
大学サッカーが貴方の何かになるために
外池 満月(2年/事業委員会/成蹊大学体育会蹴球部)
みなさんはじめましてです!
事業委員会所属、成蹊大学体育会蹴球部 2年 外池満月(とのいけ みつき)です。
少し自己紹介をします。
好きなことは
陸上観戦(もちろん、サッカーも好きです)
好きな人は
ソン・ガンと吉田圭太です♡
長所は
よく笑うこと
短所は
よく泣くこと
初めてこんな風に文章を書くので、かなりド緊張しています。
暖かい目で読んでいただけると嬉しいです。
書くことをいろいろと考えてみて、
【私とサッカーについて】
みたいなテーマで書こうと思っています。
まず最初に、都学連に入った理由について
「サッカーと関わるということ」
学連に入りたいと思ったのは、入部を決めてすぐでした。入部する時に先輩に、学連をやりたいです!って言っていたと思います。
私は幼稚園からサッカーをやっていて、「する」側、あとはもちろん見るのも好きなので、「応援する」側での関わり方でした。
今までは既に用意され、提供された舞台を楽しむことが私の中のサッカーでした。
どんな人が関わり、どの様に人やお金が動いて、私たちが当たり前に見て、するサッカーが生まれているのか、色んな方面からサッカーと関わりたいという思いで、学連に入りました。
入ってすぐの時に、アミノバイタルの運営リーダーを任せていただき、たくさんのことを知る機会になりました。
ひとつのピッチを作り上げるのに、多くの準備を重ねなければなりませんでした。
選手がプレーをする1つのピッチを作り上げるには、選手だけが必要な訳ではなく、スタッフがいて、応援してくれる人がいて、運営してくれる人がいて、グラウンドを整備してくれる人がいて、多くの関わりの中で、様々な感情を生み出しています。
自分だけで生み出すことの出来ないものを、多くの人を巻き込んで、作り上げていく楽しさを感じることが出来ました。
次に部活について
前述の通り、成蹊大学体育会蹴球部に所属していて、今年はリーグ戦5位。
毎年プレーオフを逃して、関東昇格という目標にはなかなか届いていません。
私が部活をしながらよく考えていることが2つあります。
1つ目は、
「大学でサッカーをすること」
についてです。
スポーツはやはり、プロという夢の舞台の上に成り立っているものだと思います。
プロの試合はやはり他とはどこか違う、大きな力を持っています。
テスト勉強も忘れてW杯を見たあの瞬間も、大好きな選手がゴールを決めたスタジアムのあの一体感も、彼らでなければ生み出せなかったものです。
子どもの頃描いたプロになりたいという夢、応援するチームと共に夢を描くこと、それがスポーツという力です。
そして、ゴールを決めた時の熱狂や、負けた時の悔しさも、サッカーで生まれた全ての感情が、多くの人の活力になっています。
しかし、大人になるにつれてプロの夢は大抵遠のいていきます。
ほんのひと握りの人が、プロという道を歩む事が出来ます。もしプロになれたとしても、引退して、その先の人生どのように生きていくのか、単に輝かしい舞台というだけではないのが現実です。
大学生になった私達は、社会人になる手前で、なんで本気でサッカーをするのか。
サッカーが上手くなりたい、サッカーが好きだからだけでなく、他になにか意義があればもっとサッカーという力を楽しむことができるのではないかなと思います。
私にとってそれは、
「サッカーを通じて社会と繋がること」
だと思っています。
私は幼稚園の頃からサッカーをしています。17年間サッカーと関わり続けて、様々な感情と出会い、多くの活力を貰い続けています。
今までに感じた全てのことを子どもたちに、応援してくれる方達に伝え、共感し合うこと。自分の活動を社会、人に対してアプローチすることが大学でサッカーをしている意義だと感じています。
高校生までは、与えられることが当たり前で、与えられた環境で全力を尽くすことが私の精一杯でした。もちろんそれらの経験は、否定されるものではなく、その中で自分自身大きく成長することが出来ました。
しかし、大学生になった今は与える立場にならなくてはならないと感じます。社会人というこれから長い人生を歩んで行く中で、この大学生という主体的に自由に自らを発信することが出来る時期に、どのくらい社会との接点を生み出すことができるのか、それが大切だと思います。
それが私にとって、
「感情が生まれる機会を創ること」
「自分の活動が誰かの活力になること」
です。
誰かの人生が、サッカーという力を通じて、より豊かなものになって欲しい。
そんな機会をもっとたくさん作れるような活動をしていきたいなと思います。

2つ目は、
「関東昇格」
です。
私が関東の舞台でサッカーと関わりたいという目標を持つきっかけになったのは、早稲田大学ア式蹴球部が関東2部に降格した時でした。
高校3年生の時、父が早稲田大学ア式蹴球部の監督を務めていました。
負けた最終節、試合後に観客席から厳しい声が聞こえてきたのを今でも凄く覚えています。
大学サッカーでもあれだけの熱を持ったサポーターがいること。
そして何よりそれでも勝てなかった、それでも降格した、そんな悔しさを感じられる舞台で、自分も戦ってみたい。
自分も誰かを熱狂させられる舞台を作りたい。
そんな思いが今の始まりです。
100%全力で挑んでも勝てない試合
ぼこぼこに負けて、やっぱサッカーって楽しいなって思える試合
成蹊がそれを感じるには、関東リーグを目指さなければならないと思っています。
簡単な世界ではないからこそ、サッカーは楽しいし、面白い。本気で負ける経験が強さであると思います。

最後に、、、
幼い頃から、教えられていた言葉があります。
「心技体」
サッカーに限らずスポーツは、精神、技術、身体の3つの要素を持っていることが、強さであると思います。
技術力が高いだけでも、身体が大きいだけでも、「上手さ」だけでは、どこか弱さがある。
自分の存在が誰かの何かになってくれれば、そういった強さを持った人間に、サッカーを通じて成長していきたいです。
ps
私はほんとに環境や周りの人に恵まれた人生を送っています。
だいすきな部活の同期、先輩、後輩。
学連でも、大好きなお友達にも出会いました。
そして、どんな自分でも応援してくれる家族。
まずはそんな私の隣にいてくれる人達を幸せにできる自分にもっともっとなりたいと思います。