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ゆうきの合格体験記

こんにちは!OPE新メンバーのゆうきです!
今回は私の合格体験記というよりも、不合格体験記についてお話ししていきたいと思います。
今後の受験生の皆さんや、同じ経験をされた方、保護者の方々など、ふらっと立ち寄ってきた方などいろいろな人に読んでもらえれば幸いです😊


1,プロフィール

名前:ゆうき
出身高校:那覇国際高校国際科
進学先:京都産業大学文化学部国際文化学科
受験方式:共通テスト利用(3科目)

2,進路決定までの長い道のり

私はいろいろなことに興味がありすぎて、進路を決めるのにめちゃくちゃ時間がかかりました。
私は小さい頃からアイドルが好きで、演劇とかにも興味があったので、ライブ制作や何かの演出とか出来たらいいなーと考えて演劇が学べる大学を漠然と決めていました。しかし、演劇を学んで大学で学んだ後、将来どのように活かせて、どんな職業に繋がるのだろうと思うと不安になりました。一方で、沖縄の貢献につながる何かを自分で立ち上げてみたい!マーケティングやプログラミングも面白そう!いっそのこと音楽の道に今から飛び込んでみようかなー?など、頭の中がとっ散らかっていました。これが高2の3月です。そんな私の進路がようやく決定します。

きっかけは、小学2年生からの友達からの一言でした。私がどこの大学に行こうか悩んでいるという話をすると、Snow Manが好きな彼女は、「お前、ラウールと同じ大学に行けば?」と一言。私は何を言っているんだコイツはと思いました。だって、ラウールが通っている大学って早稲田だよ?無理じゃね?と。でも、ちょっと気になった私は調べてみることに。すると、早稲田の文化構想学部が私の中で初めてピンと来た大学になりました。文化構想学部は、文学部と同じ授業を選択できるため演劇も学べる、留学生が多い、文理問わず色んな授業を自分で選べる、学習意欲の高い学生が世界中から集まるなど、魅力たっぷりなこの学部に惹かれましたそこで私は早稲田大学文化構想学部を受験するという大博打を打つことに決めました。高2の春休みです。

3,急ピッチで進めた総合型選抜

志望校を決めてすぐに3年新学期が始まりました。今から早稲田の一般受験対策は流石に遅すぎると思っていた私は運が良いことに、友達から早稲田の地域探求・貢献入試があるということを教えてもらいました。この入試方法は、地域課題を解決するために早稲田大学で学び、将来地域に貢献する学生を輩出したいという理念のもと作り出されたものです。一次試験にA4用紙4枚分の志望動機と地域課題、卒業後のビジョンについてのレポート、二次試験に筆記試験(小論文)、三次試験に共通テスト8割という内容でした。他の大学の総合型、AO入試と比べて比較的厳しい内容でしたが、これしかない!と覚悟を決めました。
私は、一つのことにしか集中できないタイプなので、単語や文法など基礎的なものをやりつつ5月の中旬に所属していたダンス部を引退してから、一気に受験モードに切り替えました。

ここで大きな問題がありました。私が受験する方式は地域の問題を解決したいというテーマのもとレポートを書き進めないといけないのに、話のネタがありませんでした。そんな時、学校のteamsで夏休み中に渡嘉敷島で高校生対象の地域探求プログラムを行うという投稿を目にしました。私はクラスの友達を誘って、参加しました。夏休み2泊3日の離島での研修は、時間的に痛手でしたが今となっては良い経験だったと思います。渡嘉敷から帰ってきてからは、共テの対策を単語帳オンリーにして、レポートに打ち込みました。夏休み中は一日中レポートをして、担任の先生に空いている時間はないか連絡し、学校に足を運び手直しをもらいながら書いていきました。それから、学校が始まり、授業中は共テの勉強をし、放課後はレポートを仕上げる生活を続けました。そんなこんなで、多くの先生方や親、友達、塾の先生にもレポートを読んでもらい手直しをかさねて完成させることができ、結果は一次通過。しかし、喜んでいる暇もなく、二週間後の小論文の対策を始めました。

私は小論文が苦手で、学校の小論文模試では赤ペンがたくさん入るほど下手くそでした。でもやるしかないと思った私は、塾の先生と小論文の過去問を6年分探したり、似たような問題、小論文の形式に慣れるために他の学校の問題も毎日泣きながら取り組んで練習して、学校と塾の先生、両親、友達など10人以上に見てもらいました。今でも本当に感謝です。試験は、早稲田の本キャンパスで行ったのですが、本番は不思議と緊張せず、自信を持って受験することができました。そして結果は合格。残すは共通テスト8割を取れば合格というところまで来ました。

4,共通テスト対策

私は夏休みまでは、英単語や古典・漢文の基礎をして、夏休みが終わってから演習に入りました。勉強どうしたらいいかわからないよって言う高1、高2生の皆さんは、単語だけでも頑張っておく事をおすすめします!共テ直前の時は、過去問や市販で売られている予想問題を解いていました。そこで重視したことは、

1.本番の時間より5分短い時間を設定して解く
2.解き直しを中心に取り組む
3.量をこなすこと です。

私は二日に一回共テの演習をしていました。共テは時間との勝負なのでどれだけ早く、正確に解けるかを特訓しました。最初の頃は、全く時間が足りなかったけど、練習を重ねるにつれどんどん慣れていくので、演習を重ねていくことが大事です。復習は解いた翌日にやっていて、解説を見ながらわからないところは学校の先生やその教科が得意な友達に教えてもらいました。

また、共通テストが近くなってきた頃に共通テスト利用で出願できるところを探して5校出願しました。この入試方法は、共通テストの成績を使って受験する方式で、一般受験より受験料が安く、国公立志望の人が滑り止めとして私立に出す人が多いです。

本番の共通テストは、世界史、国語、英語の順で受験しました。当日とても緊張していた私は、国語で大失敗し、結果は国語5割、世界史7割、英語8割という結果で総合型の共通テスト8割と言う目標を達成できず、早稲田大学に行くことはできませんでした。ですが、共テ利用で出していた京都産業大学に合格することができ、浪人は免れることができました。

5,浪人しなかった理由

私も最初は、東京に行きたい思いと早稲田が好きな思いとで浪人しようか迷いました。
でも、自分の性格上あと一年受験生でいることは精神的に難しいと思ったこと、また色んな浪人経験者のYouTubeを見て、浪人したからといって今受かっている大学も受からない可能性もあることも知り、親とよく話し合った結果今の大学で頑張ることを決めました。

正直、大学に入学してしばらくは悔しい思いで泣いていましたが、完全に開き直った今は受験に失敗してよかったなと思っています。あのまま第一志望に合格していたら、勉強せずに遊んでいたかもしれないし、第一志望に落ちたという経験から人の痛みや気持ちがわかったからです。私的には、人生で最初の挫折だったので大きく成長できたなと思います!

6,受験生に伝えたいこと

私が受験生に伝えたいことは、自分の実力では無理だと決めつけ諦めるのではなく、自分の行きたい大学に挑戦してほしいと言うことです。落ちた私が言うのもなんですが、現役で受験するのは人生で一回だし、現役生だからこそ挑戦できることがたくさんあります。
また、早稲田の総合型を受けてから、自分の将来を見つめ直す機会にもなったし、たくさんの経験を積むことができました。他にも総合型では、現役生しか受けられないものがいくつかあったり、クラスのほぼ全員が受験生なので支え合える仲間もたくさんいます。そんな恵まれた環境だからこそ、思い切って後悔しないような受験生ライフを送ってほしいなと思います。ここまで読んでくれてありがとうございました。


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