絶対に外さない!『お店選び大全』
・会社の懇親会、取引先との接待、デート等の用事があり、お店選びで絶対にミスしたくない。
・無難なお店ではなく「流石!」と言われるようなお店を紹介したい
・明日行くお店を探したいが、人気店はどこも予約が埋まっている
・旅行先で素敵なお店を発掘したい
本稿は、そんなお悩みを解決する「お店選びのすべて」をお教えしたいと思います。
私は現在24歳の社会人2年目ですが、大学1年生からの5年半で少なくとも500種類以上のお店を選んできました。
はじめはハズレを引いてしまうことも多々ありましたが、今では友人や先輩から「○○(私)が選んだお店は間違いない」と言っていただけるようになりました。
というのも、私は今日までの5年半の間、心を許した友人であれ、家族であれ、どんな予定も真剣に、各1時間以上かけてお店を選んできました。
実際に行ってみて良かったお店はその傾向を分析し、微妙だったりハズレだったりしたときは「なぜそれに気づけなかったのか」「どこを見れば事前に分かるか」を分析して、お店選びの法則・理論を積み上げてきました。
今回は、そのようにして作り上げてきた5年半の集大成を披露させていただきます。ぜひ最後までご覧になり、お店選びに活かしてください。
お店選びの極意① どのサイトで探すか
食べログ、一休、Googleマップ、インスタなど色々ありますが、大前提として目的によって使い分けられることが理想です。
また、様々な角度からの意見を拾った方がハズレのリスクも低くなるので、何種類かのサイトを見ることが重要です。
とはいえ、上記の中にも圧倒的なトップが存在します。それはGoogleマップです。
探しやすさと評価の信頼性の観点でGoogleマップが最も優秀です。
Googleマップの点数(⭐︎4.2など)は、単純に全評価者の平均値を取っています。
それに対し食べログは、チェーン店かどうかや、お店が課金しているかなど別のパラメータによって点数が変動するので、正確な世間の評価を一目で見ることができないことが難点です。
また、Googleマップは地図から選べるため最寄り駅や勤務先からの動線を考慮したお店選びがしやすくなります。
以上のことから、お店選びの際はまずGoogleマップで調べます。
お店選びの極意② Googleマップの検索方法
Googleマップを使うにしても、ただなんとなく検索すれば良い訳ではありません。検索方法にも極意があります。
Googleマップでお店を検索する際に注意すべきことは「検索ワードに関連するすべてのお店を拾いきれない」という点です。
例えば「居酒屋」というワードで検索しても、地図上のすべての居酒屋がヒットする訳ではありません。
お店の概要説明や口コミに当該ワードが含まれていないとヒットしないからです。
特に隠れ家レストランや個人経営店は「居酒屋」や「レストラン」ではヒットしづらいため、名店との出会いを逃してしまう恐れがあります。
そこで、Googleマップでお店を探す際は関連するワードを幅広く検索します。
例えば、和食居酒屋を探す場合は、「居酒屋」「日本酒」「和食」「魚」などといった具合です。
目的が決まっていない場合は、「日本酒」「ワイン」「焼酎」「魚」「焼鳥」「イタリアン」など、ジャンル問わず色々なワードをかけてみると良いです。
以上の方法で、その地域にあるお店を網羅的に拾うことができます。
お店選びの極意③ ヒットしたお店の絞り込み方
お店選びで皆様が最も悩まれるところは、絞り込み方だと思います。
特に、様々なワードで検索すると膨大な数のお店がヒットするので、この中からダイヤモンドの原石を見つけ出す方法をお教えします。
絞り込む際は、「候補を一気に減らせるもの」かつ「簡単な作業で絞れるもの」から始めるのが鉄則です。
そこで、絞り込みやすい要素から順番に解説していきます。
1.評価
評価の高さが最も簡単に、かつ一気にふるいにかけられます。
絞り込みのメニューの「高評価」をタップすると、☆4.0以上のお店に絞ることができます。これでかなり絞り込めます。
ちなみに、Google評価は高級店ほど評価が高くなりやすく、安いお店ほど低くなりがちです。
したがって、10000円以上の高級店を選ぶ際は⭐︎4.4以上、3000円以内の安い居酒屋を選ぶ際は⭐︎3.6以上から選ぶなど、予算に応じて評価の下限値を設定しましょう。
2.値段
次に値段です。予算に合うお店に絞り込みます。
およその客単価は、☆の下や口コミに記載されている場合か多いですが、記載されていないお店もあります。
