaとはどのようなものか、またその人気についてご紹介しましたが、Javaでできることは具体的に何なのでしょうか?
ここでは特徴的なものを7つご紹介します。
1.スマホアプリ開発
Javaはスマートフォンアプリケーションの開発が可能です。
特に、Javaで開発されるAndroidアプリはますます増えています。
世界ではiOSが約25%、Androidが約74%と、Androidスマホの方が高いシェアを占めているのです。
そして、JavaはAndroidアプリ開発では最もポピュラーなプログラミング言語です。Androidアプリの開発にあたり、JavaならMacやWindowsなどの環境下でも開発できます。
Android OSはGoogleが開発しており、JavaはAndroidアプリのどんな分野においても開発可能なので、標準開発システムとも言えるでしょう。
2.デスクトップアプリ開発
パソコンにインストールして使用するデスクトップアプリの開発も、Javaが用いられています。
Javaは、WindowsやLinux、mac OSなど、OSの種類を問わず作動するアプリを開発できます。
Javaで開発されたデスクトップアプリには、主に次の通りです。
3.Webサイト開発
Webサイトの開発においても、Javaが役立ちます。
基本的にWebサイトは、HTMLやCSSによって画像や文章とその装飾がプログラムされます。Javaが使われるのは、サーバー側のプログラムの処理です。
サーバー側の処理は「Ruby」「PHP」「Python」といった言語でも可能ですが、Javaのほうが処理速度が速い利点があります。
Webサイトは素早く表示されなければユーザーがページを閉じてしまう可能性があるため、処理速度はとても重要です。
そのため、Webサイトの開発ではJavaが多く使用されます。
身近なWebサービスとしては、楽天やebayなどのECサイトでJavaが使われています。
4.ゲーム開発
Javaを使えば、ゲーム開発もできます。
世界中で多大な支持を集める「マインクラフト」もJavaによって開発されたゲームソフトです。
Javaで開発できるゲームのジャンルは、ロールプレイングゲーム、アクションゲーム、アドベンチャーゲームなど様々で、ゲームのタイプもブラウザ版、配布型など多義にわたります。
しかし、Javaはゲーム開発に適した分野というわけではありません。Javaはゲームエンジン(ゲーム制作に必要な機能がまとまったソフトウェア)が使えないので、数学や物理の知識が必要になる可能性が高いのです。
ゲームエンジンがあれば、数学や物理の知識がなくてもある程度のプログラミングができますが、そうでないJavaではしっかり原理を理解してプログラムを組む必要があります。
ゲーム開発エンジン「Unity」とC#を活用した方が、開発をスムーズに進められます。
そのような中でマインクラフトが開発されたのだと思うと、たくさんの人の努力が詰まったゲームだと改めて実感します。
5.業務システム開発
Javaで開発できる代表的なものが、業務システム開発です。
業務アプリとは、事業運営の中核業務に関する情報を管理する基幹システムのことです。生産管理システムや会計システム、在庫管理システムなどが該当します。
Javaは安定性に優れ、セキュリティにも優れた言語なので、業務システム開発に向いています。たとえば、次のような業務システムがJavaで作られています。
6.組込みシステム
本来のJavaの役割とも言えるのが、組込みシステムです。
組み込みシステム用ソフトウェアとは、自動販売機やエアコン、カーナビなど、産業機器や家電を制御するプログラムのことです。商品の排出や温度調整など、特定の目的に特化した機能を搭載しています。
実は、Javaはもともと家電などに組み込まれて動作するために開発されました。
家電製品は新しいものが次々と生まれるため、そのたびにプログラムを開発する手間を省くことを目的として、ハードウェアに依存しないJavaが開発されたのです。
現在は家電だけではなく、携帯電話やブルーレイディスクプレイヤー、カーナビゲーションシステムなどを稼働させるシステムの構築に活用されています。
7.IoT
IoT ( Internet of Things)の分野でも、Javaが活躍しています。
IoT ( Internet of Things)は「モノのインターネット」と呼ばれ、身の回りのあらゆるものがインターネットでつながることを意味する言葉です。
Javaが組み込まれたモノは、インターネットに接続することで、より利便性が高くなります。
まとめ
今回は、「Java」についてご紹介しました。
Javaは汎用性と安全性の高さから、多くのプラットフォームで採用され、生活に密接しているプログラム言語です。
こうした背景から今後も安定した需要があることが見込まれます。
私ももう一度、プログラミングを学び直してみたいと思います^^