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受験直前特集(私立編②)
こんにちは!OPEのほのかです。
共通テスト直前!ということでここまでお送りしてきた受験直前特集ですが、今回は私立専願編になります。
勉強面や当日の持ち物については他のメンバーが国公立編ですでに語り尽くしているので、今回は主に勉強面以外で、私が受験生の時これ知りたかったな~と思う細かい情報をお届けしたいと思います。
私の体験談をもとにお話ししていくので県外私立専願が前提になります。県内や国公立志望の方にも役立つ情報はあるかと思いますが、念のためご了承ください。
参考までに、私の受験方式も書いておきます。
受験科目 →国・英・日の3教科
受験校 →専修大学のみ(共テは受験)
出願方式 →奨学生入試(本命)、学部個別入試、全学部統一試験、共テ利用入試(同じ大学にこんなに滑り止めを出願するのはやりすぎですね…)
勉強編
ここからは共テ直前の私の勉強スケジュールを紹介します。
ざっとこんな感じです。
朝(7時登校) →大学の過去問
授業中 →共テ対策全振り
放課後@図書館 →大学の過去問の続き&振り返り
夜(22時頃~)→単語やってスタサプを見る
私は受験科目が3教科と少なかったので、毎日なるべく全教科の過去問を解くようにしていました。私立専願なので大学の過去問が中心ですが、共テ利用も考えていたので授業中だけは共テ対策に集中して、共テ模試もできるだけ受けていました。
私立専願だと共テは使わないから授業中の演習もテキトーに済ます、みたいな人がよくいるのですが、個人的には共テを使わないとしても演習はちゃんとやっておくべきだと思います。例えば英語や数学は、どの大学でもおおかた時間との勝負になります。その点共テは分量がかなりあるので、必要な情報を取捨選択し時間内に解ききるとても良い練習になると思います。知識系にしても、難易度的に基礎を重要視しているので共テ対策を通して大学独自の試験を解く下地を整えることができます。
本番編
ここからが今回の本題です!受験、特に県外受験をする際は、勉強以外にも様々な準備が必要です。しかし、勉強で頭がいっぱいでそこまで気が回らないよ~という方も多いでしょう。今回はそういう方のために、私の経験をもとにこれ知っておきたかったな~という情報をいくつかご紹介します。
ホテルの話
まず1つめは、「ホテルは受験を決めた時点で予約する!」です。
私がホテルを取ったのは10月でしたが、大学の近くのホテルはその時点ですでに残り数室でした。もう少し遠いホテルなら空きはあったかと思いますが、電車慣れしていない沖縄県民はなるべく受験する大学の徒歩圏内のホテルを取るべきです。受験は朝の通勤ラッシュと被ります。やばいです、満員電車。乗り換え?意味わかんないです。複数校を受験する場合は、どの受験会場にもアクセスが良いターミナル駅(複数路線が通っている駅)の近くに泊まるのが良いかと思われます。
また、大学の近くのホテルには受験生応援プランが用意されていることも多いです。私も実際に利用しましたが、そのプランにして正解だったと思います。ホテルによって異なりますが、私の場合は宿泊料金が割安、朝食付き、水無料配布といった内容でした。受験生に対してホテルの人が優しくて、朝食会場のおばちゃんが余ったパンを袋に詰めて持たせてくれたのも良い思い出です。
電車の話
先ほども少し触れましたが、次は電車についてお話しします。
沖縄の皆さん、受験前には必ず電車に乗る練習をしましょう!