その場合は、ドリンクメニューの写真を見るのが良いです。
ドリンクの価格帯と料理の価格帯は概ね比例するので、ドリンクの値段を見ればおおよその単価がわかります。
(例:レストラン/居酒屋の場合)
・レモンサワー 300円以下 → 2000円前後
・レモンサワー 300円~400円 → 2000円~3500円
・レモンサワー 450円~480円 → 3000円~5000円
・レモンサワー 550円~650円 → 4000円~6000円
・レモンサワー 700円以上 → 6000円以上
※1 5年前の写真とかがあるので注意しましょう
食べログのメニューの方が比較的新しいです
※2 "生絞り"レモンサワーは普通のより相場100円高いので、ウーロンハイなどの値段を見ましょう
3.座席
次に、座席のスタイルです。
カウンター、テーブル、個室などから目的に合った座席があるお店を選びます。
「写真」タブの「雰囲気」を見るか、食べログ「座席」タブを参照してください。
椅子のタイプも考慮しましょう。
ソファ席 or 座敷 > 背もたれあり >> 丸椅子
の順で居心地が良いので、相手の年齢や関係性によって妥協ラインを決めましょう。
※カウンター席の場合は、背もたれがなくても基本的に目を瞑ります
4.雰囲気
ここまでは「場所」「評価」「値段」「座席」と”客観的な条件”の部分で選定してきましたが、ここからは”センス”が表れる部分になります。
その一つが雰囲気です。
お店の雰囲気は、ワイワイ系⇔しっとり系のグラデーションのどこかに位置します。
これも目的や相手に応じた雰囲気を選びましょう。
例えば付き合う前のデートでのオススメは、ワイワイ系を0,しっとり系を10としたときの4~7です。うるさすぎたり、雰囲気が良すぎるお店は避けましょう。大抵、安ければ安いほどワイワイ系です。
5.口コミ
ここまでの作業で2~6店ほどに絞り込めたら、
口コミをいくつか読んでお店の長所と欠点をチェックし、1〜3店舗に絞り込みます。
まず、低評価の口コミは、懸念点を知る上で非常に参考になります。
そのお店のどこが悪いのか、また気にするべきか否かが分かるからです。
「口コミ」タブの並べ替え機能で「評価の低い順」をタップすると低評価を効率的に閲覧できます。
低評価の見方ですが、「低評価されている部分」「投稿日」「同じ口コミが多いか」の3点に注目します。
(低評価されている部分の見方)
内容を見ます。例えば「バイトの接客が悪い」と書かれていても、自分達の訪問日とシフトが被る可能性は低いのであまり気にしなくて良いです。
「店主の接客が悪い」と書かれている場合も、単に投稿者が短気だったりする場合があるので、そこは柔軟に見極めます。
一方「美味しくない」「テーブルが汚い」「虫がいる」などのコメントがあれば致命的なので排除します。
(投稿日の見方)
最近の投稿であるほど信頼性の高い情報と考えます。
例えば、4,5年前の口コミが低くても、最近の口コミが高ければ、色々と改善されていると考えられるので高評価となります。
(同じ口コミが多いかの見方)
低評価の人たちのコメントをまとめて見て、同じ内容が多いかどうかチェックします。多くの人が同じ部分を指摘していれば、それだけ信頼性のある情報と言えるので評価が下がります。
(その他)
・☆4.0以上でも投稿数が10未満のお店は信憑性がないのであまりおすすめしません。
・一応ランチの口コミかディナーの口コミかも考慮します。ランチは評価が高いけど、ディナーは低い(またはその逆)といったお店が結構あるからです。
・応用編として、1日の想定顧客数に対して明らかに高頻度で投稿されてい
るお店があります。
このようなお店は「Googleマップを投稿したら10%OFF」のような施策を
行っている可能性が高いので除外します。
なぜなら、普段投稿していない消費者が適当に☆5をつけたり、会計時に
投稿画面を店員に見せるため低評価をつけづらいといった心理がはたら
き、評価が高くなるからです。
以上のことをチェックし、致命的な欠点があるお店や高評価の質が悪いお店を排除しましょう。
お店選びの極意④ 相手への提示の仕方
ここまでの方法で入念に選定すれば、否が応でも3つ以内に絞り込めます。
あとは相手に提示する方法ですが、予定の決まり方によって2パターンに分かれます。
1つ目は、既にジャンルが決まっている場合です。
例えば、最初から「イタリアンに行こう」「焼肉に行こう」と約束しているケースです。
