振り返りと来年への抱負

山田 碧士（3年/事業委員会/東京都市大学体育会サッカー部）

はじめまして。昨年度から活動を続け、来年で3年目を迎えます山田碧士です。自分の考えや取り組みが少しでも誰かの学びや新しい発見につながればと思い、今年の振り返りと来年の抱負について書かせていただきます。

今年も活動を継続した理由
まず、今年この活動を続けようと思った理由についてお話します。
一言で言えば、この組織の活動が面白く、楽しく、そして学びが多かったからです。昨年度の活動を通じて、目の前の仕事に夢中で取り組む感覚や、これまでサッカーをしているだけでは知り得なかった新しい発見が多くありました。それがとても楽しく、自然と継続する道を選んでいました。
理由として特別なことはないかもしれませんが、「楽しい」という気持ちは自分らしさでもあると思います。この点に誇りを持ちながら活動を続けてきました。

委員会の選択の背景
昨年は競技委員会で活動していましたが、今年は新しい挑戦をしたいと考え、事業委員会を選びました。これまでと異なる分野に身を置くことで、視野を広げたいと思ったからです。

今年の活動について
今年は事業委員会でリーダーを務めることになりました。正直なところ、自分から進んで立候補したわけではなく、人員の関係で引き受ける形になりました。忙しい4年生、新加入の2年生、そして自分という状況の中で、組織のためにリーダーを引き受けるべきだと決断しました。

リーダー経験は結果として非常に学びの多いものとなりましたが、正直なところ、「上手くいった」とは言えません。自分自身が事業活動を初めて経験する中で、仕事の進め方やリーダーとしてのコミュニケーションの取り方など、至らない部分が多くありました。また、自分と同じ学年がいなかったこともあり、どう相談し、どう頼るべきか模索し続けた一年でした。

それでも、この経験を通じて得られたものは大きかったです。特に、自分が不得意な分野でどのように取り組むべきか、リーダーとしてどのような姿勢が必要なのかを深く考えさせられました。振り返ると、以前のリーダーたちが当たり前のように行っていたことの難しさを改めて実感し、リーダーの視点から組織を考える良い機会となりました。

今年振り返ってみて、自分が心から取り組んだこととして真っ先に思い浮かぶのが「学生幹事募集」です。ただ学生幹事を増やしたいという目的だけで取り組んだわけではありません。それよりも、学生幹事という存在の重要性をもっと多くの人に知ってもらいたいという思いが強くありました。
昨年度、学生幹事として活動をしていく中で、組織を支える多くの人たちの存在を改めて実感しました。それは学生幹事だけに限らず、学生運営委員やマネージャー、スタッフなど、表舞台には出ないけれど確実に組織を支えている人たちです。そのような存在に対して、もっと多くの人が認知し、感謝する気持ちを持てるようになってほしいという想いで活動しました。
学生幹事募集は、特に多くの選手たちに話をする機会となりました。選手たちと直接対話をしながら、自分たち裏方の活動を伝える中で、その意義を少しでも理解してもらえたらという気持ちで取り組みました。この活動を通じて、選手たちが「支えてくれる人たちがいるからこそ、自分たちは競技に集中できる」という意識を持ち、その姿勢が変わるきっかけになればいいなと思っています。
この活動を行う中で、自分自身も「裏方の存在を大切にする」という姿勢を改めて強く意識しました。そして、その意識を忘れず、これからの活動でも貫いていきたいと考えています。学生幹事募集は、単なる活動の一環以上に、組織全体の感謝の輪を広げる大切な取り組みだったと思っています。

来年の活動の継続を決めた理由
正直なところ、来年活動を続けるべきか非常に悩みました。組織が面白く、学びの場として魅力的である点は変わらなかったものの、自分がどれほど貢献できているのかという疑問がありました。
それでも継続を決めた理由は、今年感じた「不完全燃焼」を来年で晴らしたいと思ったからです。自分自身のサッカーへの情熱と、最後まで全力でやり遂げたいという思いが、この決断を後押ししました。

来年の抱負
来年は「信頼される人」になることを目指して活動したいと思います。そのために、基本的なことではありますが、対応の迅速さや人との接し方を意識し、着実に行動していきたいと思います。

最後に
今年一年、無事に活動を終えられたことに感謝しています。そして来年も、新たな挑戦と成長を目指しながら、組織の一員として力を尽くしていきたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

山田碧士