馬鹿にするなよ!という声が聞こえてきそうですが、マジです。乗り換えは意外と迷います。JR線内では改札を出なくてもいいけどJR線→地下鉄だと改札を出ないといけなくてしかも同じ駅名でも違う場所にある駅で乗る…なんて意味わかりません。間違って快速に乗ったら遠く離れた駅まで連れていかれた…なんてザラです。一度、本番と同じ時間帯に受験会場まで行く練習をしておきましょう。
ちなみに、経路検索アプリはYahoo!乗り換え案内がおすすめです。前の方に乗ったら出口が近いよ、とか教えてくれます。
ブラウザ版↓
電車についてもう一つ。受験旅行に行く前に、suicaかpasmoのアプリをダウンロードしておくことをおすすめします。というのも現在、半導体不足の影響で無記名式のICカードの販売が中止されており、駅の券売機でちゃちゃっと発券することはできません(記名式は販売が再開されたようですが、個人情報の入力など手続きが必要です)。かといって駅で毎回切符を買うのは面倒ですし、大きな駅ではそこそこ混んでいるときもありかなりのタイムロスになります。アプリであればいつでもどこでもチャージができるので、タイムロスが嫌な人はあらかじめ入れておきましょう。
服装の話
なんとなく受験って制服じゃないといけないのかな?と思ってしまいがちですが、だいたいの場合は私服でOKです。そして沖縄とは違って、外は激寒・中は暖房で暑い!気温だけみてめちゃめちゃ厚着したけど、室内が思ったより暑くて気分悪い…ということもよくあります。中は着込まず厚手のコートやマフラー、手袋など着脱しやすいもので防寒しましょう。ちなみに今の時期(1月初旬)の東京の最高気温は10℃前後ですが、風がそんなに無いので体感は沖縄の真冬と同じくらいです(朝・夕の冷え込みはやばい)。
時計の話
これは休憩だと思って読んでください。だいぶしょうもないことしかしゃべりません笑。何かというと、腕時計の置き方についてです。
受験に必須な腕時計ですが、私は腕につけるのが邪魔だったので試験中は机の上に置いていました。そのときの置き方がこちら。
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腕に巻くときの形そのままで置いてますね。この形で縦向きに置けるものもありますが、私のものは自立しなかったので横向きで非常に見にくかったです。見にくいな~と思いながらも、受験本番までずっとこの置き方をしていました。
そんなある日(受験最終日)。ほかの人の机をふと見たとき、ようやく時計の置き方の最適解を知りました。それがこちら。
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↑この写真のようにバンドを通すと超見やすい。今までの苦労は何だったんだ。おそらくどんな腕時計でもできるので、横向きの時計に苦しめられてるよーという人がもしいればやってみてください。
以上、閑話でした。
スレッドの話
大学独自の問題は公式から解答が公開されないことも多く、自己採点のために「○○大学 入試 解答」で検索をかけることがあると思います。そこでかなり上位に出てくるのが、その入試を解いた人たちが自分の解答やら合格状況やらを言い合っているスレッドです。
経験談として、正直あれは見ない方がいいと思います。まず、自分の回答をあたかも正解のように載せている人たちがけっこういるのですが、実際に教科書で調べてみると間違いだらけなことが多いです。他人の解答に頼るのではなく、どれだけ時間がかかってもいいので自分で教科書や資料集を調べながら答え合わせをするようにしましょう。それでもわからない問題は学校の先生に解いてもらうのも全然アリです。そうやって労力をかけたほうが絶対に正確だし、知識が定着すると思います。
おすすめしない理由のもう一つが、学歴コンプがうようよいることです。せっかく頑張って勉強して目指している大学をめっちゃ馬鹿にしてきます。見てるだけで激萎えです。そういうものを見ても気にしないでいられる鋼メンタルの方は平気かもしれませんが、私は受験期にスレッドで解答を調べようとしてうっかり見てしまったそれが一番メンタルにきました。大事なのはどの大学に入ったかではなくそこで何をしたかだ!とわかってはいても、他人の声を気にしてしまうのが人間です。精神の安寧を保つためには、うかつに志望校を検索しないようにしましょう。
私立専願で気をつけること
ここからは少しだけ、私立専願に絞った話をしようと思います。
まず言いたいのは、過去問の鬼になるべし!です。
皆さんご存じだとは思いますが私立の入試は特に、大学によって問題の形式も傾向も全く異なります。つまり、普段の勉強がどれだけできてもその入試を解けるとは限らないということです。逆に言えば、共テ模試等でどれだけ見込みが薄くても過去問を極めればチャンスは大いにあるということにもなります。
私は20年分くらいを解いて、直近のもの(5年分くらい)は3週しました。ノートには間違えたものだけでなく、それと類似した単語だったりセットで覚えたい知識だったりも一緒にまとめておくと、自分専用の最高の参考書が出来上がります。受験本番の休憩時間に見るのもおすすめです(正直、市販の単語帳や参考書を見るよりよっぽど有意義だと思ってます)。
メアド登録が必要ですが、無料で大量の過去問が見れるので私は東進の過去問データベースを愛用していました。リンクを貼っておくので気になる方はぜひ見てみてください。
もう一つ伝えておきたいのは、お金の話から逃げないということです。ご存知の通り、私立は相当な学費がかかります。ですがそれだけではありません。併願するならするだけかなりの受験料がかかりますし(私は合計15万くらいしました…)県外受験ならホテル代や飛行機代もかかります。入学後も家賃・光熱費・生活費などなど、一人ではとても稼ぎきれない額のお金が必要になります。
親とお金の話をするのってなんとなく気まずいですよね…でもこんなに大きな額はすぐ用意できるものではありません。自分で受験と進学にかかる費用を計算して、早いうちに親にお願いするなり奨学金を調べるなりしましょう。こんなにも大きな額をかけてまで自分は大学に行くんだという自覚をもちましょう。これを親任せに済ませてしまっては、大学生活がなあなあになってしまいます。ちゃんと自分でやって、親にありがとうを言いましょう。
まとめ
いかがでしたか?最後は少し説教臭く(?)なってしまいましたが、皆さんの知りたい!に応えられていれば嬉しいです。
受験直前特集は他にもありますので、ぜひそちらもご覧ください!勉強法とかメンタルの保ち方とか持ち物とかたくさん紹介しています。
ここまでご覧いただきありがとうございました!