この場合は、1つだけ提示するのが良いです。
なぜなら、同じジャンルで2つ提示されたら「どっちでもいい」と思われるからです。
「価格帯の違う店を2つ提示する」というのも、選ぶ側に気を遣わせてしまうため私は反対です。
絶妙な価格帯のお店を1つだけ提示しましょう。
それが難しいという方は、とりあえず予算5000円以内(レモンサワーが480円未満)にしておけば、価格面で不満を持たれることはないです。
また、大人数であるほど安いところが望ましいです。多少質が劣っても、安い分には反発が起こりにくいからです。
次に、ジャンルが決まっていない場合です。
これは、ジャンルの異なる2、3個を提示して相手に選んでもらうのが望ましいです。
相手の好みが分かれる「和・洋・中」や「肉系と海鮮系」で提示するのが無難です。
お店選びの極意⑤ 食べログの活用方法
ここまでGoogleマップの活用方法をメインで解説しましたが、
食べログもかなり優秀なので、Googleマップの次によく利用します。
私は以下の用途で利用しています。
密集地(新宿、渋谷、新橋エリア)でお店を探すとき
予算が細かく決まっているとき
気になっているお店の口コミ検索
Google評価の裏付け
上記の理由をそれぞれ解説します。
(密集エリア)
密集エリアで食べログを使う理由は、密集地をGoogleマップで検索すると半分くらいしかヒットしない現象が発生するからです。
また、単純にお店の数が多すぎるので、食べログの絞り込み機能を細かめに設定して、予め絞っておくという手法を取ったりします。
(予算が細かく決まっているとき)
予算が細かく決まっているときに食べログを使うのは、
予算を1000円単位で絞り込む機能があるためです。
例えば、会社の懇親会で会費が5000円と予め決まっている場合に利用します。
(口コミ検索)
口コミ検索については、例えば特定のメニューの評価を知りたいときに使います。アプリ版にしかない機能なので、アプリのインストールをおすすめします。
(Google評価の裏付け)
Google評価の裏付けは念の為に行う程度で、あまり重要視しません。
☆3.0台とかだったら流石に不安なので、③-5の方法で口コミを詳しくチェックします。
お店選びの極意⑥ インスタ/TikTokの活用方法
インスタ/TikTokは時短目的でよく利用します。
「地名 グルメ」でタグ検索すれば、その地域の有名どころが概ね把握できるからです。
また、ある地域に特化したグルメインスタグラマーを見つければ、その地域においては簡単に良い感じのお店を知ることができます。
しかし、インスタやTikTokにはハズレのお店も多いです。
案件やミーハーの投稿が多いからです。
したがって、必ずGoogleマップでも評価を確認しましょう。
結論、ゼロからGoogleマップで調べる気力がなく、ある程度目星をつけてから調べたいというときに非常におすすめです。
お店選びの極意⑦ 予約方法
超人気店は除き、予約は基本電話で行います。
なぜなら、店員さんが地雷の場合に気づくことができるからです。
可能であれば19時台のピークタイムは避け、オープン直後やクローズ前に電話しましょう。
こんな感じのお店を選べ!実際に良かったお店ご紹介
最後に、私が実際に行って良かったお店を場面別に紹介します。
「この価格帯でこのくらいの評価だったら間違いないんだな」という物差しとして参考にしていただければと思います。
1.デート
・新橋二丁目九番地らんたん @新橋
→ Google評価4.3、4000円〜5000円、しっとり度6
・あんぽんたん @高円寺
→ Google評価4.2、3000円〜4000円、 しっとり度5
・だるま @清澄白河
→ Google評価4.1、2000円~3000円、しっとり度4
2.社内懇親会(6人)
・Pizzeria Bar Trico @新橋
→ Google評価4.2、4000円前後
・わらやき屋 龍馬道場 @新橋
→ Google評価4.0、5000円前後
3.同期20人で懇親会
・座敷のあるチェーン居酒屋:土間土間、すみれ、北海道など
→ チェーン店とはいえGoogle評価☆3.5以上は欲しい。チェーン店はオペレーションが大人数慣れしているので良い
・KICHIRI @銀座
→ Google評価4.1、5000円前後
・るみなすキッチン @川崎
→ Google評価4.1、4000円〜5000円
貸切が可能なお店はGood
・旨い魚とレモンサワー トロ匠 @川崎
→ Google評価4.0、4000円前後